Episoder
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雪をおきて梅をな恋ひそ あしひきの山片付(かたつ)きて家居(いえゐ)せる君
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風交(まじ)り雪は降りつつ しかすがに 霞たなびき春さりにけり
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Manglende episoder?
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命をし真幸(まさき)くもがも 名欲山(なほりやま)岩踏(いはふ)み平(なら)し またまたも来(こ)む
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明日よりはわれは恋ひむな 名欲山(なほりやま)岩踏(いわふ)み平(なら)し 君が越え去(い)なば
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君なくは何(な)ぞ身装(みよそ)はむ 櫛笥(くしげ)なる黄楊(つげ)の小櫛(をぐし)も取らむとも思はず
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絶等寸(たゆらき)の山の峰(を)の上(へ)の桜花 咲かむ春べは 君し偲はむ
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かくのみし恋ひし渡れば たまきはる命もわれは惜しけくもなし
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石上布留(いそのかみふる)の早稲田(わさだ)の 穂には出でず 心のうちに恋ふるこのころ
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豊国(とよくに)の香春(かはる)は我家(わぎへ) 紐児(ひものこ)にいつがりをれば 香春は我家
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【2024年1月13日 放送分】
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冬ごもり春べを恋ひて植ゑし木の 実になる時を片待つわれぞ
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妹(いも)が門入(かどい)り泉川(いづみがは)の常滑(とこなめ)に み雪残れり いまだ冬かも
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玉くしげ明けまく惜しきあたら夜(よ)を 衣手(ころもで)離(か)れて ひとりかも寝む
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秋風に山吹の瀬の響(な)るなへに 天雲(あまくも)翔(か)ける雁に会ふかも
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巨椋(おほくら)の入江響(とよ)むなり 射目人(いめひと)の伏見が田居に雁渡るらし
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旅であるので、この夜中をさして照る月が、高島山に隠れてゆくのが惜しい
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あぶり干す人もあれやも 濡衣(ぬれきぬ)を家にはやらな 旅のしるしに
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白鳥(しらとり)の鷺坂山(さぎさかやま)の松蔭に 宿りて行かな 夜もふけ行くを
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今造る久邇(くに)の都は 山川の清(さや)けき見れば うべ知らすらし
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前日(をとつひ)も昨日(きのふ)も今日(けふ)も見つれども 明日さへ見まく欲しき君かも
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