Episoder

  • 大丈夫、ちゃんと上達します。英語の“あなた”を育てよう!

    こんな風に感じたこと、ありませんか?

    「もっと若いうちに英語やっておけばよかったな…」

    「話すのが苦手すぎて、恥ずかしい…」

    「何年やっても話せるようにならない気がする…」

    英語学習をしていると、そんな風に落ち込む日ってありますよね。

    私も、思ったことがうまく言えなくて、「もっとこう言えば伝わったかな…」とモヤモヤすること、あります。

    でも、そんな「できなかった体験」の中にも、実は学びの種が必ずあるんです。

    英語学習って、ただゴールに向かう一本道ではなくて、

    新しい“自分”を育てていく旅のようなものなんですよね。

    大丈夫、ちゃんと上達します。英語の“あなた”を育てよう。というテーマでお送りします。

    1 英語学習を始める年齢について

    何をするにも遅すぎることはありません。何歳から始めても必ず英語力は伸びていきます。

    ただ、年齢が影響する部分と、しない部分があります。

    たとえば、発音。

    ネイティブのような発音を自然に身につけるには、6歳ごろまでに英語環境に触れていることが有利だと言われています。

    また、記憶力も、年齢とともに少しずつ変化し部分もあります。

    でも、英語学習において、年齢には関係ないこと、むしろ有利になることもあります。大人には大人の強みがあります。

    ​ 物事を深く理解できる「読解力」​ 相手の気持ちをくみ取る「共感力」​ 経験から学びを広げる「応用力」

    これらはどれも、英語をただ“覚える”だけでなく、“使う”ためにはとても大切な力です。

    英語は「暗記」だけではなく、「使う」ことが大事なスキル。

    だからこそ、大人の視点・経験・人間力が、英語学習の中でも活きてくるんです。

    発音がネイティブスピーカーのようじゃなくても、大丈夫です!言葉の選び方や表現にあなたらしさがにじみ出れば、それは大きな魅力になります。

    年齢は壁ではなく、味方にできるもの。焦らず、自分のペースで、自分らしい英語を育てていきましょう。

    ​ 英語の“自分”を育てよう

    英語を学び始めたばかりの「英語の自分」は、まだ生まれたばかりの赤ちゃんのような存在。

    一方で、「日本語の自分」はもう立派な大人。

    言葉も文化も理解していて、空気だって読めてしまう。

    この「日本語の自分」が、つい「英語の自分」に厳しくしてしまうことがあります。

    ​ なんでこんな簡単なことも言えないの?​ あんなに勉強したのに、なんで出てこないの?​ また単語を忘れたの?

    でも、それでは「英語の自分」は萎縮して、成長しにくくなってしまいます。

    必要なのは、「日本語の自分」が「英語の自分」の親になること。

    優しく見守って、大切に育ててあげる姿勢です。

    最初は、うまく言えなくて当たり前。

    でも、語彙を覚えて、フレーズを試して、失敗して、言い直して——。

    そうやって、少しずつ少しずつ、自分らしい英語が育っていきます。

    英語を話す自分の中には、

    今まで知らなかった「もうひとりの自分」がいるかもしれません。

    その自分を、焦らず、愛を持って育てていきましょう。

    「英語の自分の育て方」は、エピソード4「英語の自分を育てよう」で詳しくお話ししています。ぜひ聴いてみてくださいね。

    3 楽しく続ければ必ず伸びます。

    わたしは今までに何百人、何千人もの学生さんをみてきましたが、年齢には関係なく、コツコツと楽しみながら続ける人で、英語が伸びなかった人に出会ったことはありません。絶対にみなさん伸びていきます。

    だから大丈夫です。続けていけば必ず会話力も、リスニング力も伸びていきます。

    焦らず、諦めず、楽しみながら一緒に続けていきましょう。

    まとめ

    1 英語学習に年齢は関係ありません。自分の今の年齢は味方です!

    2 英語の自分を優しく育てましょう

    3 楽しく続ければ必ず上達します

    英語学習は一気にやろうとせず、また早急に結果を求めようとせず、着実に積み上げていったら必ず上達します。

    そして、積み上げた英語力は自分の資産になります。誰からも奪われることはありません。一歩ずつ進んでいきましょう

    それでは今日はここまで。エピソードが役に立ったら、ぜひフォロー&レビューお願いします!

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    …………………………

    みなさん、ネイティブスピーカーと英語で話していて、 “Why?”と聞かれて戸惑ったことはありませんか?

    たとえばこんなこと聞かれますよね:

    • “Why do you like the movie?”

    • “Why did you go to Expo?”

    • “Why do you think that?”

    そんな、Why, whyって聞かれても、特別に理由なんかないんだけどな、とか思いませんか?でも、ここで理由を言わないと、「日本人は物事をちゃんと考えていない」などと言われちゃったりもします。

    日本語だったら、「なんとなく」「直感で」「好きだから」で済ませられる場面も、英語では理由を求められることが多くあります。

    今日のテーマは、このWhyに対応する考え方と、理由を言語化するフレーズ3選についてお話しします。

    1. “日本人が理由を言わないというのは、考えがないからではありません

    日本人の多くがこの “Why?” に対して戸惑ってしまって、「自分には考えがないのかな…」と自信をなくしてしまう人も多いです。

    でも、

    日本人は“自分の考えがない”のではありません!

    ただ、英語圏とは違うやり方でそれを表現しているだけなんです。

    日本語のコミュニケーションのスタイルや文脈では、自分の意見の理由をわざわざ言葉にしないですよね。理由を言語化しない、というのもコミュニケーションの一部なんです。だから、日本語で「なぜですか。」とわざわざ問うときは、「ちゃんと理由が知りたい」というときなので、答える方もちゃんと考えます。

    そういうわけで、英語で話していて”why”と聞かれると、なんか特別なことを答えないといけない感じがしてしまいます。

    2. ネイティブがよく使う“シンプルな理由”

    でも、英語の”why “は、日本語の「なぜ?」ほど重い意味も深い意味もないことが多いです。

    だから、”why”に対するネイティブスピーカーの答えも軽いことがおおいです。

    たとえば:

    • “Because I felt like it.”(なんとなくそんな気がしたから)

    • “I just love it.”(ただ好きなんだ)

    • “I guess it looked interesting.”(面白そうに見えたからかな)

    これくらいラフでOK!深くて論理的な理由を言わなきゃ、なんて思わなくていいんです。

    大事なのは、なんとなくでもいいから、「とりあえず何か言う」こと。

    そうすることで、会話がスムーズに流れ、相手との距離もぐっと縮まります。

    英語で会話するということは、英語圏の文脈の中で話すということ。そこでは「理由を言う」というコミュニケーションスタイルが前提になります。ただ、それだけのこと。だから気軽にいきましょう!

    3 理由を言語化するフレーズ3選

    それでは、自然にとりあえず理由を言うためのフレーズを3つご紹介します。

    ① “Because it makes me feel ___.”

    これは、自分の感情を理由に使うフレーズで、とても自然な会話になります

    英語日記例:

    Today I went for a walk in the evening. I love walking because it makes me feel refreshed and peaceful.

    今夜は散歩にいった。散歩は好きだ。だってリフレッシュできるし、心が落ち着くから。

    *簡単に感情を表現するくらいで大丈夫です!

    ② “I think ___ because ___.”

    自分の理性的な意見に理由をつける

    会話例:

    A: “Do you like studying online?”

    B: “Yeah, I think it’s great because I can study at my own pace.”

    (オンライン学習はいいと思います。自分のペースで学べるからです)

    *自分の意見を言った後に “because”をくっつけるのを習慣にするといいと思います。

    ③ “Maybe it’s because ___.”

    なんとなくこうかなーという理由をとりあえずいう場合

    会話例:

    A: “Why do you always eat spicy food?”

    なんでそんなに辛いものばっかり食べるの?

    B: “Hmm… maybe it’s because I grew up with it.”

    小さい時から食べてるからかな

    *理由を言うのは、英語力よりも「反射神経」。

    考えすぎず、「今浮かんだことを口に出してみる」練習が大切です。

    おすすめの練習方法:

    • 英語日記で理由を書く練習をする

    • 自分の考えや好きなことを言った後に、becauseをつける習慣をつけるといいです。

    まとめ

    1. 理由が言えないのは、自分の考えがないからじゃない。表現スタイルが違うだけ

    2. 理由は深くなくてOK!なんとなくでいい

    3. “because”を使うのを習慣にしたり、英語日記を書く時に理由も書く練習をするといいです

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    ……………………………

    今日は最近ニュースで話題沸騰。株式市場で使われるイディオムをご紹介します。

    最近、株価の**volatility(価格変動の激しさ)**が高くて、

    「このまま不況(recession)どころか恐慌(depression)に向かうのでは…」

    なんて声も聞こえてきますよね。

    このような単語がたくさん出てきて、目が離せない株式市場ですが、きょうは、

    これを知っていると、英語のニュースが面白くなるイディオムを3つご紹介します。

    ​ Bull market(ブルマーケット)

    意味:株価が上昇傾向にある強気相場

    「bull=雄牛」が角を上に突き上げることから、「上がっている市場」を意味します。

    ニューヨークのLower Manhattanにはウォール・ストリートがあります。

    ここにニューヨーク証券取引所もあるわけでですが、そこにBull(雄牛)の像があります。

    みんな株価上昇にあやかりたいとなでたり、一緒に写真を撮ったりしています。

    去年まではこんな会話がされていました。会話例:

    A: “I’m thinking of investing more. It’s a bull market right now.”

    B: “Good idea, just don’t forget to diversify.”

    【訳】

    A:「今、投資増やそうと思ってるんだ。今は上昇相場だしね。」

    B:「いいね。ただ、分散投資は忘れずにね。」

    ​ Bear market(ベアマーケット)

    意味:株価が下落傾向にある弱気相場

    「bear=クマ」が爪で下に引き下ろすように、市場が下降している状態を表します。

    最近は関税(Tariff)の影響で株式市場から資金が引き上げており、弱気相場になっているようです。

    会話例:

    A: “Everyone’s worried—it looks like we’re heading into a bear market.”

    B: “Yeah, I’m going to hold off on investing for now.”

    【訳】

    A:「みんな心配してるよね。弱気相場に入ってきた感じだし。」

    B:「うん、しばらく投資は控えるつもり。」

    ​ Buy the dip

    意味:価格が下がった時に買う(=安いときに買う)

    「dip=一時的な下落」を意味し、下がったタイミングを狙って買うという投資戦略です。

    これは、なかなか難しいですね。安くなったといっても、特にbear marketのときは、もっと下がるんじゃないかという不安もありますし、volatilityが高い時に買うのは難しいものです。

    会話例:

    A: “Tesla’s stock dropped yesterday.”

    B: “I know! I bought the dip.”

    【訳】

    A:「昨日テスラの株が下がったね。」

    B:「うん!下がったタイミングで買ったよ。」

    まとめ

    今日は株式市場から生まれた、英語のイディオムをご紹介しました。

    ​Bull market(上昇相場)​Bear market(下降相場)​Buy the dip(下がったときに買う)

    次に経済ニュースでこの表現が出てきたらぜひ思い出してください。

    イディオムや単語は時事問題と一緒に覚えると、体験ができて覚えやすくなります!

    そして何より、「知ってる英語が現実世界で生きてる!」と感じる瞬間は、英語学習のモチベーションにもつながります。

    それでは今日はここまで。エピソードが役に立ったら、ぜひフォロー&レビューお願いします!

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    今日はリスナー様からのご質問にお答えします。

    「海外で道を尋ねた時に ‘over there’ や ‘up the street’ といった、ちょっと曖昧な返事が返ってきて困ったことがあります。『すぐそこ』って言われたけど結構遠かったり、『あそこ』って言われても、どこ!?ってなることもありました。このようなとき、どうしたらいいですか?」

    …ありますよね!

    こういった空間認識や距離感って、実は文化や慣習によって違うんです。しばらく住んでみないと感覚が掴めないことも多いですよね。

    ちなみに、日本では道を尋ねると「ここを右に曲がって、2つ目の角を左に行って…」とすごく丁寧に教えてくれるし、時には一緒に目的地まで連れて行ってくれる人もいます。インバウンドの旅行者がそれに感動したという話をよく聞きます。でも、海外ではそこまで親切にしてもらえることは、あまりありません。

    ということで今回は、曖昧な道案内への3つの対処法をご紹介します!

    よくある曖昧な場所の表現とその意味

    道を聞いたとき、ネイティブスピーカーがよく使うのがこういったざっくりした表現です:これらはどれも便利な表現ですが、聞く側にとっては位置や距離が曖昧でちょっと不安になる表現でもあります。

    ① “Over there” → 「あそこ」「向こう」

     少し離れた場所を指して言いますが、人によって「少し」の感覚が違うので曖昧になり

    ② “Down there” → 「この先」「あっちのほう」

     “down” は通りの先などをざっくり指すときに使われ、「向こうの方に行けばあるよ」的なニュアンス。

    ③ “Just up the street” → 「この通りを少し行ったところ」

     “just” がついていることで「そんなに遠くないよ」と近さを示しています。

    ④ Around the corner” → 「角を曲がったあたり」

     目の前ではないけれど、曲がってすぐの場所にあるものを案内するときによく使われます。

    ⑤ Right over there” → 「ちょうどあそこ」

     “right” が「まさにそこ」という強調を表していて、指差しながら使われることが多い表現です。

    ⑥ Further down” → 「もっと先」

     “down there” よりさらに先の場所を指すときに使われ、「このまま進んでいけばあるよ」といった感じ。

    ⑦ Nearby” → 「近くに」

     かなりざっくりした表現で、「この辺にはあるよ」という程度の意味です。

    ⑧ A couple blocks away” → 「2ブロック先」

     ブロックの単位がある街並みではよく使われる表現で、「徒歩数分くらい」の感覚です。

    では、そんな曖昧な返答に出会った時、どう対処すればいいか?

    ここからは3つの対処法を、会話例と一緒にご紹介します。

    ​ Follow-up 質問で具体化する

    空港での会話例:

    You: Excuse me, I’d like to go to Terminal A. How can I get there?

    (すみません、ターミナルAはどこですか?)

    Airport staff: Just go out the door over there.

    (ああ、あそこのドアから出たらいいよ。)

    You: The door over there… do you mean the one past the elevator?

    (あそこって、エレベーターの向こうのドアのことですか?)

    Airport staff: Yes, just go past the elevator and it’ll be on your right.

    (そうそう、エレベーターを通り過ぎたら右手にあるよ)

    ポイント:

    「over there」と言われたら終わり、じゃなくて、自分が見えている目印を使って確認するのがコツ。具体的な目印を出すと、相手も丁寧に教えてくれます。

    ​ 道順をリピートして確認する

    会話例:

    You: Excuse me, how do I get to the library?

    (すみません、図書館にはどう行けばいいですか?)

    Local: Just go down there, then turn left.

    (この先に行って、それから左に曲がって)

    You: So, I go straight, then turn left at the second street, right?

    (ということは、まっすぐ行って2つ目の通りを左、で合ってますか?)

    Local: Yeah, that’s right. You’ll see it on the corner.

    (そう、それで角に見えるよ)

    ポイント:

    相手の説明を自分の言葉で繰り返して確認することで、理解のズレを防げます。確認されると相手も「ちゃんと伝わったかな?」と意識してくれるので、より丁寧に教えてくれることが多いです。

    ​ 地図やスマホで視覚的に確認する

    会話例:

    You: Excuse me, is there a bakery around here?

    (すみません、この辺にパン屋さんはありますか?)

    Person: Sure, just up the street.

    (あるよ、この通りを少し行ったところ)

    You: Could you show me on my phone to make sure?

    (念のため、スマホで確認してもいいですか?)

    (Googleマップを見せながら)

    You: Do you mean this one?

    (これのことですか?)

    Person: Yes, that’s the one!

    (そう、それそれ!)

    ポイント:

    相手もどこまで細かく説明していいか迷ってることがあります。地図やスマホを使えば、視覚的に確認できてミスが減ります!

    まとめ

    “Over there” や “Down there” などの曖昧な表現は、日常会話でとてもよく使われます。

    でも、

    ・フォローアップクエスチョンで具体的に聞き返す

    ・道順をリピートして聞き返す

    ・地図で確認する

    わからないときは、わかるまで食い下がる気持ちでいきましょう!

    そうすれば相手も親切に教えようとしてくれます。遠慮せず一歩踏み込んで確認してみましょう。

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    今日は、英語を学ぶ日本人にとってとっても混乱しやすいポイントを取り上げます。

    それは…

    YesとNoの意味が、日本語と“真逆”になることがある!というお話です。

    英語のドラマや映画を見ていて

    ​あれ、”No”って言ってるのに実はOKって意味なの?

    とか

    海外で英語で話していて、 “Yes” って言ったのになんか誤解されてる?

    と思ったこと、ありませんか?

    英語と日本語では「Yes」「No」の返し方のルールが逆になる場面があるんです。

    今回は、その基本ルールをご紹介します

    ​基本ルール

    まずは大前提として、英語にはこんなルールがあります:

    ​Yes の後は肯定文​No の後は否定文

    だから、

    ​“Yes, I don’t.”(はい、違います)​“No, I do.”(いいえ、そうです)

    といった組み合わせはありえません。

    逆に言えば、

    ​肯定文には必ずYes​否定文には必ずNo

    がついてくるんです。

    たとえば:

    A: “Did you take the medicine?”(お薬、飲みましたか?)

    → 飲んだ場合は:“Yes, I took the medicine.”

    → 飲まなかった場合は:“No, I didn’t take the medicine.”

    ここまではシンプルですよね。

    でもややこしくなるのが、否定形の疑問文のとき:

    A: “Didn’t you take the medicine?”(お薬、飲まなかったの?)

    日本語では、「飲まなかったの?」に対して

    ​飲んでいなければ「はい、飲みませんでした」​飲んでいれば「いいえ、飲みました」

    と答えますよね。

    でも英語は逆!

    ​飲んでいない場合は:“No, I didn’t take the medicine.”(否定文だからNo)​飲んだ場合は:“Yes, I took the medicine.”(肯定文だからYes)

    つまり、YesかNoかは「はい」か「いいえ」の意味”じゃなくて、そのあとの文章が肯定か否定かで決まるんです。

    2. 否定疑問文への返答(Didn’t you〜?など)の例

    例①:

    A: “Don’t you like coffee?”(コーヒー好きじゃないの?)

    → 好きなら:Yes, I do.(好きです)

    → 好きじゃなければ:No, I don’t. “No, I don’t like coffee. “(嫌いです)

    例②:

    A: “Didn’t she call you?”(彼女、電話してこなかったの?)

    → 電話があったなら:Yes, she did.(電話してきました)

    → 電話がなかったなら:No, she didn’t.(電話してきませんでした)

    例③:

    A: “Aren’t you coming with us?”(一緒に来ないの?)

    → 来るなら:Yes, I am. (行くよ!)

    → 来ないなら:No, I’m not.(行けないよ!)

    ポイントは、YesとNoの意味に引っ張られず、

    そのあとにくる文が「肯定文」か「否定文」かを見極めることがポイント!

    ​肯定文なら:Yes​否定文なら:No

    と覚えておきましょう。

    まとめ

    今日のエピソードでは、「YesとNoが日本語と逆に感じる場面」について説明しました。

    ​基本ルール:Yesは肯定文、Noは否定文​否定疑問文への返答:Didn’t you〜?/Don’t you〜?などに対するYes/Noは、応答の本文が肯定文か否定文かで答える

    英語では、Yes/Noの“意味”に頼るのではなく、そのあとの文が肯定文か否定文かを見ることがカギになります。

    次に英語で返答する時は、YesかNoに迷うのではなく、

    「自分の伝えたい事実は肯定なのか、否定なのか?」を意識してみてくださいね。

    それでは今日はここまで。エピソードが役に立ったら、ぜひフォロー&レビューお願いします!

    ⭐️参考

    Do you mind if I〜? / Would you mind…?

    “mind”を使った丁寧な依頼文におけるYes/Noの使い方です。

    ここでも、日本語とは感覚が逆になることがあります。

    たとえば:

    A: “Do you mind if I open the window?”(窓を開けてもいいですか?)

    → 開けても大丈夫なら:No, not at all.(ううん、全然かまわないよ)

    → ダメなら:Yes, I do.(うん、気になります)

    注意ポイント!

    「Yes」と言ってしまうと、「はい、気になります」=NGです という意味になります。

    他の例も見てみましょう:

    A: “Would you mind if I used your laptop for a bit?”(ちょっとパソコン使ってもいい?)

    → OKなら:No, go ahead!

    → NGなら:Yes, I would.(ごめん、ちょっと困る)

    このように、“Do you mind〜?”や“Would you mind〜?”は、NoがOKの返事になります。

    Yesと答えると断るニュアンスになるので、気をつけましょう!

  • 「英語学習を軽やかに続ける環境の作り方3つ」

    ​「できた!」を積み重ねる環境をつくる

    英語学習のやる気を保つカギのひとつは、「小さな達成感」を毎日感じること。

    たとえば:

    ​「今日は注文が英語で通じた」​「昨日よりリスニングがスムーズに感じた」​「このフレーズ、口から自然に出た!」

    こうした“できた!”を見つけて意識すると、脳が「またやりたい!」と感じるようになります。

    おすすめの習慣:

    ​学習記録をつけて、小さな「できた!」を可視化​英語日記を書いて、数週間前の日記と見比べる​勉強後にお気に入りのお茶タイムなど、ちょっとした“ご褒美”をセットに

    ・英語のタイムカプセルを作ろう(エピソード29)では、自分のスピーキング力向上を客観的に見える化する方法をお伝えしています。

    まとめて1時間勉強するよりも、「1分の達成感」を毎日感じることが、結果的に長く続くコツなんです。

    2. 人とのつながりを学習に取り入れる

    学習が孤独に感じると、モチベーションは下がりやすくなりますよね。でも、人とのつながりがあると「またやってみよう」「もう少し続けてみよう」という気持ちが湧いてきます。

    ここでは2つの「つながり方」をご紹介します:

    ①英語を通して人とつながる

    英語は、世界中の人と心を通わせることができる言葉です。

    誰かに「ありがとう」「嬉しい」を英語で伝えてみたり、SNSでポジティブなメッセージを英語で発信したりすることで、言葉に感情が宿り、英語が“コミュニケーションの手段”になります。

    ​海外の友人とメッセージのやりとりをする​英語で日常の感謝や気持ちを言葉にしてみる​SNSで英語投稿 → いいねやコメントが届くと学習が楽しく!

    言葉が「人と人をつなぐもの」だと実感できると、英語学習自体が温かく、心地よいものに変わります。

    ②学習仲間をつくる

    もうひとつ大切なのが、「一緒にがんばる人がいる」こと。

    友達やコーチ、オンラインのコミュニティなど、小さくても“支え合える存在”がいるだけで、学習の継続力がグッと上がります。

    ​SNSで学習記録をシェアする​オンラインで勉強会に参加する​誰かと「今日の学び」を少しだけシェアする習慣をつくる

    「一人じゃない」「応援されている」という安心感が、学びをあたたかく支えてくれます。

    英語と人とのつながりが増えるほど、自然と英語と自分との絆も深まっていくんです。

    このように、英語を通して人とつながることと、学習仲間と支え合うこと、その両方がモチベーションの安定にとても効果的です。

    3. リラックスした安心安全の環境をつくる

    最後のポイントは、「リラックスした安心安全の環境づくり」です。

    リラックスしたときの心の安定感は、学習の継続にとても大切です。

    また、実際に**「安心した環境で学ぶと語学習得の効率が高まる」**という研究もあります。

    たとえば、外国語学習における「感情フィルター仮説(Affective Filter Hypothesis)」では、不安や緊張が高いと学びがブロックされやすく、逆に安心感やリラックスがあると、言語の吸収がスムーズになるとされています。

    おすすめの習慣:

    ​朝の散歩中に、英語のポッドキャストや大好きな音楽を聞く

    (自然+リズムで脳も気分も整う)

    ​好きなカフェで英語の読書をしたり、英語日記を書いたり​深呼吸してリラックスした状態で、お気に入りの英語フレーズを声に出してみる

    「頑張らなきゃ」と思いすぎるよりも、「ちょっと気持ちいいな」「心地いいな」で学習する方が、ずっと長く続けられるんです。

    まとめ|自分にやさしい学習環境をつくろう

    英語学習を軽やかに続けるには、次の3つがヒントになります:

    ​小さな達成感を毎日味わう​人とのつながりを英語学習に取り入れる​リラックスした環境で学ぶ(安心が学びの土台になります)

    英語学習は、気合と根性よりも「環境と心の整え方」。

    あなたの心と脳が喜ぶような、やさしい学習リズムを見つけてくださいね。

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  • 今日はTOEICのお話をします!

    英語学習をがんばっている多くの方にとって、TOEICはとても身近なテスト。TOEICの点数アップを目指してコツコツ勉強をしてスコアをあげているみなさま、本当に素晴らしいです!

    でも、「TOEICで高得点=英語が話せる」というわけではないという悩みもよく聞きます。

    「900点あるのに、電話の英語が全然聞き取れません…」

    「海外出張で言葉が出てこなくて、笑ってごまかしました…」

    そこで今日は、大多数の方が受験しているTOEIC(リスニング・リーディング)テストを念頭に、TOEICが測っている力、測っていない力を整理して、英語学習の目標と方向性を一緒にクリアにしていきたいと思います。

    【1. TOEICで測れる力って?】

    TOEIC(Listening & Reading Test)は、文字通り「聞く力」と「読む力」にフォーカスしたテスト。

    ​リスニングパートでは、明瞭で聞き取りやすい英語が流れます。

     例)アナウンス、会議の一部、電話のやり取り…など。

    ​リーディングパートでは、ビジネスメールや広告、社内文書など短めの文章の読解力を測ります。

    つまり、英語での「情報処理能力」はバッチリ測れるんです。つまり、TOEIC高得点を取れば、これらのことが上手にできるという意味です。

    でも、実際の英会話ってどうでしょう?

    【2. TOEICで測れない“リアルなスキル”】

    実際の会話って、もっと…こう…ゴチャゴチャしてますよね?(笑)

    ​早口!省略!言い直し!​「え、それ皮肉?」っていうトーンの違い​雑音、会話の途中で割り込み、ちょっと冗談も入ってる

    ・まとまってない話

    このようなリアルなリスニング力はTOEICではあまり測れません。

    さらに…

    ​自分の考えを相手に伝えるスピーキング力​説得力ある文章を書くライティング力​表情やジェスチャー、文化的背景の理解

    ・筆者の深い意図を読み取るリーディング力

    これらは、TOEICでは測れません。だから、TOEICを頑張ったのに、実際には使えない、と落ち込む必要はないのです。だって、もともと実践力を測るテストではないのですから。

    【3. TOEICを“使える英語力”につなげる3つのステップ】

    TOEICスコアを取って終わりじゃもったいない!

    そこからどう広げるかが、カギです。

    ① 目的を明確にしよう!

    ​TOEICでハイスコアを取ること?​それとも、実際に英語でスムーズにやり取りできるようになること?

    もちろん、どちらも大切です。もしあなたの目標が一定のスコアを取ることであれば、それを取った時点で目標達成です!なかなか話せないからと言って悩むことはないですよね。

    でも、もしあなたの最終的な目標が「英語でのコミュニケーション力を上げること」なのであれば、TOEICはそのための“手段”であって、ゴールそのものではないはずです。

    この「目的と手段をはっきりさせる」ことを忘れないでください。

    ② 表現を“自分の言葉”にしよう!

    TOEICに出てくる便利なフレーズ、読んで終わりじゃもったいない!

    ​“Please let me know if you have any questions.”​“I’m calling regarding the appointment…”

    これらを口に出して、使って、反応してもらって、ようやく自分の言葉になります。

    ロールプレイ、音読、リピーティングなどでどんどん使ってみてください。

    ③ 読んだ英語を「書く力」に変換しよう!

    TOEICのPart 6や7には、メールや案内文などがよく出てきます。

    ただ読むだけじゃなくて…

    ​「自分だったらこのメール、どう書く?」​「この問い合わせにどう返信する?」

    と考えてみるようにしましょう

    たとえば:

    ​“We apologize for the inconvenience.”

    →「お詫びメールを自分で書くとしたら?」と考えてみる。

    もしくは、メールに返答をすると仮定して、自分ならどう返事を書くか書いてみる。

    書く練習は、使える語彙と文法を自分の中に深く落とし込む絶好の方法です。

    英語日記の一部をこの練習にしてみてもいいと思います。

    【まとめ】

    TOEICで測れる力は…

    ​「聞く・読む」の基礎スキル​情報処理の正確さとスピード

    でも測れないのは…

    ​会話力、書く力、文化的な理解、そして実践的なスキルです

    英語を話せるようになることが目標であれば、TOEICはゴールじゃない。スタート地点です。実際のコミュニケーションは、4つの選択肢から正解を選ぶ方法では行われません。

    だから、TOEICを受けたら、そこから“伝える力”、“感じ取る力”、“やりとりする力”へと、あなたの英語をもっと立体的にしていきましょう!

    ……………………………………

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    ………………………………

    参考資料

    🌟TOEIC (Listening & Speaking Test)で測れる英語力とは?

    TOEICは Listening(聞く) と Reading(読む) に特化したテストです。

    リスニングパートでは…

    ​ビジネスや日常会話の内容を「明瞭で聞き取りやすい音声」で理解できるかを測ります。​会議の聞き取り、電話応対、アナウンスなどが主な内容です。

    リーディングパートでは…

    ​Eメール、社内文書、広告、通知など短めの文章の読み取り力を問われます。​文法、語彙、読解の基礎力、処理スピードの速さと正確性も見られます。

    🌟TOEIC (Listening & Reading Test)で測っていない英語スキルとは?

    【スピーキング力】

    ​自分の考えや感情を、文脈に合わせて言葉にする力。​相手の反応に合わせて会話を続ける柔軟性。

    【ライティング力】

    ​論理的に文章を書く力、説得力のある表現。​Eメールやレポートなどの文構成能力。

    【ナチュラルなリスニング力】

    ​ネイティブスピードの会話、長めの会話、言い直し、省略、スラングへの対応力。​感情・皮肉・トーンなど、ニュアンスの理解。

    ・雑音が入った会話や複数人での議論など

    【批判的な読解力(クリティカル・リーディング)】

    ​筆者の立場を読み取る力、裏の意図を推測する力。​長文の理解や文化的背景の読み解き。

    【非言語コミュニケーション】

    ​表情、声のトーン、ジェスチャーなど、非言語の要素。実際の会話ではとても大切です。

    【文化的コンテクストの理解】

    ​ユーモアや遠回しな表現、皮肉、暗黙の了解など。TOEICでは出題されにくい、リアルなやりとりの一部です。
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    ……………………..,

    性格や感情を表す英語フレーズ3選

    みなさん、自分の性格や周りの人の性格について話すことはよくありますか?日本語だとあまりはっきり言わない場合も多いでしょうか。

    今回は、性格や感情、人間関係のモヤモヤが英語で見える化できるような、心理学英語をご紹介します!

    例えば、こんな状況でつかえます

    ​人と会うと楽しいけど、家に帰るとどっと疲れる​相手が笑っているのに、なんとなく怖さを感じる​頼まれごとを断れずに、ストレスがたまる

    こういった「モヤモヤ」には、実はちゃんとした名前がついていて、

    それらをピタッと言い表す言葉が英語にはあります。

    今回は、

    自分の性格や感情を整理したいとき

    人間関係で感じる違和感を言葉にしたいとき に使える、

    ネイティブスピーカーがよく使う英語表現を3つご紹介します。

    1. Introvert / Extrovert / Ambivert(内向型 / 外向型 / アンビバート)

    これは英語でとてもよく使われる性格特性です。

    Introvert は「内向的な人」=ひとりの時間でエネルギーを回復する人

    Extrovert は「外向的な人」=人と関わることでエネルギーが増える人

    ※どちらが良い・悪いということではなく、エネルギーの充電の仕方の違いです。

    そして、introvert(内向型)とextrovert(外向型)の中間にあたる人のことを、

    ambivert(アンビバート)

    と呼びます。

    【ambivertの特徴】

    ​状況によって内向にも外向にも振れる​周囲やエネルギーの状態に応じて柔軟に対応できる

    ・ 社交的な場も好きだけど、一人の時間も必要

    会話例:

    A: “You were great at the networking event yesterday. I didn’t know you were so social!”

    B: “Thanks! I’m actually kind of an ambivert. I enjoy socializing, but I definitely need alone time after.”

    A: 「昨日の交流会、すごく盛り上げてたね。そんなに社交的だったなんて知らなかったよ!」

    B: 「ありがとう。でも私、実はアンビバートなの。人と話すのも好きだけど、その後は一人でリセットが必要なんだ。」

    I’m introvert.とかShe is extrovert.など日常会話でも頻繁に使われます

    2. Passive Aggressive(受動的攻撃)

    これは 感情をストレートに出さずに、間接的に不満や怒りを伝える態度 のこと。

    例えば…

    ​わざとゆっくり仕事をする​嫌味っぽく言い返す​表情や態度で不満をにじませる(ため息、沈黙など)

    会話例(ルームメイト編)

    A: “Hey, did you do the dishes like we agreed?”

    B: “Oh, I thought you were going to do them since you used most of the plates.”

    A: “That sounds a bit passive-aggressive…”

    日本語訳:

    A:「ねえ、約束通りお皿洗ってくれた?」

    B:「あ〜、てっきり君がやると思ってたよ。だってほとんどの皿、君が使ったでしょ?」

    A:「なんかちょっと嫌味っぽくない?」

    解説:

    ​Bは「皿洗いはやりたくない」「やってない」と直接言わずに、責任を押し返すことで不満を表現している​言い方は柔らかくても、相手に罪悪感を与える意図があるのがポイント

    不満を言葉ではっきり言わず、嫌味な感じで間接的に抵抗

    3. Boundaries(心理的な境界線)

    Boundaries は、自分の感情や価値観を守るための「心理的、感情的な線引き」のこと。自分の限界や、大事にしたい価値観を守るために必要な“見えないライン”です。

    たとえば…

    ​仕事とプライベートの切り分け​相手の要求に「NO」と言う勇気​自分のスペースを尊重してもらうこと

    英語ではとてもよく使われる表現です:

    ​“I need to set some boundaries at work.”

    (職場でちゃんと線引きをしたい)

    ​“That crosses a boundary for me.”

    (それは一線を超えている)

    会話例:

    A: “Can you work late again tonight?”

    B: “I’m sorry, I’ve been doing overtime every day this week. I need to set some boundaries.”

    (A:今夜も残業お願いできる?

    B:申し訳ないけど、今週ずっと残業続きだったから、そろそろ線引きが必要です)

    【まとめ】

    今日ご紹介した英語表現はこちら:

    ​Introvert / Extravert / Ambivert 自分のエネルギーの充電タイプ​Passive aggressive:受動的攻撃性​Boundaries:自分を守る“心の境界線”

    心理学の用語って難しそうに見えるけど、実は人間関係のモヤモヤを整理する道具なんですよね。

    今日ご紹介した表現はしょっちゅう使われますので、会話でも日記でもぜひ使ってみてください

  • 今日はちょっといつもと違うテーマ、「相手から舐められないクレームの言い方、ちゃんと文句を言う英語フレーズ3選」をご紹介します。

    海外でホテルやレストランに行ったとき、「うーん、これはちょっと…」と思っても、どう英語で言えばいいかわからなくて、泣き寝入りしてしまった…そんな経験はありませんか?

    アメリカをはじめ、多くの国では「言わないと伝わらない」のが基本。こちらが困っているのを察して良きにはかってくれるだろう、というのはなかなか通じません。

    そこでクレームを出す必要があるのですが、感情的になりすぎると逆効果だし、弱すぎると真剣に取り合ってもらえません。

    今日はそんなときに、「丁寧だけど、しっかり強さがある」英語の言い方を、3つ厳選してご紹介します。

    ​“This is unacceptable. I expect a prompt resolution.”

    意味:これは受け入れられません。すぐに対応してください。

    現実的に深刻な問題がある場面:

    健康上の理由から事前に何度もホテルに確認して禁煙ルームを予約していたのに、ホテルの部屋に到着したら、喫煙部屋だった。しかも部屋の消臭対応もされていない。そこでフロントデスクにクレームを入れます。

    会話例(ホテル編):

    A: Excuse me, I specifically requested a non-smoking room, but the room smells like cigarettes. This is unacceptable. I expect a prompt resolution.

    B: I’m terribly sorry. Let me find another non-smoking room for you right away.

    日本語訳:

    A: 「すみません、禁煙ルームをリクエストしたのに、タバコのにおいがひどいです。これは受け入れられません。すぐに対応をお願いします。」

    B 「大変申し訳ございません。すぐに別の禁煙ルームをご案内いたします。」

    毅然とした声のトーンで話すことも重要です。

    ​“I’m really disappointed with the service.”

    意味:このサービスにはとても失望しました。

    これは約束していた内容や期待していたことと大幅に違う時に使えます。

    例:

    重要な会食のためにレストランを事前に予約し、その事情も伝えていたのに、到着したら予約が見つからず、長時間待たされた上に謝罪も曖昧。

    会話例(レストラン編):

    A: I made a reservation a week ago and even got a confirmation email. I’m really disappointed with the service.

    B: I understand. Let me speak to the manager and see what we can do.

    日本語訳:

    A 「1週間前に予約して確認メールも受け取っています。サービスには本当にがっかりです。」

    B 「承知しました。マネージャーに確認させていただきます。」

    ビジネスは相手に喜んでもらって対価を得ていますので「がっかりした。」「あなたには失望した」という言葉は相手に刺さることが多いです。

    ​“I need to speak to a manager right away.”

    意味:今すぐ責任者と話したいです。

    予約していたホテルの部屋がダブルブッキングされており、代わりの部屋が明らかにグレードダウン。しかもフロントの対応が不誠実だったとき。

    会話例(ホテル編)

    A: This isn’t what I reserved. I paid for a deluxe room, not a standard one. I need to speak to a manager right away.”

    B: One moment, I’ll get the manager.”

    A: これは私が予約した部屋じゃありません。デラックスルームを支払って予約しています。今すぐ責任者の方と話をさせてください。」

    B: 少々お待ちください。マネージャーを呼んできます。」

    責任者を出してください、というのは割と頻繁に使われるフレーズです。話している相手では埒があかない時に使えます。

    【まとめ】

    どのフレーズも、「感情的になりすぎず、でも明確に不満を伝える」ことが目的です。

    ​“This is unacceptable. I expect a prompt resolution.”

    → 明らかなミスやリクエスト無視に

    ​“I’m really disappointed with the service.”

    → 期待を裏切られ、対応もずさんなときに

    ​“I need to speak to a manager right away.”

    → 問題が解決されないまま押し切られそうなときに

    大切なのは、冷静に、でも堂々と「NO」を伝えること。英語でしっかり自分の立場を主張できるよう、ぜひこのフレーズを覚えておいてください!

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  • ディールで負けない英語フレーズ3選

    このエピソードでは、

    ⭐️“can’t”と”not able to” のニュアンスの違い

    ⭐️ 日本語の直訳で誤解されがちな表現

    も解説しています。

    …………………

    最近、ニュースを聞いていると、“deal” という言葉をよく耳にしますよね。

    この「ディール」、アメリカではビジネスマンだけの話ではありません。

    アメリカで生活していると、ちょっとした日常のやり取りから、仕事の重要な場面まで、交渉力=ディール力が必要だなと感じることがよくあります。

    この番組では普段、柔らかい言い方や相手に配慮した表現を紹介していますが、それらもすべて、最終的に自分に有利に話を進めるための大事なスキルなんです。

    でも時には、もっと強く・明確に意思を伝える英語が必要な場面もあります。

    そんな時にこそ、自分の品格を保ちながら、しっかりと主張する英語表現を知っておきたいですよね。

    そこで今日は、交渉を有利に進めたいときに役立つ、強めだけどスマートな英語フレーズ入門編を3つご紹介します!

    ディールで負けない英語フレーズ3選一緒に学んでいきましょう!

    1. ​What can we do to make this work for both of us?

    「お互いにとってWin-Winにするにはどうしたらいいでしょうか。」

    このフレーズは、自分の立場は明確にしつつも、相手の立場を尊重しながら、前向きな対話をスタートできます。

    会話例:

    A: “I like the product, but the delivery time is a bit long.”

    B: “I see. What can we do to make this work for both of us?”

    (商品は気に入っていますが、納期が少し長いですね。 → わかりました。お互いにとって良い形にするには、どうすればいいでしょうか?)

    ここでは、納期が長いと言われて、自分は直ぐには譲歩できないという立場を出してます。同時に、共に解決策を見つける意欲も示すことができるので、自分の立場を守りつつ前向きに次に進むフレーズとなります。

    他の例文

    ​“What can we do to make this work for both of us? I believe we can find a win-win solution.”

    (私たち両方にとってうまくいく方法は何でしょうか?ウィンウィンの解決策を見つけられると思います。)

    2. ​We’re prepared to move forward if you can agree to this.

    「あなたがこの条件を受け入れてくれるなら、こちらは前進する準備ができている」

    という意味で、こちらの条件を明確にしつつ、次のステップに進む姿勢を見せる表現です。

    会話例:

    A: “We’re willing to sign a 12-month contract, but we need a 15% discount.”

    (12か月契約には応じますが、15%の割引が必要です。)

    B: “We’re prepared to move forward if you can agree to a 10% discount instead.”

    (10%の割引で合意していただけるなら、契約に進む準備はできています。)

    交渉の時には声のトーンも重要です。高い声ではなく、お腹の底から落ち着いた声をはっきりと出しましょう。

    他の例文

    ​“If you’re willing to offer that, we can move forward and close the deal today.”

    (もしその条件を提示してくれるのであれば、私たちは前進して、今日中に契約を締結できます。)

    3. I understand your position, but we are not able to accept that.

    交渉の中で、相手の提案を丁寧に断りつつ、自分の立場を明確にする表現です。

    「理解はしているけど、受け入れることはできません」と言いたい時にぴったりです。

    会話例:

    A: “We’d like to reduce the service hours by 30%.”

    B: “I understand your position, but we are not able to accept that.”

    (サービス時間を30%減らしたいと考えています。→ そのご意見は理解しますが、それは受け入れられません。)

    ⭐️“We can’t accept that.” と “We are not able to accept that.” の違い

    どちらも「受け入れられません」という意味ですが、ニュアンスが少し異なります:

    ​“We can’t accept that.”

     → 口語的でやや直接的。感情的に聞こえる場合もあります(→「それは無理です」感が強め)。

    ​“We are not able to accept that.”

     → より丁寧でフォーマルな響き。外的な制約や事情により受け入れられないというニュアンスが含まれ、相手にも冷静でプロフェッショナルな印象を与えます。

    ⭐️注意!

    日本人は断る時に「難しい」を使いますよね。それをそのまま訳して、

    「That’s difficult.」や「It’s hard to accept that.」と言ってしまいがちですが、英語圏では「頑張ればできるんじゃない?」と受け取られる可能性大!

    **「We’re not able to accept that」や「Unfortunately, that won’t work for us」**のように、はっきりとNoを伝える表現を使いましょう。

    --------

    まとめ:ディールで負けない3つの英語フレーズ

    ​What can we do to make this work for both of us?

     → 協力の姿勢を見せ、Win-Winを提案する

    ​We’re prepared to move forward if you can agree to this.

     → 条件を明示し、合意すれば前進する姿勢を示す

    ​I understand your position, but we are not able to accept that.

     → 相手の立場を尊重しつつ、自分の立場を明確にする

    ディールの場では、声のトーンに現れる自信と冷静さ、そして言葉の選び方が鍵。

    今日紹介したフレーズをうまく使って、「強く、でも丁寧に」自分の立場を伝えていきましょう!

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  • 楽しく続ける!英語日記のテンプレートをプレゼント🎁

    *テンプレートを更新しましたので、すでにダウンロードお済みの方、大変お手数ですが再度ダウンロードお願いいたします。

    先々週にアップしましたエピソード50「英語日記を続けて10倍活用する方法」たくさんの方にお聴きいただきありがとうございます。

    このエピソードの中で英語日記のテンプレートをご紹介しましたが、あの回では短時間でサッとご紹介しただけだったので、今日はもっと具体的な使い方をお話ししたいと思います。

    そこで今日のテーマは 「楽しく続ける!英語日記のテンプレート」 です。

    そして、今日ご紹介するテンプレートは、無料ダウンロードできます。

    ​一番シンプル!「1行感謝日記」テンプレート

    What I am grateful for today.

    「1文だけ書けばOK!」 というスタイルです。

    📌 テンプレート:

    → Today, I (動詞) (内容).

    (今日は〇〇した。)

    📌 例:

    ✔ Today, I tried a new café, and it was delicious. (今日は新しいカフェに行った。とても美味しかった)

    ✔ Today, I felt happy because I got a compliment. (褒められて嬉しかった。)

    ポイント:

    ✅ 1文だけでいいから続けやすい!

    ✅ 気分や出来事を簡単に表現できる!

    テンプレートには感謝することを3つ書きましょうとありますが、一つでも二つでも大丈夫!

    時間があるときは、2文、3文と増やせばOK。

    忙しい日は 「1行でも書いたら達成!」 と思うことで、続けやすくなります。

    ​「3ステップ日記」テンプレート

    これは、3つの質問に答えるだけ で日記が完成するテンプレートです。

    📌 テンプレート:

    ​What happened today?(今日あったこと)​How did I feel about it?(どう感じたか)​What will I do next?(次にどうするか)

    📌 例:

    ✔ 1. I met an old friend at the mall. (モールで昔の友達に会った。)

    ✔ 2. I was so happy to see her after a long time. (久しぶりに会えてすごく嬉しかった。)

    ✔ 3. We are having lunch together next week. (来週一緒にランチすることにした。)

    ポイント:

    ✅型が決まっているから迷わない!

    ✅ 行動 → 感情 → 次のアクション で自然な流れになる!

    ✅ 慣れてきたら、各ステップをもっと詳しく説明するようにしてください。

    これは人間の考え方の自然な流れを基礎にしているので何かしら書くことができます。

    ​曜日ごとにテーマを決める「ウィークリー日記」

    そうは言っても、毎日「何を書こう?」と考えるのは大変で、同じようなテーマになりがちだったりしますよね。

    そこで 曜日ごとにテーマを決める ことで、書く内容の幅が広がります。

    📌 テンプレート例:

    Monday: 仕事や勉強のこと

    Tuesday: 家族や友人や同僚との会話の再現

    Wednesday: 最近観た映画やドラマやYouTubeこと

    Thursday: 最近気になるニュースのこと

    Friday: 好きなことや趣味について

    Saturday: 今週食べて美味しかったもの

    Sunday: 自由テーマ、またはおやすみ!

    —————

    まとめ:楽しくつづける!英語日記のテンプレート

    ✅ 「1行感謝日記」 → 1文だけでOK!

    ✅ 「3ステップ日記」 → 質問に答えるだけで日記が完成!

    ✅ 「ウィークリー日記」 → これらのテーマは会話でよく話す内容です。バランスよくいろんな表現が学べるのでスピーキング力もアップします

    🎁英語日記テンプレート無料ダウンロード

    ① こちらのGoogle Driveリンクから直接ダウンロードできます。

    または、

    ② LINE公式アカウントにご登録いただいてもダウンロードできます。

    LINE公式アカウントご登録はこちらから

    とてもシンプルなテンプレートです。実際にプリントアウトして使ったり、スマホのメモアプリに保存したりしてお使いください😊

  • ネイティブ英語だけが正解じゃない?世界で通じる英語とは

    英語を話すとき、「ネイティブみたいに発音しなきゃ」「文法を間違えたら恥ずかしい」と感じたことはありませんか?

    もしかすると、「自分の英語はまだまだ通じない」と不安になったこともあるかもしれません。

    でも、ちょっと考えてみてください。

    英語を話す人の 約75%は非ネイティブ なんです。

    つまり、世界では 「ネイティブ英語ではない英語」 のほうが圧倒的に多く話されているんです!

    それなのに、「ネイティブみたいに話さなきゃ」と思うのは…もしかすると、ちょっと不思議なことかもしれません。

    今日は、「英語はネイティブだけのものじゃない」という視点 から、もっと自由に、自信を持って英語を話すためのヒントを3つのポイントでお話ししていきます!

    ​ 世界で英語を話す人はどのくらいいる?

    現在、英語を話す人の数は15億ー−20億人と言われています。

    でも、そのうちネイティブスピーカーは 約3.8億人 しかいません。

    つまり、英語話者の 約75%は非ネイティブ なんです!英語話者の内訳をみてみましょう。

    🌍 英語話者の分類

    1️⃣ ネイティブスピーカー(第一言語として話す)

     アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど(約3.8億人)

    2️⃣ 第二言語として英語を話す人(公用語・準公用語)

     インド、シンガポール、フィリピン、南アフリカなど(約7.5億人から10億人)

    3️⃣ 外国語として英語を学ぶ人(コミュニケーションツールとして使用)

     日本、韓国、中国、フランスなど様々な国(約7.5億人)

    このデータからも、世界の英語話者の大多数は非ネイティブ ということが分かります。

    つまり、英語は ネイティブだけのものではない のです!

    ​ 「World Englishes(ワールド・イングリッシュズ)」という考え方

    「World Englishes(ワールド・イングリッシュズ)」 とは、

    シンガポール出身の言語学者 Braj Kachru(ブラージ・カチュル) が提唱した概念で、

    💡 英語は1つの正解があるわけではなく、世界各地で異なる形に発展している という考え方です。Englishesと複数形になっているところがポイントです。

    例えば、みなさんもシンガポールの英語シングリッシュという言葉を聞いたことがあるかもしれません。他にもインドの英語もフィリピンの英語もあります。

    ​シンガポール英語(シングリッシュ)

      「Can lah!(できるよ!)」など、独自の表現がある

    ​インド英語

     👉 「Kindly revert to me.(ご返信ください)」など、独特のフレーズを使う

    ​フィリピン英語

     👉 「Where do you stay?(どこに住んでいますか?)」という表現をよく使う

     (アメリカ英語では “Where do you live?”)

    どれも 間違いではなく、その国の文化や歴史が反映された英語 なんです!そして、イギリス英語やアメリカ英語がこれらの英語より優れたものという訳でもないのです

    つまり、

    ネイティブ・スピーカーの英語だけが「正しい」という時代は過去のものになっています。

    実際、国際ビジネスや国連の会議では、非ネイティブ同士の英語が大多数!

    例えば、国際会議やビジネスの場では、

    フランス人 × 日本人 × インド人が英語で話す

    ドイツ人 × 中国人 × ブラジル人が英語で商談

    ​ では、何を目指して学べばいい?

    現代の英語は コミュニケーションを助けてくれるものです。

    ✅ 大事なのは「伝わる英語」 であって、ネイティブ・スピーカー英語に固執する必要はない!

    ✅ ネイティブにおもねる必要もなければ、コンプレックスを感じる必要もない!

    英語をネイティブ・スピーカーと同じかどうかで判断するのではなく、

    「自分の意図や気持ちが伝わるかどうか」「それらをどう伝えるか」で考えることが、グローバル時代の英語学習 です!

    まとめ:ネイティブ英語にこだわらず「伝わる英語」を目指そう!

    ✅ 英語話者の75%はネイティブではない!

    ✅ 「World Englishes(ワールド・イングリッシュズ)」を知ることで英語の見方が変わる!

    ✅ ネイティブ・スピーカーの英語だけが「正しい」わけではない!

    ✅ 「伝わる英語」を話せることが、グローバル社会での本当の英語力!

    英語の多様性を楽しみながら、一緒に 「伝わる英語」を目指していきましょう!

    それでは今日はここまで。エピソードが役に立ったら、ぜひフォロー&レビューお願いします!

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  • 今回のテーマは 「I’m sorryと言わずに謝るフレーズ3選」 です。

    私はアメリカに来て仕事を始めた頃、ミスをしたら、”I’m sorry”や “My apologies”などと言って謝りまくっていました。日本の文化では、「お手数をおかけして申し訳ありません」など、謝罪の言葉を言いますよね。

    でも、英語で、I’m sorry”や “My apologies”は日本語の「申し訳ありません」ほど頻繁につかわれません。ではアメリカ人が謝らないかと言うとそうではありません。アメリカでは、状況によってはもっと前向きな言い方のほうが、相手に良い印象を与えるのです。

    特にビジネスシーンでは、「謝ること」よりも「どう対応するか」「どう解決し次に繋げるか」が大事。今日は “I’m sorry”や “My apologies”を使わずに、ポジティブに謝るフレーズ を3つご紹介します!

    ① Thank you for bringing this to my attention.(教えてくれてありがとうございます。)

    何かミスがあったとき、いきなり「I’m sorry」と謝るのではなく、まずは 「指摘してくれたことに感謝する」 ことで、前向きな対応になります。

    ✅ 例文:

    “Thank you for bringing this to my attention. I’ll take care of it right away.”

    (教えてくれてありがとうございます。すぐに対応します。)

    “I appreciate your feedback. Let me see what I can do.”

    (フィードバックをありがとうございます。どう対応できるか考えてみます。)

    → こう言えば、ネガティブな空気にならず、解決に向けて動く姿勢が伝わります。

    ② I completely understand your concern.(お気持ち、よく分かります。)

    相手が何か不満を持っているときは、まず共感を示すことが大切。「I’m sorry」と言わなくても、相手の気持ちを認めることで、スムーズに会話が進みます。

    ✅ 例文:

    “I completely understand your concern. Here’s what we can do to fix it.”

    (お気持ち、よく分かります。これからこう対応しますね。)

    “I see how that could be frustrating. Let’s find a solution together.”

    (それは確かに困りますよね。一緒に解決策を考えましょう。)

    → 「あなたの気持ちを理解している」と伝えるだけで、相手の怒りや不満が和らぐこともあります。

    ③ I appreciate your patience.(お待ちいただきありがとうございます。)

    これは、すでに紹介したとおり 「ポジティブな表現で謝る」 方法です。特に、相手を待たせてしまったときに便利なフレーズです。

    ✅ 例文:

    “I appreciate your patience while we sort this out.”

    (解決までお待ちいただきありがとうございます。)

    “Thank you for your patience. We’re almost done.”

    (お待ちいただきありがとうございます。もうすぐ終わります。)

    → 「遅れてごめんなさい」ではなく、「待ってくれてありがとう」と言い換えることで、より良い印象になります。

    まとめ

    「I’m sorry」だけが謝る方法ではありません。状況に応じて、もっと前向きな表現を使うことで、相手との関係もスムーズになります。

    ✅ 指摘やフィードバックには感謝する → “Thank you for bringing this to my attention.”

    ✅ 相手の気持ちに共感する → “I completely understand your concern.”

    ✅ 待たせたときは謝るのではなく感謝する → “I appreciate your patience.”

    これらを使えば、謝るだけでなく、相手とより良い関係を築くことができます。ぜひ試してみてください!

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  • 「日本人がよく使うけど気をつけたいNG英語表現」

    今回も、リスナー様からいただいたご質問にお答えします。

    テーマは、日本人がよく使いがちだけど、実はちょっと失礼に聞こえるNG英語表現です。

    これもとっても鋭いご質問ありがとうございます。

    今日は、私がアメリカにきて仕事をしていて、失敗に失敗を重ねて学んだことを3つのポイントに分けてご紹介します。

    ポイント1

    助動詞の使い方で上から目線?

    should, must, may, had better, have toなどの助動詞は、日本語訳で覚えておくと意味やニュアンスを間違えることがあります。

    例えば

    同僚が5時までに終わらせないといけない仕事があって、それを教えてあげたいとします。その時に、”should”を使って、「5時までに終わらせるべきだよ」

    ✖️ “You should finish this by 5.”

    →アドバイスのつもりでも、相手によっては命令されてるように聞こえることも。

    では、「〜した方がいい」のhad betterなら軽めに聞こえるかなと、

    ✖️ “You had better finish it by 5.” と言いたくなります。

    →「~したほうがいい」なので、「どちらかというとやった方がいいよ」くらいの軽い表現のように誤解されがちですが、それは違うんです。had betterは、かなり強めの言い方で、「やらなきゃ大変なことになるよ」、「悪い結果が待ってるよ」という警告のニュアンスまで含まれます。「もし、5時までに終えなければ、もう仕事は回ってこないよ」とか、悪い結果が起きるというニュアンスがあるんです。

    他にも…

    ✖️ “You must finish it by 5.” “You have to finish by 5.”

    → これは完全に命令。**「絶対にやらなきゃいけない」**といった、ルールのような響きになります。

    ✖️ “You may finish it by 5.”

    → 一見丁寧そうですが、これは「許可を与える」感じになるので、上から目線に聞こえる可能性もあります。

    じゃあ、どう言えば自然でやさしい印象になるの?

    おすすめは、youを主語にせずにItを主語にして受動態を使い、

    ✔️ It has to be finished by 5.

    とすると、仕事を終えなければならない切迫感は伝わるけど、誰がするかは決めつけないので上から目線ではなくなります。

    もしくは、

    ✔️ “It might be a good idea to finish this by 5.”

    →「〜するといいかもしれないね」くらいのニュアンスで、一緒に考えてる感が出ます。

    気をつけたいNG英語表現

    ポイント2

    日本語から直訳で英語にすると誤解を招く表現

    ① “Why didn’t you…?” は責めてるみたい?

    相手が期限までにファイルを送ってこなくて、「何かあったのかな。大丈夫かな」と、ただ単に理由が知りたい場合などありますよね。そんな時に、

    ✖️ “Why didn’t you send the file?”と言いたくなります。

    これは、「なぜファイルを送らなかったの?」とシンプルに理由を尋ねる文章のように見えますが、実際は、「なんで送らなかったの?」かなり責められているように感じます。

    代わりに:

    ✔️ “I noticed the file wasn’t sent—did something come up?”

    ここでも、youを主語にせずにthe fileを主語にするんです。このように状況を確認することを主眼にすると責める感じではなくなります。

    ② “Do you understand?” は子ども扱いっぽい?

    ✖️ “So, do you understand?”

    ✖️ “Do you get it?”

    これは、親が小さい子供に対して言う言葉です。さらに、これもyouを主語にしているので、相手を試すような、上から目線の印象があります。

    相手の理解度を確認したい時は、

    ✔️ “Does that make sense?”

    ✔️ “Let me know if anything’s unclear.”

    →自然で、相手を尊重している感じが伝わります。

    気をつけたいNG英語表現

    ポイント3

    リクエストが命令っぽくなってるかも!

    × よくあるNGフレーズ:

    “Please give me some water.”

    “Please bring me the menu.”

    これらは直訳だと合っているように見えますが、命令形なのでとてもぶっきらぼうに聞こえます。お店の人に「水持ってきて」と命令しているように感じるんですね。

    ○ 丁寧な言い方にするとこうなります:

    “Could I have some water, please?”

    “Can I get the menu, please?”

    カジュアルな場でも使える表現:

    “Can I get a coffee to go?”

    “Could you help me with this, if you have a second?”

    エピソード16「感じのよいリクエストのフレーズ3選」

    エピソード37 「英語の敬語フレーズ3選」でも説明していますのでぜび聴いてみてください。

    まとめ

    気をつけたいNG英語表現3つのポイント

    ✔ 助動詞の使い方に注意!特にYouを主語にして “should” “had better”must” を使うと上から目線に聞こえることも。

    ✔ 日本語の直訳が意外な誤解を招くことがある!

    ✔ リクエストは「命令形」ではなく、 “Could you…?” を使うと柔らかい印象に。

    言葉って、ただの単語の並びではなくて、その背景に文化や感情があるんですよね。

    また、文法も日本語訳のままで理解するとニュアンスが違うことがあります。

    英語文法は英語で学ぶのがおすすめです。エピソード30「英文法との付き合い方」を参考にしてみてください。

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  • 英語スモールトークで距離が縮まる!3ステップで自然に話しかけるコツ(ビジネス編)

    プレゼンや会議などの専門的な内容の英語は事前に準備万端でなんとかなっても、ネットワーキングイベントやカンファレンスの休憩時間になると、どこから話しかけていいのか分からない…そんな経験ありませんか?

    でも、スモールトークは「つながりをつくる小さなきっかけ」。ここから本物のビジネスへとつながることが大いにあります。ということで、今日は、スモールトークの3ステップをご紹介します。

    Step 1: 自然に名乗って、相手の名前を聞こう

    まずは、自分から軽く名乗りましょう。笑顔で、明るいトーンで:

    “Hi, I’m Wakako. And you are…?”

    「What’s your name?」はちょっとストレートすぎるし、「May I have your name?」は少しかしこまりすぎ。

    “And you are…?” はナチュラルでちょうどいい聞き方です。

    ポイント:

    声ははっきりと。口をしっかり開けて、声を前に出すイメージで。

    トーンは少し高めで明るく。

    そして、相手が名前を教えてくれたら、必ずリピートしましょう。“Hi, Nancy!”

    名前を繰り返すだけで、グッと距離が縮まります。

    また、相手の名前の発音がわからない時は聞き返しましょう。相手の名前を言ってみて、間違っていたら相手が修正してくれます。難しい名前の場合このやりとりが何度か続くことがありますが、大丈夫です!

    相手の名前を適当に覚えるより、相手の名前をきちんと発音できるようになりたい、という姿勢はむしろ好印象です。

    そして、次に会った時にまた発音がわからなくなったら、また尋ねましょう。

    “I’m sorry. How do you pronounce your name again?”

    Step 2: 軽めの話題でウォームアップ

    いきなり仕事の話や難しい話をする必要はありません。まずは、その場に合った軽い話題で空気をあたためましょう。

    たとえば:

    “Have you been to this event before?”

    (このイベント、来たことありますか?)

    “How’s your day going so far?”

    (今日はどんな一日ですか?)

    “I love your bag—where did you get it?”

    (そのバッグ、素敵ですね。どこで買ったんですか?)

    軽い一言が、会話のスタートになります。

    この番組のエピソード1「会話をスムーズに始める魔法のフレーズ3選」で詳しく解説していますのでぜびお聴きください

    Step 3: 「FORD」の法則で話題を広げる

    会話が続かなくて困ったときは、「FORD」の法則を使ってみてください。一つ一つ説明します。

    F = Family(家族)

    相手が家族の話をしてきたら深掘りしてオッケーです!

    ・“Do you have any siblings?”(兄弟姉妹はいますか?)

    ・“Is your family from around here?”(ご家族はこちらのご出身ですか?)

    また、自分の家族のことも話しましょう!その時に気をつけるべき点ですが、日本人は謙遜して自分の子供のことを「優秀でない」とか「妻は気が利かない」とか言いますが、これを海外でやると家族仲が悪いんだなとか、奥さんに冷たいなとか、子供のこと大切にしてないな、とか思われて印象が良くありません。自分の家族のことは褒めましょう!

    ※ペットの話もこのカテゴリでOK!

    O = Occupation(仕事)

    ・“What line of work are you in?”(どんな分野のお仕事をされていますか?)

    ・“What’s the most interesting part of your job?”(仕事で一番面白いところは?)

    R = Recreation(趣味)

    ・“What do you usually do on weekends?”(週末は何をして過ごしますか?)

    ・“Have you picked up any new hobbies lately?”(最近新しく始めた趣味とかありますか?)

    D = Dreams(夢・目標)

    ・“Is there something you’ve always wanted to try?”(ずっとやってみたかったことはありますか?)

    ・“What’s your next step?”

    (次の目標は何ですか?)

    この4つのうち、どれかを選んで聞いてみると、自然に会話が広がっていきますよ。

    まとめ

    ビジネスシーンで英語のスモールトークを自然に始める3つのステップ

    1 自然に名乗って相手の名前をきく

    2 軽めの会話でウォームアップ

    3 FORDで話題作り

    Family, Occupation, Recreation, and Dreams

    最後に大切なことをひとつ。

    スモールトークの目的は、面白い話をすることではなく、相手とつながること。

    完璧に話そうとしなくて大丈夫です。

    うまくいっても、うまくいかなくても、それは経験になりますし、繋がりは生まれます。

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    私の英語失敗談 (序の口編)

    みなさん英語を楽しんでいますか?

    私はアメリカに来て11年ですが英語が完璧かというと、そんなことは全くありません

    ① 叔父さんと足首

    色々と苦手なことはあって、単語レベルで苦手なのもたくさんあるんですが、その中でもよく間違えるのが叔父さんと足首です。

    おじさんは uncle

    足首はankle

    ある日、足首を痛めて学校を休んだ学生さんがいたんです。それで、休んだ理由を他の先生に説明するのに、

    “My student hurt his uncle.”と言ってしまいました。すると、

    “What? What did he do?”

    “Oh, ankle!”と言われました。

    「足首」= ankle

    こんなことは日常茶飯事です!

    ② バニラアイスが食べられない

    これは、アメリカに来てすぐくらいの話ですが、

    アメリカ人ってアイスクリーム大好きなんです。

    夏の夕になるとアイスクリーム屋さんに長い行列ができます。

    で、私はとある酪農農家がやっているアイスクリーム屋さんに行ったのです。

    フレッシュミルクから作られたアイスと聞けばバニラですよね。

    バニラが食べたくて、”Vanilla, please”と言ったんですけど…

    “Huh?” “What?”

    って聞き返されるんです。あの「what?」が来ると、「あー、やっちゃったな」と思いますよね。

    でも、ここで負けてはいけない。3回くらい言ったら、

    “Oh! Vanilla!”

    って言われて。

    通じないくらいで負けてはいけないんです。

    ➂ どうしても覚えられない単語

    それから、これは失敗という訳ではないですが、どうしても覚えられない単語ってありませんか。私もたくさんあります。その一つが…

    Boulevard(ブールバード)=大通り

    もう何百回見ても、聞いても、言っても、うまく言えない単語なんです。

    このBoulevard、地図などではBlvdって略して書いてあるんです。StreetをStって略すのとおなじです。でも、こうやって略されると原型がわからなくなるんです。

    例えば、友達と夕食を一緒にする約束をしていて、そのレストランが “Concord Blvd” 沿いにあるとか書いてあると、読めないわけです。そこでどうするかというと、 “It’s on the Concord”

    って、もう「Boulevard」は完全にスルー(笑)

    相手に “Yes, Concord Boulevard”って言わせるんです。

    こんな感じで、英語を教えたりしていますが、英語の失敗は今でもたくさんあるんです。

    でも

    失敗したくらいで負けない

    わかってもらえないくらいで負けない

    というモットーでやってます。

    英語は使えば使うほど、間違えを気にしなくなります。

    というわけで、今日はちょっとゆるっと英語失敗談をお届けしました。

    共感してくれた方、ぜひあなたの英語失敗談もシェアしてくださいね。

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    アメリカのチップ文化ってどうなってるの?

    今日はちょっと軽くて楽しいテーマ、「アメリカのチップ文化」についてです。これはアメリカに旅行・出張・留学などで訪れるときに、多くの方が戸惑うポイントですよね。

    「チップって、いくら渡せばいいの?」「渡し方は?」「どんなサービスで必要?」など疑問がいっぱいで不安になります。

    今日はレストランでの支払いを中心にアメリカにきたら必ず直面するチップに関する疑問にお答えします!

    ​ アメリカのチップ文化ってなに?

    アメリカでチップ(tip)とは、サービスに対する感謝の気持ちを表す習慣です。昔はどちらかと言うとおまけのような感覚だったのかもしれません。

    でも、現在、アメリカでチップ(Tip)は、制度の一部です。

    特にテーブルサービスがあるレストランでは、チップの支払いは実質的に義務です。

    なぜなら、ウェイターやウェイトレスさん(サーバー)の時給が非常に低く設定されていることが多く、チップが収入の大部分を占めているからです。そこで、全く支払わないという選択肢はまずありません。

    つまり、自分はテーブルに座ってるだけで、サーバさんがご飯を運んできてくれたり、水や飲み物を補充してくれたりするのですから、その労働への対価を払うのは当たり前と考えたほうがこのチップ制度を理解できます。

    だから、メニュー価格は、食べ物に対する対価だけが記載されていて、サーバーへの労働対価は含まれていないと思った方がわかりやすいです。つまり、チップは“感謝”じゃなく“仕組み”にちかいです。

    2 注文する時点でチップを考えよう

    外食するときは、メニューの金額だけを見て注文すると後でびっくり!なんてことも。

    ですので、レストランでの支払いは「表示価格 + 20%」を想定しておくのが安心です。また、州によっては税金が加算されることもありますので、メニューの価格からは必ず上がります

    だから、「わっ!なんかすごく高くなった!チップ払うの嫌だ。なんでこんなに払わなきゃいけないんだ」と思って払うよりも、サーバーさんがテーブルでサービスしてくれたことに感謝して、笑顔で喜んでチップ払うようにするとアメリカでのレストラン体験が豊かなものになると思います。

    チップを払いたくない場合は、ファーストフードやカウンター形式などチップのいらないお店に行きましょう!

    ​ チップを払う方法

    レストランでのチップは現金をテーブルに残しておく方法が昔は普通でしたが、最近はクレジットカードでチップを払うのが一般的です。

    その場合の流れは

    ① “Can I have a check please.” とお会計を頼んでクレジットカードを渡すと、レシートが2枚出てきます(お店用Merchant copy, 控え用 Customer copy)。記入するのはMerchant copyのレシートです。

    レシートには以下の欄があります:

    Subtotal(小計)

    Tip(チップ)

    Total(合計)

    これを確認してください。

    ② Tipの欄にチップの金額を書いてください。通常は約20%です。

    例えば、Subtrotalが50ドルなら、約10ドルがチップとなります。チップの欄に10ドルと記入して、そして、Totalの欄に60ドルと記入。

    ➂ 最後に署名(サイン)してテーブルに置いておけばOK!チップ分は後でカードに加算されます。

    *タブレット端末の場合、「15%」「18%」「20%」などのチップ額が自動で表示されるので、選んでタップするだけで簡単です

    ​ Tipflationとは?

    このようにテーブルでサービスを受けるレストランでチップを払うのは当たり前ですが、

    近年は「Tipflation(チップフレーション)」という言葉も話題に。

    これは、tipとinflationを合わせた造語で、あらゆる場面でチップが求められるようになった現象のことで、一時期とても問題になっていました。

    テイクアウトでも「チップどうする?」とタブレット画面で聞かれたりすることがあります。

    でも、テーブルサービスのないお店(ファストフード・カウンター形式)ではチップは不要です。無理して払う必要はありません。

    💰チップが必要な代表的な場面と相場

    ① テーブルサービスのレストラン 15〜20%(良いサービスなら20%以上) クレジットカード or 現金

    ② バーテンダー(1杯につき) $1〜2 現金

    ➂ タクシー/Uber/Lyft 15〜20% アプリ内または現金

    ④ ホテルのポーター(荷物) 荷物1つにつき$1〜2 現金(直接渡す)

    ⑤ ルームサービス(料理配達) 料金の15〜20%(サービス料含まない場合) 現金

    ⑥ ホテルの清掃スタッフ 1泊につき$2〜5程度 現金(枕元に置く)

    ⑦ 美容室・ネイルサロン 15〜20% カードまたは現金

    ※ホテルのポーターや清掃スタッフには、できるだけ現金で直接渡すのがスマートです。$1札を何枚か持ち歩くと便利ですよ!

    【まとめ】

    チップは制度の一部。特にレストランでは実質義務

    メニュー価格+20%を目安に注文する

    カードでチップを書く方法を覚えておこう

    tipflationに惑わされず、自分の判断も大切

    このエピソードが、アメリカ旅行や生活の「モヤモヤ」をちょっとでも軽くできていたら嬉しいです。

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    元気をなくしている友人や家族を励ます英語表現3選

    今日も質問コーナーです!リスナー様からのご質問に続けてお答えします。

    ご質問は「落ち込んでいる友人や家族を英語でどうやって励ましたらいいですか?」というもの。

    ご質問ありがとうございます!

    これも、ほんとうに大事なテーマですよね。

    励ましって、相手との関係やタイミングによっても慎重になりますし、下手に立ち入りすぎると逆効果になるかなと気を遣ったりもします。でも、誰かがつらいときに、そっと寄り添うような言葉を英語でかけられたら、きっと心に届くはずです。私も辛いことがたくさんあって、いろんな人々に助けられてここまできました。

    今日は私自身がいってもらって本当に励まされたフレーズ3つをご紹介します。

    フレーズ① “I’m here for you.”

    (そばにいるよ/力になるよ)

    このフレーズは、英語で「あなたは一人じゃないよ」と伝えたいときにピッタリです。

    相手が孤独や不安を感じているとき、そっと寄り添う優しい一言になります。

    会話例:

    A: “I just feel overwhelmed these days.”

    (最近、いろいろなことでいっぱいいっぱいで…)

    B: “I’m really sorry to hear that. Just know—I’m here for you.”

    (それはつらいね。私がそばにいるからね。)

    これは定番の言葉ですが、とても相手に安心感を与えるフレーズです。実際に何をしてくれることはなくても、自分に寄り添ってくれる人がいると思うと心が落ち着くものです。

    フレーズ② “Please don’t feel pressured to talk about it, but if you ever want to, I’m here to listen.”

    (無理に話さなくても大丈夫。でも話したくなったら、いつでも聞くよ)

    この表現は、相手の気持ちを尊重しつつも、自分が支えになりたいという想いをやさしく伝えるフレーズです。

    「話さなくていいよ。でも、話したいときはここにいるからね」というバランスが、相手に安心感を与えます。

    会話例:

    A: “I’m just not ready to talk about it yet…”

    (まだ話す気になれないんだ…)

    B: “That’s totally okay. Please don’t feel pressured to talk about it, but if you ever want to, I’m here to listen.”

    (それで大丈夫だよ。無理しなくていいから、話したくなったらいつでも聞くよ。)

    私は落ち込んでいる時にこういってもらって本当に涙が出そうになりました。相手のプライバシーも尊重しつつ、でもとても親身に考えてくれていることが伝わってきます。

    フレーズ③ “Please let me know if I can help you in any way.”

    (何かできることがあれば教えてね)

    このフレーズは、相手のペースを大事にしながら、「あなたの力になりたい」と丁寧に伝えることができる万能表現です。

    会話例:

    A: “I’ve been going through a really hard time lately…”

    (最近、本当にいろいろと大変で…)

    B: “I’m really sorry to hear that. Please let me know if I can help you in any way.”

    (それはつらいね。何かできることがあったら、遠慮なく言ってね。)

    これはビジネスシーンでもプライベートでもよく使われる決まり文句です。定型句なので建前のようにも思うかも知れませんが、声の抑揚や、相手の目を見て真剣に言うなどすると気持ちが伝わります。

    まとめ:

    友達や家族を励ますフレーズ3選

    “I’m here for you.”

    “Please don’t feel pressured to talk about it, but if you ever want to, I’m here to listen.”

    “Let me know if I can help you in any way.”

    英語で人を励ますときに大事なのは「共感」と「距離感」

    励ましの言葉をかける時、相手が話したくなるまで待つ姿勢もとても大切。

    今回ご紹介した3つのフレーズは、英語で元気づける表現として、ネイティブもよく使います。

    ぜひ使ってみてください。

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    「“あれってどうなった?”以前のことを丁寧に確認する英語フレーズ3選」

    今日は質問コーナー第二弾!

    ペンネームゆうご様からのご質問2問目です。

    ご質問は、「あれどうなった?と以前に話したこと、起きたことを確認する言い方」を教えてください、です。ご質問ありがとうございます。

    これも、とってもよく遭遇するシチュエーションですよね!

    ビジネスでもプライベートでも、何かをお願いした後や話した後に、

    「どうなったかな?」と確認したくなる場面ってよくあります!

    私も、人に頼んでいたことなかなかできてこなくて、忘れられたかな、と不安になるんですが、あんまり強くいうとウザがられるかなー、とか気を悪くさせるかなー、と気になります。英語で催促っぽくならず、丁寧に伝えるにはどうすればいいでしょうか?

    そこで、今日は「あれってどうなった? 以前に話したことを英語でやんわり確認する3つのフレーズ」をご紹介します。

    フレーズ① “Hey, just checking in on ___.”

    意味:「○○の件、ちょっと様子を伺いたくて」

    優しく、プレッシャーを与えずに確認できるカジュアルな表現です。友達同士や、気の知れた同僚の間などで使えます。

    会話例:

    A: “Hey, just checking in on the budget proposal. Any updates?”

    B: “Thanks for checking! I’m finalizing it today and will send it soon.”

    日本語訳:

    A:「予算案の件だけど、何か進展ある?」

    B:「確認ありがとう!今日仕上げて、すぐに送る予定だよ。」

    “checking in”を使って、Just checking in with you about the report. Any updates? 「レポの件だけど、何か進展ある?」というような言い方もできます。カジュアルなフレーズで便利です。

    フレーズ② “I’d like to follow up on ___.”

    意味:「○○について、ちょっと続きを確認したいんですが」

    ビジネス英語では超定番。相手にプレッシャーをかけず、でもちゃんと意思を伝えられます。

    会話例:

    A: “I’d like to follow up on the invoice I sent last week.”

    B: “Yes, I saw it. I’ll get back to you by the end of the day.”

    日本語訳:

    A:「先週送った請求書の件で、ちょっと確認したいんですが。」

    B:「確認しました。今日中にお返事しますね。」

    このフレーズは、ビジネスの場では頻繁に登場します。以前に話したことを確認したい場合全般に使えますのでぜひ使ってみてください。

    フレーズ➂ This is a friendly reminder of ___.”

    意味:「○○についての、ちょっとしたリマインダーです」

    柔らかいけど、しっかりと「忘れないでね」という意図を伝えられます。

    特にメールやチャットでやさしく、丁寧に催促したいときにおすすめです。

    会話例:

    A: “Hi Sarah, this is a friendly reminder of the team presentation scheduled for tomorrow at 10am.”

    B: “Thanks for the reminder! I’ll make sure to be ready.”

    日本語訳:

    A:「サラさん、明日10時のチームプレゼンのリマインダーです。」

    B:「リマインドありがとう!ちゃんと準備しておきます。」

    “This is a kind reminder of…”とも言えます。ぜひ使ってみてください。

    まとめ

    何かをお願いした後、やんわり確認したいときに使える英語表現はこちら:

    Just checking in on…(カジュアル)

    I’d like to follow up on…(ビジネスで丁寧に)

    This is a friendly reminder of…(優しく催促)

    これらはどれも「感じよく」「明確に」伝えることができる便利なフレーズです。

    ぜひ使ってみてください。

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    「相手のミスをやわらかく指摘する英語フレーズ3選」

    初企画・質問コーナーです!

    リスナー様からいただいたご質問の一つを取り上げさせていただきます。

    ご質問は、「相手の話が間違っている時に、気遣いながら訂正したり確認したりする言い方」を教えてください、というものです。

    これはとても鋭いご質問で、私もすごく共感します!英語で話していて、相手のミスってはっきりわかってはいるけど、どうやって言い出したらいいんだろう。You’re wrong.とは言えないし、かといってスルーすると後で大変なことになるしー、と悩みますよね。

    そこで今日は、ネイティブもよく使う、優しく・丁寧に相手のミスや思い違いを指摘できるフレーズ3つをご紹介します。

    フレーズ①:“I might be wrong, but…”

    意味:

    「私の勘違いかもしれませんが…」というクッションを入れて、相手の間違いをやんわり伝える言い方。

    会話例(職場で資料の数字にミスがあると気づいた場合):

    A: “Here’s the budget proposal. The total comes to $58,000.”

    B: “Thanks! …I might be wrong, but I think the total should be $68,000.”

    A: “Oh no! You’re right — I forgot to include the travel expenses. Thanks for catching that!”

    日本語訳:

    A:「これが予算案です。合計は58,000ドルです。」

    B:「ありがとうございます。…私の勘違いかもしれませんが、合計は68,000ドルになるはずじゃないかなと。」

    A:「あっ、本当だ!出張費を入れ忘れてた。気づいてくれてありがとう!」

    I might be wrongと一旦自分を下げることで、相手のプライドを傷つけずに指摘できます。「気づいてくれてありがとう」という “Thank you for catching that.” もよく使います。自分のミスを指摘された時に使ってみてください

    フレーズ②:“Just to clarify, did you mean…?”

    意味:

    「確認なんですが…」という形で、相手の意図を丁寧に聞き返すことで、間違いを柔らかく指摘できるフレーズです。

    会話例(同僚が、取引先の会社名を間違えていた場合):

    A: “So, I’ll contact Global Solutions like we discussed.”

    B: “Thanks! Just to clarify, did you mean GlobalNet Solutions? I think that’s the company we worked with before — Global Solutions is a different firm.”

    A: “Oh no, you’re right! I completely mixed them up. I’ll contact GlobalNet Solutions.”

    日本語訳:

    A:「話し合った通りGlobal Solutionsに連絡しときますね。」

    B:「ありがとう。確認なんですが、GlobalNet Solutions のことですよね?私たちが以前に一緒に仕事したのはそちらで、Global Solutions は別の会社だったと思います。」

    A:「あっ、本当だ!完全に勘違いしてた。GlobalNet Solutionsに連絡します!」

    このように、Just to clarify…は、相手の名誉を守りつつ、重要なミスを丁寧に指摘するのにピッタリな表現です。

    フレーズ③:“Oh, I thought…”

    意味:

    「私は〜だと思ってました」と、自分の認識違いかもしれないとして伝えることで相手の間違いをやんわり指摘する表現です。

    会話例(同僚が違うファイルを送ってきた場合):

    A: “I sent you the report for the Johnson project.”

    B: “Thanks! Oh, I thought we were supposed to send the Thompson project report first?”

    A: “Wait… you’re right! Let me fix that.”

    日本語訳:

    A:「ジョンソン案件のレポートを送りました。」

    B:「ありがとうございます。あれ、トンプソン案件のレポートを先に送ることになってたと思ってましたけど…?」

    A:「あっ…そうだ!すぐに修正して送るね!」

    Oh, I thought… はシンプルですが使い勝手抜群です!このような感じで使ってみてください。

    まとめ

    気遣いながら相手のミスを指摘するフレーズ3選は、

    “I might be wrong, but…”(私の勘違いかもしれませんが…)

    “Just to clarify, did you mean…?”(確認なんですが…)

    “Oh, I thought…”(〜だと思ってました)

    やわらかく相手のミスを指摘するスキルは、信頼関係を築くうえでも大事です。言い方一つで、印象も大きく変わりますよね!

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