エピソード
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いまの学校は「オワコン」。近代資本主義にあわせて、労働者を大量生産するために作られたこれまでの学校の形は、いまの社会では役に立たない終わったコンテンツになっていると指摘する、今週の講師、日野田直彦さん。またいま日本の学校は内部に様々な問題を抱えています。特に「ブラック」と表現される職場環境や教員のなり手不足は深刻で、このままでは学校教育そのものの存続自体を危ぶむ声も出ています。教育を通して、社会を変革することを目指し、学校を変えるべくさまざまな取り組みを続ける日野田さんは、このニッポンの学校をめぐる問題、どう考えているのでしょうか。
未来授業4時間目。テーマは「狭き門より入れ」
◆日野田 直彦(ひのだ・なおひこ)
千代田国際中学校校長。1977年大阪府生まれ。
幼少期をタイで過ごし、帰国後は欧米の最先端の教育に取り組む同志社国際で揉まれる。同志社大学卒業後、進学塾、私立中高の新規立ち上げ、公立・私立の校長を経験。36歳(当時最年少)で校長になった大阪府立箕面高校では、地域の4番手の「普通」の学校の生徒が海外大学に多数進学し、注目を集める。武蔵野大学中学・高等学校では、定員割れ、予備校が出す偏差値が「判定不能」、9年で5人も校長が交代する倒産寸前の状態からV字回復。学校再建のロールモデルを構築すべく奮闘中。
新著『東大よりも世界に近い学校』 -
「日本で一番、学校説明会に人が集まる校長」、今週の講師 日野田直彦さんが校長や学園長を務める学校は、実際、毎年のべ1万人以上の親子が説明会に参加するほどの人気だと言います。その人気の理由の一つが、数多くの学生を海外の大学に送り出してきた日野田さんの実績。塾に行っているわけでもなく、海外生活の経験もなく、家庭に経済力がなくても、学生を海外の大学に進学させてきたことが高い評価を受けています。
「目的は、海外の大学に進学させることではなく、あくまで選択肢を広げること」。
一方でいまの時代は、学生が海外を目指す「大きなチャンスの時代」だと話します。
未来授業3時間目 テーマは「海外の大学という選択肢」
◆日野田 直彦(ひのだ・なおひこ)
千代田国際中学校校長。1977年大阪府生まれ。
幼少期をタイで過ごし、帰国後は欧米の最先端の教育に取り組む同志社国際で揉まれる。同志社大学卒業後、進学塾、私立中高の新規立ち上げ、公立・私立の校長を経験。36歳(当時最年少)で校長になった大阪府立箕面高校では、地域の4番手の「普通」の学校の生徒が海外大学に多数進学し、注目を集める。武蔵野大学中学・高等学校では、定員割れ、予備校が出す偏差値が「判定不能」、9年で5人も校長が交代する倒産寸前の状態からV字回復。学校再建のロールモデルを構築すべく奮闘中。
新著『東大よりも世界に近い学校』 -
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「日本で一番、学校説明会に人が集まる校長」、今週の講師 日野田直彦さんが校長や学園長を務める学校は、実際、毎年のべ1万人以上の親子が説明会に参加するほどの人気だと言います。
倒産寸前だった学校経営をV字回復させ、定員割れしていた学校を人気校に押し上げ、そして数多くの学生を海外の大学に送り出してきた日野田さん。その手腕は海外からも注目を集め、海外の大学の入試担当者が「日野田の教え子が欲しい」とアクセスしてくることもあるとか。日野田さんがかかわる学校ではいったい、どんな教育が行われているのでしょうか。
未来授業2時間目 テーマは「目的意識とオーナーシップ」
◆日野田 直彦(ひのだ・なおひこ)
千代田国際中学校校長。1977年大阪府生まれ。
幼少期をタイで過ごし、帰国後は欧米の最先端の教育に取り組む同志社国際で揉まれる。同志社大学卒業後、進学塾、私立中高の新規立ち上げ、公立・私立の校長を経験。36歳(当時最年少)で校長になった大阪府立箕面高校では、地域の4番手の「普通」の学校の生徒が海外大学に多数進学し、注目を集める。武蔵野大学中学・高等学校では、定員割れ、予備校が出す偏差値が「判定不能」、9年で5人も校長が交代する倒産寸前の状態からV字回復。学校再建のロールモデルを構築すべく奮闘中。
新著『東大よりも世界に近い学校』 -
「日本で一番、学校説明会に人が集まる校長」、こう呼ばれているのが今週の講師・日野田直彦さん。大学時代から日本の教育を変えることを志し、塾講師、社会科の教員などを経て、大阪府立箕面高校の校長に民間人校長として就任。地域の4番手だった高校を海外の大学に多数進学する学校に改革して注目を集めました。
2018年以降は、東京・武蔵野大学中学校・高等学校、千代田高等学校、千代田国際中学の校長や理事長を務め、倒産寸前だった学校経営をV字回復させ話題に。
そんな日野田さんが目指すのは「教育を通して、社会を変革する」ということ。
そして、いまの日本の学校が置かれている状況をあるネットスラングで表現しています。
未来授業1時間目。テーマは「日本の学校は、オワコンです」
◆日野田 直彦(ひのだ・なおひこ)
千代田国際中学校校長。1977年大阪府生まれ。
幼少期をタイで過ごし、帰国後は欧米の最先端の教育に取り組む同志社国際で揉まれる。同志社大学卒業後、進学塾、私立中高の新規立ち上げ、公立・私立の校長を経験。36歳(当時最年少)で校長になった大阪府立箕面高校では、地域の4番手の「普通」の学校の生徒が海外大学に多数進学し、注目を集める。武蔵野大学中学・高等学校では、定員割れ、予備校が出す偏差値が「判定不能」、9年で5人も校長が交代する倒産寸前の状態からV字回復。学校再建のロールモデルを構築すべく奮闘中。
新著『東大よりも世界に近い学校』 -
2012年、東日本大震災の津波被害を受けた石巻市の缶詰工場を追いかけたドキュメンタリー作品で監督デビュー。
海外の映画祭でも高い評価を受け、30代後半と遅咲きながらドキュメンタリー監督として独立を果たした岸田さん。
ドキュメンタリーの手法を取り入れた広告制作と、自ら取材して伝えるジャーナリズムとしての仕事を両輪に、日本はもちろん世界を飛び回っています。
そしていま、岸田さんは、数年かけて取材してきたテーマを長編ドキュメンタリー映画として、発表しようとしています。
未来授業4時間目 テーマは「リ・スタートアップ」
◆岸田浩和
京都市生まれ。2012年発表の短編「缶闘記」で監督デビューし、5ヶ国8箇所の映画祭に入選。Yahoo! CREATOR’S、スマートニュース、VICE メディアジャパン、Yahoo!ニュース特集などに、独自企画の取材作品を掲載。2015年に株式会社ドキュメンタリー4を設立し、2016年発表の「桜田最後の100日間」は、ニューヨーク市フード映画祭で最優秀短編賞・観客賞を受賞、シアトル国際映画祭・コンペティション部門ノミネート。現在は、ゲーム会社を舞台にした長編ドキュメンタリー作の公開準備中。ナイジェリアのサッカーや水産資源問題、在日外国人に関するドキュメンタリーを長期取材中。関西学院大学や複数の映像学校で講師を務める。 -
2012年、東日本大震災の津波被害を受けた石巻市の缶詰工場を追いかけたドキュメンタリー作品で監督デビュー。
海外の映画祭でも高い評価を受け、30代後半と遅咲きながらドキュメンタリー監督として独立を果たした岸田さん。
その後は、自ら制作会社を立ち上げ、ドキュメンタリーの手法を取り入れた
企業CMやプロモーション映像の制作という新しいジャンルにも乗り出し、「映像を作る仕事」は、軌道に乗ったといいます。
ただ、本来やりたい仕事は、光の当たらない人たち、知られざるストーリーを取材してドキュメンタリーを作ること。
岸田さんがそんな想いに立ち返った頃、海の向こう・台湾で大きな出来事が起こりました。
未来授業3時間目 テーマは「それは取材か、旅行か」
◆岸田浩和
京都市生まれ。2012年発表の短編「缶闘記」で監督デビューし、5ヶ国8箇所の映画祭に入選。Yahoo! CREATOR’S、スマートニュース、VICE メディアジャパン、Yahoo!ニュース特集などに、独自企画の取材作品を掲載。2015年に株式会社ドキュメンタリー4を設立し、2016年発表の「桜田最後の100日間」は、ニューヨーク市フード映画祭で最優秀短編賞・観客賞を受賞、シアトル国際映画祭・コンペティション部門ノミネート。現在は、ゲーム会社を舞台にした長編ドキュメンタリー作の公開準備中。ナイジェリアのサッカーや水産資源問題、在日外国人に関するドキュメンタリーを長期取材中。関西学院大学や複数の映像学校で講師を務める。 -
大学を卒業後、会社員としての生活をするなかで、学生時代の友人に言われた「岸田、おもしろくなくなったな」という一言。
これをきっかけに、「取材をする仕事」を目指したという岸田さん。
会社員を続けながらライタースクールに通い、記者になる道を模索するのですが、年齢35歳で、「未経験」の岸田さんを受け入れてくれるメディアはなかったといいます。
そうした中で起きたのが、2011年の東日本大震災。
とにかく被災地/東北へ行こうと考えた岸田さんは、記者をしている大学の先輩に、同行する形で被災地へ。
そこで初めてカメラを回し、被災した人々にレンズを向けたといいます。
宮城県石巻市で、1年近く取材を続け、初めてのドキュメンタリー作品を発表し、高い評価を受けることに。
未来授業2時間目 テーマは「ナレーションのないドキュメンタリー」
◆岸田浩和
京都市生まれ。2012年発表の短編「缶闘記」で監督デビューし、5ヶ国8箇所の映画祭に入選。Yahoo! CREATOR’S、スマートニュース、VICE メディアジャパン、Yahoo!ニュース特集などに、独自企画の取材作品を掲載。2015年に株式会社ドキュメンタリー4を設立し、2016年発表の「桜田最後の100日間」は、ニューヨーク市フード映画祭で最優秀短編賞・観客賞を受賞、シアトル国際映画祭・コンペティション部門ノミネート。現在は、ゲーム会社を舞台にした長編ドキュメンタリー作の公開準備中。ナイジェリアのサッカーや水産資源問題、在日外国人に関するドキュメンタリーを長期取材中。関西学院大学や複数の映像学校で講師を務める。 -
ドキュメンタリー監督 岸田浩和さん。
ノーナレーションの手法でまとめた岸田さんの作品は、様々な映画祭で高い評価を受けています。
また、ドキュメンタリーの手法を取り入れた企業広告やプロモーション映像も数々制作しています。
岸田さんがカメラを手に初めて「取材」という活動をはじめたのは、実は30代後半。
かなり「遅咲き」です。
今週は、遅咲きのドキュメンタリー監督・岸田さんが映像の世界に飛び込んだきっかけと、世界の取材エピソードを伺っていきます。
未来授業1時間目。
まずは、それまで普通の会社員だった岸田さんが、カメラを手にすることになった理由から。
テーマは「おもんない、と言われて」
◆岸田浩和
京都市生まれ。2012年発表の短編「缶闘記」で監督デビューし、5ヶ国8箇所の映画祭に入選。Yahoo! CREATOR’S、スマートニュース、VICE メディアジャパン、Yahoo!ニュース特集などに、独自企画の取材作品を掲載。2015年に株式会社ドキュメンタリー4を設立し、2016年発表の「桜田最後の100日間」は、ニューヨーク市フード映画祭で最優秀短編賞・観客賞を受賞、シアトル国際映画祭・コンペティション部門ノミネート。現在は、ゲーム会社を舞台にした長編ドキュメンタリー作の公開準備中。ナイジェリアのサッカーや水産資源問題、在日外国人に関するドキュメンタリーを長期取材中。関西学院大学や複数の映像学校で講師を務める。 -
未来授業、今週の講師は、ジャーナリストの内田洋子さん。
20 代でイタリアに渡り、通信社を立ち上げて、現地のニュースや情報を日本に配信。
また、ニュースからこぼれた人々の暮らしをエッセイに綴ってきました。
イタリアの小さな村の「本の行商人」に光をあてた作品では、外国人としてはじめて、“イタリア版の本屋大賞”を受賞しています。
―日本人の知らないイタリアを伝えたい。
―心を開いて、話を聞かせてくれた人の気持ちに応えたい。
イタリアでの活動はすでに40年を超えました。
未来授業4時間目、テーマは『祖国とは国語である』
◆内田洋子
1959年、兵庫県神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。欧州と日本間でマスメディア向けの情報を配信。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。他の著書に、『カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想』『どうしようもないのに、好き イタリア15の恋愛物語』(共に集英社文庫)、『ミラノの太陽、シチリアの月』(小学館文庫)など多数。2019年、ウンベルト・アニェッリ記念 最優秀ジャーナリスト賞を、2020年、イタリアの書店員が選ぶ文学賞 第68回露天商賞授賞式にて、外国人として初めて〈金の籠賞〉を受賞。 -
未来授業、今週の講師は、ジャーナリストの内田洋子さん。
イタリア暮らしは40年以上。
自ら通信社を設立し、現地のニュースや情報を日本に届けてきました。
現代のイタリア社会が抱える葛藤も、つぶさに観察してきました。
ジェンダーバイアスの問題。高い失業率。移民政策。治安の悪化。社会の断絶。
「陽気なイタリア」というイメージからは想像できない社会のひずみをいま目の当たりにしています。
未来授業3時間目、テーマは『イタリアのリアル、広場に降りる』
◆内田洋子
1959年、兵庫県神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。欧州と日本間でマスメディア向けの情報を配信。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。他の著書に、『カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想』『どうしようもないのに、好き イタリア15の恋愛物語』(共に集英社文庫)、『ミラノの太陽、シチリアの月』(小学館文庫)など多数。2019年、ウンベルト・アニェッリ記念 最優秀ジャーナリスト賞を、2020年、イタリアの書店員が選ぶ文学賞 第68回露天商賞授賞式にて、外国人として初めて〈金の籠賞〉を受賞。 -
未来授業、今週の講師は、ジャーナリストの内田洋子さん。
イタリア暮らしは40年以上。
現地のニュースや情報を日本に届ける通信社を長年切り盛りしてきました。
ニュースからこぼれたイタリアの素顔は、内田さんの精緻な文章で極上のエッセイに。
代表作「ジーノの家」は日本エッセイスト・クラブ賞などを受賞しました。
イタリアと聞くと、陽気な国民性をイメージする人が多いかもしれません。
でも、内田さんの作品に登場するのは、切なく、ときに悲しい、イタリアの「普通の人々」の姿です。
未来授業2時間目、テーマは『イタリアの光と影、泣かないために笑う』
◆内田洋子
1959年、兵庫県神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。欧州と日本間でマスメディア向けの情報を配信。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。他の著書に、『カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想』『どうしようもないのに、好き イタリア15の恋愛物語』(共に集英社文庫)、『ミラノの太陽、シチリアの月』(小学館文庫)など多数。2019年、ウンベルト・アニェッリ記念 最優秀ジャーナリスト賞を、2020年、イタリアの書店員が選ぶ文学賞 第68回露天商賞授賞式にて、外国人として初めて〈金の籠賞〉を受賞。 -
未来授業、今週の講師は、ジャーナリストの内田洋子さん。
イタリア暮らしは40年以上。
自ら通信社を設立し、現地のニュースや情報を日本に届けてきました。
内田さんの取材の極意は、「自分で現場に行き、自分の目で確かめること」。
気に入れば、そこに住んでしまうこともあります。
一方、ニュースにはならないこぼれ話を、内田さんは精緻な文章で、極上のエッセイに仕立ててきました。
最新刊は「イタリア暮らし」。
未来授業1時間目、テーマは『足で稼ぐ、懐に入る』
◆内田洋子
1959年、兵庫県神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。欧州と日本間でマスメディア向けの情報を配信。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。他の著書に、『カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想』『どうしようもないのに、好き イタリア15の恋愛物語』(共に集英社文庫)、『ミラノの太陽、シチリアの月』(小学館文庫)など多数。2019年、ウンベルト・アニェッリ記念 最優秀ジャーナリスト賞を、2020年、イタリアの書店員が選ぶ文学賞 第68回露天商賞授賞式にて、外国人として初めて〈金の籠賞〉を受賞。 -
今週の講師は、電通サイエンスジャムの主席研究員、荻野幹人さん。
脳波を測定してコンピューターにつなぐ技術「BCI(ブレイン・コンピューター・インターフェース)」の研究者です。
この技術開発の先には、脳波の動きだけで車を運転したり、イメージするだけで海外旅行ができたり、想像を超えた未来が待っているかもしれません。
脳の研究を行う中で、荻野さんは「人間の脳の神秘」に日々驚かされるといいます。
未来授業4時間目、テーマは 『人間の脳という未知の領域』
◆荻野幹人(おぎの・みきと)
電通サイエンスジャムの主席研究員
ノウパシー開発者
ニューロサイエンティスト 脳神経科学の研究者 -
今週の講師は、電通サイエンスジャムの主席研究員、荻野幹人さん。
荻野さんのチームが開発した「脳パシー」という機器で脳波を測定し、それをコンピューターにつなぐと、体を動かさずに考えるだけで他人に意志を伝えることが可能です。これは、BCI(ブレイン・コンピューター・インターフェース)と呼ばれ、全身の筋肉が動かなくなる難病、ALS患者のコミュニケーションに役立ちます。一方、この技術の新たな活用方法の模索もすでに始まっています。
未来授業3時間目、テーマは『脳パシーの可能性と未来』
◆荻野幹人(おぎの・みきと)
電通サイエンスジャムの主席研究員
ノウパシー開発者
ニューロサイエンティスト 脳神経科学の研究者 -
今週の講師は、電通サイエンスジャムの主席研究員、荻野幹人さん。
荻野さんのチームは、脳とコンピューターをつなぐ技術「BCI(ブレーン・コンピューター・インターフェース)」の研究開発を行い、脳波を測定することで自分の伝えたい意思を選択する機器「NOUPATHY(脳パシー)」を開発。全身の筋肉が動かなくなる難病ALS患者の大きな希望となっています。
音に対する脳の反応で、意志や考えを伝えることができる「NOUPATHY」。その仕組みとはどんなものなでしょうか。
未来授業2時間目、テーマは 『脳パシーの仕組みと開発の壁』
◆荻野幹人(おぎの・みきと)
電通サイエンスジャムの主席研究員
ノウパシー開発者
ニューロサイエンティスト 脳神経科学の研究者 -
今週の講師は、電通サイエンスジャムの主席研究員、荻野幹人さん。
荻野さんが取り組むのは、脳とコンピューターをつなぐ技術「BCI(ブレーン・コンピューター・インターフェース)」の研究。考えるだけで自分の意志を他人に伝えることができたら、その技術は全身の筋肉が動かなくなる難病ALS患者にとって大きな希望となります。
荻野さんの研究チ―ムは、脳波を測定する機器を「テレパシー」をもじって「NOUPATHY(脳パシー)」と名付けました。
未来授業1時間目、テーマは
『脳とコンピューターをつなぐ技術、ブレーン・コンピューター・インターフェース』
◆荻野幹人(おぎの・みきと)
電通サイエンスジャムの主席研究員
ノウパシー開発者
ニューロサイエンティスト 脳神経科学の研究者 -
ユネスコの無形文化遺産に登録された「風流踊」。これは日本各地で古くから伝わる盆踊りをはじめとした地域の民間芸能のこと。ただ「盆踊り」は、こうした古い歴史を持つものばかりではないそうです。
例えば「東京音頭」は、関東大震災からの復興ソングとして生まれたもの。「ドラえもん音頭」など、アニメの盆踊りソングは高度経済成長期、東京など都市部で新たなコミュニティが作られ、みんなで踊れる共通の盆踊りが必要だということで生まれたと言われます。
北海道のよさこいソーラン、高円寺の阿波おどりも、歴史はまだ数十年。ではその先の盆踊りはどうなるのでしょうか。
未来授業4時間目。テーマは「進化か 原点回帰か」
◆柳田尚也(やなぎた・ひさや)
盆踊りの総合情報サイト「盆踊りの世界 」主宰
湘南盆踊り研究会 代表 -
去年11月、ユネスコが盆踊りをはじめとした各地に伝わる日本の民俗芸能「風流踊」を無形文化遺産に登録することを決定。各地では登録された伝統的な踊りを改めてPRする動きも活発に。インバウンド回復というタイミングもあって、今後観光コンテンツとして注目を集めることも予想されます。
ただ一方、「世界遺産」に登録されたことで各地域にこれまで思いもよらなかった「課題」も出てくるといいます。
未来授業3時間目。テーマは「世界遺産になる、ということ」
◆柳田尚也(やなぎた・ひさや)
盆踊りの総合情報サイト「盆踊りの世界 」主宰
湘南盆踊り研究会 代表 -
去年11月、ユネスコが盆踊りをはじめとした、各地に伝わる日本の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」を無形文化遺産に登録することを決定しました。2020年から続いた新型コロナによる行動制限の影響で全国各地の盆踊りも苦境に立たされていましたが、無形文化遺産の登録というニュースは全国の関係者に大きな希望を与えたと言います。
ちなみに、このニュースが飛び込んできたのはサッカーワールドカップの真っ最中。森保ジャパンの快挙に日本中が沸き立つなか、盆踊り関係者の方々はもうひとつの日本の快挙に沸き立っていたという事実はあまり知られていません。
未来授業2時間目。きょうはこの快挙の理由を柳田さんに詳しく解説してもらいます。
テーマは「日本人の美意識 と コミュニティ」
◆柳田尚也(やなぎた・ひさや)
盆踊りの総合情報サイト「盆踊りの世界 」主宰
湘南盆踊り研究会 代表 -
去年11月、ユネスコが盆踊りをはじめとした、各地に伝わる日本の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」を無形文化遺産に登録することを決定しました。登録されたのは岐阜県の郡上おどりをはじめ、24都府県の合わせて41件の伝統芸能。東京で古くから伝わる踊りも3つ含まれています。
柳田尚也さんはそんな日本各地の盆踊りの魅力に引き込まれ、自ら全国の会場へ足を運び、実際に踊り、独自に研究を重ねてきた方。これまでにのべ百箇所を超える盆踊りを訪れています。
今週はそんな柳田さんが愛してやまないニッポンの盆踊りの魅力、ユネスコ無形文化遺産 登録の意義や課題を伺っていきます。
未来授業1時間目。テーマは「岐阜県 郡上八幡の徹夜踊り」
◆柳田尚也(やなぎた・ひさや)
盆踊りの総合情報サイト「盆踊りの世界 」主宰
湘南盆踊り研究会 代表 - もっと表示する