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赤らひく 肌も触れずて 寝たれども 心を異には 吾が思はなくに
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朝影にわが身はなりぬ 玉かぎる ほのかに見えて 去にし子ゆゑに
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われゆ後生れむ人は わがごとく恋する道に会ひこすな ゆめ
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たらちねの母が手放れ かくばかりすべなき事はいまだ為なくに
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朝戸出の君が足結を 濡らす露原 早く起き 出でつつわれも 裳裾濡らさな
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山遠き都にしあれば さ雄鹿の妻呼ぶ声は 乏くもあるか
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君に恋ひうらぶれ居れば 敷の野の 秋萩凌ぎ さ雄鹿鳴くも
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このころの秋の朝明に霧隠り妻呼ぶ鹿の声のさやけさ
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春日野の萩し散りなば 朝東風の風にたぐひて 此処に散り来ね
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秋風は急くとく吹き来 萩の花散らまく惜しみ 競ひ立つ見む
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この夕 秋風吹きぬ 白露に争ふ萩の 明日咲かむ見む
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奥山に住むとふ鹿の 宵さらず 妻問う萩の 散らまく惜しも
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真田葛延ふ 夏野のしげくかく恋ひば まことわが命 常ならめやも
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このころの 恋のしげけく夏草の 刈り払へども 生ひしくごとし
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人言(ひとごと)は 夏野の草のしげくとも 妹(いも)とわれとし 携(たづさ)はり寝ば
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晩蝉(ひぐらし)は時と鳴けども 恋ふるにし 手弱女(たわやめ)われは時わかず泣く
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黙然(もだ)もあらむ時も鳴かなむ 晩蝉(ひぐらし)のもの思ふ時に鳴きつつもとな
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わが衣(きぬ)を君に着せよと 霍公鳥われをうながす 袖に来居(きゐ)つつ
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橘の林を植ゑむ 霍公鳥常に冬まで住み渡るがね
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卯の花の散らまく惜しみ 霍公鳥野に出(で)山に入り 来鳴き響(とよも)す
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