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  •  日本時間1ついたち、ABEMAにて『WWE RAW』が放送。低迷するダメージCTRLでイヨ・スカイが苛立ちをあらわにした。 現在『WWE RAW』では、アスカ、カイリ・セイン、イヨ・スカイの3人の日本人女子選手が【ダメージCTRL】というチームを組んで活躍中。 イヨは女子最強の証であるWWE女子王座を、アスカ&カイリのタッグ“カブキ・ウォリアーズ”も同時期にWWE女子タッグ王座戴冠を果たしていたこともあり、一時は日本人女子がWWEのトップ戦線で強い存在感を発揮していた。 しかし、イヨは今年4月のレッスルマニアにて袂を分かった元盟友のベイリーを相手に王座陥落。アスカ&カイリも今年5月のバックラッシュにてビアンカ・ブレア&ジェイド・カーギルを相手に王座陥落してしまい、わずか1ヶ月の間にすべてのベルトを失ってしまった。 今年のドラフトで活動の場をSMACKDOWNからRAWに移したダメージCTRLは心機一転して巻き返しを狙っている。 この日は、イヨ・スカイvsライラ・ヴァルキュリアのシングルマッチが実施。 ライラはダメージCTRLを相手に3連勝中。このところダメージCTRLは不調を極めていたこともあり、イヨのフラストレーションが爆発。先週のRAWではバックステージでイヨがライラを襲撃しており、因縁が深まる中でこの日の試合を迎えた。 イヨはゴングとともに突っ込んでいき、苛立ちをぶつけるがごとく罵倒しながらライラを滅多打ちに。得意のラ・ケブラーダも繰り出して一気に試合を決めにかかる。 序盤こそ攻め込まれたライラだったが、カンパーナやミサイルキック、フィッシャーマン・バスターなど得意技を堅実に決めていき、必殺のナイトウィングを狙う。 これを回転エビ固めで逃れたイヨがダブルアーム・バックブリーカーからカサドーラ・フットスタンプ。さらにスワンダイブ式の攻撃を狙うが、これをキャッチして担いだライラがナイトウィング。これはイヨのセコンドについていたダコタ・カイがカット。 ライラは鬼の形相でダコタを排除するも、イヨがそのすきを突いて串刺しダブルニーを叩き込み、必殺のムーンサルト・プレスを発射。しかし、ライラはこれを剣山で迎撃し、トルネードDDTからナイトウィングの体勢。イヨは髪を引っ張って怯ませ、クルスフィックスで丸め込んですりーかうんとを奪った。

  •  DDTプロレスが6月1ついたち、東京・花やしき内浅草花劇場で『What are you doing 2024 つあー in ASAKUSA』を開催した。樋口和貞がデビュー10周年記念試合に臨み、自身の白星で飾った。 樋口は大相撲の八角部屋を経て、2014年にDDTに入門。若手を主軸とした新ブランドDNAの創設メンバーとなり、同年11月28日、東京・北沢タウンホールでのDNAはたあげげ戦でデビュー。2017年7月にDNAを卒業し、DDTに移籍。2020年1月にはさかぐちゆきお、赤井沙希(ともに引退)とイラプションを結成し大暴れ。2022年7月3日には「KING おぶ DDT」トーナメントを初制覇し、空位だったKO-D無差別級王座を初戴冠。同月24日には吉村直巳(欠場中)とのコンビでKO-Dタッグ王座も奪取し2冠王として、団体をけん引した。KO-D無差別級王座は2023年1月に陥落したが、DDTには欠かせないヘビー級戦士として、常にトップ戦線で活躍している。 記念試合で樋口は同期の中津良太(BASARA)、石田有輝とのハリマオ・トリオで、バーニングの遠藤哲哉、飯野雄貴、高鹿佑也組と激突。樋口が強烈なチョップを遠藤に叩き込めば、遠藤はエルボーで返し、チョップとエルボーの打ち合いが続く。樋口は飯野とはラリアットの相打ち。高鹿は樋口の腕を攻めていくが、ムーンサルトプレスは自爆となり、ハリマオペースへ。高鹿に中津が投げ捨てジャーマン、石田はぶちかまし、樋口はラリアットを繰り出す。再び高鹿が腕を攻撃していくが、振り切った樋口はヘッドバット、ドクターボム、かちあげへとつなぎ、完全無欠のすりーかうんとを奪った。 マイクを持った樋口は「おかげさまでプロレスラーやって、10年迎えることができました。樋口和貞、横にいる中津良太もです。同じ日にデビューしました。今日は大阪から石田も来てもらって、吉村もいつもありがとう。DDT、まだまだ戦いは続きますけど、自分らハリマオ、前向いて少しずつ前進していきます」とあいさつ。 バックステージで樋口は「10周年を迎えられたことはやっててよかった。10周年記念試合をDDTで組んでもらって、本当に皆さんのおかげで進んでここまでたどり着くことができて、うれしく思ってます。ハリマオの皆さんもありがとうございました」としみじみと語った。

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  •  1ついたち、東京みやこ・後楽園ホールにて『MARIGOLD Grand Opening Wars2024』が開催。ユナイテッド・ナショナル王座、スーパーフライ級王座の初代王者決定トーナメント開催が決まった。 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日にはたあげげされた新団体。 スターダムを退団したジュリア、はやししたうたみ、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダムの『NEW BLOOD』にて偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属に。 さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。 後楽園ホールで行われたはたあげげ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その後の大会でも札止めや超満員を連発しており、快調な滑り出しを見せている。 マリーゴールドでは、独自のベルトを4本創設したことを発表。 団体最高峰の“赤いベルト”マリーゴールド・ワールド王座、アントニオ猪木さんが巻いたベルトにあやかった“白いベルト”マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(UN王座)、55kg以下の軽量級選手のためのマリーゴールド・スーパーフライ級王座。上記3本のシングル王座に加え、タッグ王座であるマリーゴールド・ツインスター王座もラインナップされた。 初代王座決定戦の日程等は一切発表されていなかったが、選手たちは自身が目指す王座に向けて猛アピールを開始。目標を同じくする選手同士には自ずとライバル関係が芽生えていった。 この日の第3試合では、桜井麻衣&松井珠紗vs翔月なつみ&CHIAKIのタッグマッチが実施。 アクトレス出身である松井と翔月は元々互いにライバル意識を持っていたが、目標も同じスーパーフライ級王座ということでさらに過熱。実質的には松井の方がキャリアが長いものの、翔月はアクトレスの至宝たるAWGシングル王座の戴冠歴があり、翔月の方が“格上”とされていた。

  •  1ついたち、東京みやこ・後楽園ホールにて『MARIGOLD Grand Opening Wars2024』が開催。元センダイガールズプロレスリングの丸森レアのマリーゴールド入団が発表された。 丸森は2022年6月に里村明衣子率いるセンダイガールズプロレスリング(せんじょ)に入門し、2023年8月にデビュー。練習生時代は怪我に泣き、プロテストに3回落ちるという逆境にもメゲない黄金の精神を宿している。 丸森は『ジョジョの奇妙な冒険』をこよなく愛しており、“闘うジョジョラー”として話題に。体調不良により今年2月10日より長期欠場を続けていたが、本人の意志によって5月3ついたち付でせんじょを退団したことが発表された。 マリーゴールドは、今年2月4日に『選手、スタッフへの引き抜き行為』を理由にスターダムから契約解除されたロッシー小川が創った新団体。 スターダム&アクトレスガールズからあまたのエース級を含む選手たちが合流して出来た当団体はプロレス界に賛否両論の嵐を巻き起こし、現在の女子プロレスの話題はマリーゴールドを中心に回っていると言って過言でない。 5月20日に後楽園ホールで行われたはたあげげ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その後の大会でも札止めや超満員を連発しており、快調な滑り出しを見せている。 今大会の第1試合終了後、おもむろにリングへ上がったロッシー小川が「マリーゴールドに入団したいっていう選手が今日来てます」と電撃発表。リングに丸森が上がってくると、場内は驚愕の声に包まれた。 感極まった様子の丸森は涙で声を震わせながらも「元センダイガールズプロレスリング、ジョジョラーこと丸森レアです。体調不良の方で退団をしてしまったのですが、療養期間中に思ってたことはただ1つ。プロレスがやりたい…プロレスラーであり続けたい、という気持ちでいっぱいでした。療養中に高橋奈七永さんのとあるSNSへの投稿内容を見て非常に感銘を受け、奈七永さんが所属するマリーゴールドに興味を持ちました。そして小川さんの団体の方針を拝見して、マリーゴールドで再スタートしたいと強く思い、今日このリングに上がらせていただきました。『大切なのは、真実に向かおうとする意志』という言葉が、ジョジョの作中にあります。

  •  1ついたち、東京みやこ・後楽園ホールにて『MARIGOLD Grand Opening Wars2024』が開催。マリーゴールドの生え抜き第1号・南小桃が待望のデビューを果たした。 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日にはたあげげされた新団体。 スターダムを退団したジュリア、はやししたうたみ、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダムの『NEW BLOOD』にて偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属に。 さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。 後楽園ホールで行われたはたあげげ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その後の大会でも札止めや超満員を連発しており、快調な滑り出しを見せている。 小桃は元スターダム練習生であり、2023年2月にはHANAKO、さくらあやとともにリングに上がりデビュー間近の練習生としてファンの前に姿を見せた。153cmという小柄ながらハイスピード戦線を希望し、同年3月にデビュー戦が決まるも腰の負傷で試合は延期に。快復も見込めずそのまま退団してしまった。 しかし、小桃はマリーゴールド創設時から練習生として合流。はたあげげ前の砂浜特訓ではみっちりと鍛え上げられた地力の高さを発揮しており、早々にデビューするものと期待を集めていた。 少し不思議な空気をまとっている小桃は、今月ついたちに行われた大阪大会のエンディングでリングに上がり、「噂によると、6月1ついたち、後楽園ホールで新人が1人デビューするんですよね?それって私のことですよね?MIRAIさん、デビュー戦の相手、お願いします!」と、さして緊張した様子もなく堂々とマイク。肝の据わった大物新人がMIRAIとデビュー戦を行うことが決まった。 ロッシー曰く「コスチュームはちょっとイメージとは違う」とのことだったが、この日登場した小桃は黒&金を基調としたクールビューティーなコスチューム。ほんわかした雰囲気の小桃とのギャップに場内はざわめいた。

  •  10日、みやこ内某所にて7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.3』についての記者会見が実施。マニー・パッキャオvs鈴木千裕戦のルールについて榊原信行しーいーおーが言及した。 今会見前夜には、元6階級王者のマニー・パッキャオと、RIZINフェザー級王者の鈴木千裕が7月28日開催の『超RIZIN.3』で対戦することが電撃決定。 この日、会見の場で対峙したパッキャオと千裕が舌戦を展開。 千裕が「僕はパッキャオ選手からボクシングを学ばせてもらいますけど、僕はパッキャオ選手にMMAを学ばせます」と啖呵を切ったり、記者や榊原しーいーおーに「俺が勝てると思ってないじゃないですか!なんでやる前から負けること考えるんスか!」と激昂したりと気迫をみなぎらせる中、パッキャオは余裕の笑みを崩さず「これはエキシビションではない。お互いがノックアウトを目指してしっかり闘いに行く試合になる。3Rのための準備ではなく、12Rのための準備をしっかりする」と本気の姿勢を見せた。 会見終了後の囲み取材でパッキャオのファイトマネーについて問われた榊原しーいーおーは「まあ、安かないですね。かつ、交渉してる間にどんどん円安が進むんでですね、日本円での契約じゃないんで、結果的に交渉してる金額は数年前から変わってないけど3割増になっちゃったっていう。ドル契約以外はないんでですね」と苦笑い。 さらに試合のルールについては「基本ボクシングと同じスタイル。裏こぶしは無し。シューズも着用ですね。スーパーマンパンチは禁止じゃないです。でも、蹴ったり固めたりヒジを打ったりすると、メイウェザーと同じように5ミリオンです。罰金なんで(笑)千裕はやらないと思いますけどね?円安になってるから3割増くらいになってるんですよ。やったら7億円ですよ。誰が払うんだこれ(笑)」とジョークを飛ばしながら詳細を語った。

  •  10日、みやこ内某所にて7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.3』についての記者会見が実施。対戦が決まったマニー・パッキャオと鈴木千裕が対峙した。 マニー・パッキャオはボクシング世界6階級制覇の元プロボクサーであり、2015年に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニアとの王座統一戦は150億円のファイトマネーや視聴率も歴史に残る注目度となっていた。 2021年に現役を引退し、2022年12月3ついたちの『RIZIN.40』のリングに現れRIZINとの契約を発表。2023年12月3ついたちの『RIZIN.45』でマニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー・ジュニアの再戦が噂されていたが実現せず、パッキャオがリング上で「来年是非皆さまにビッグファイト、フロイド・メイウェザーとやれるように頑張りたいと思います」と挨拶をするにとどまっていた。 これに榊原しーいーおーは「フロイド・メイウェザーじゅにあ、マニー・パッキャオ以外のボクシングのトップアスリートともコミュニケーションを取ってますから。エキシビションという枠の中であれば、非公式マッチなら日本で闘えたりもするので。それはライアン・ガルシアでもそうですし、ガーボンタ・デービスでもそうですし。いろんな選手に僕はチャレンジをして。ちょっと他の海外のプロモーションとは違う形で、このRIZINという舞台に海外の視線を集めるようなチャレンジはあっていいかなと思ってます」と語り可能性を探っていた形だ。 前夜の『RIZIN.47』にてリングに上ったパッキャオが超RIZIN.3への参戦決定を明かし「ついにこの舞台で戦う事が決まりました。このあと対戦相手が発表されます」と語ると、RIZINフェザー級王者の鈴木千裕が登場。 鈴木は「リスペクトを持って、1RでKOします!」と宣言し一礼。これを聞いたパッキャオは苦笑しながら「ベストを尽くしてこの選手にボクシングというものを教えてあげたいと思います。ボクシングは思ってるほど簡単ではないです」と挑戦を受ける構えを見せた。 会見に出席したパッキャオは「ボクシングというものはそんなに簡単に習得できるものではない。千裕はボクシングというものを経験したいと言っているようだが、7月28日は必ず彼はボクシングについて学ぶことになる。自分が学ばせる」と自信たっぷり。

  •  10日、みやこ内某所にて7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.3』についての記者会見が実施。対戦が決まったマニー・パッキャオと鈴木千裕が対峙した。 マニー・パッキャオはボクシング世界6階級制覇の元プロボクサーであり、2015年に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニアとの王座統一戦は150億円のファイトマネーや視聴率も歴史に残る注目度となっていた。 2021年に現役を引退し、2022年12月3ついたちの『RIZIN.40』のリングに現れRIZINとの契約を発表。2023年12月3ついたちの『RIZIN.45』でマニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー・ジュニアの再戦が噂されていたが実現せず、パッキャオがリング上で「来年是非皆さまにビッグファイト、フロイド・メイウェザーとやれるように頑張りたいと思います」と挨拶をするにとどまっていた。 これに榊原しーいーおーは「フロイド・メイウェザーじゅにあ、マニー・パッキャオ以外のボクシングのトップアスリートともコミュニケーションを取ってますから。エキシビションという枠の中であれば、非公式マッチなら日本で闘えたりもするので。それはライアン・ガルシアでもそうですし、ガーボンタ・デービスでもそうですし。いろんな選手に僕はチャレンジをして。ちょっと他の海外のプロモーションとは違う形で、このRIZINという舞台に海外の視線を集めるようなチャレンジはあっていいかなと思ってます」と語り可能性を探っていた形だ。 前夜の『RIZIN.47』にてリングに上ったパッキャオが超RIZIN.3への参戦決定を明かし「ついにこの舞台で戦う事が決まりました。このあと対戦相手が発表されます」と語ると、RIZINフェザー級王者の鈴木千裕が登場。 鈴木は「リスペクトを持って、1RでKOします!」と宣言し一礼。これを聞いたパッキャオは苦笑しながら「ベストを尽くしてこの選手にボクシングというものを教えてあげたいと思います。ボクシングは思ってるほど簡単ではないです」と挑戦を受ける構えを見せた。 会見に出席したパッキャオは「ボクシングというものはそんなに簡単に習得できるものではない。千裕はボクシングというものを経験したいと言っているようだが、7月28日は必ず彼はボクシングについて学ぶことになる。自分が学ばせる」と自信たっぷり。

  •  東京女子プロレスが6月9日、東京・後楽園ホールで『TJPW PRISM '24』を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の選抜メンバーで、プロレスラーとしても活動する荒井優希がえるえーテイラーを破り、インターナショナル・プリンセス王座のV3に成功。プリンセスタッグ王座との2冠獲りに意欲を見せた。 英国出身で初来日のテイラーは身長183センチの大型戦士で、母国での活躍が評価されて、いきなりIP王座挑戦のチャンスが巡ってきた。167センチの荒井とは16センチ差対決となった。 序盤から荒井はエルボー連打、ドロップキック、串刺しビッグブーツと攻め立てるも、ダイビング・ボディアタックはテイラーにキャッチされ後方に投げられる。テイラーはアームロック、ラリアット、ネックロックと攻めていくが、荒井はエプロンでFinally(カカト落とし)を叩き込み、ミサイルキック、サソリ固めと猛攻。抜け出したテイラーは逆片エビ固めで反撃。荒井は再度サソリ固めを決めるも、エスケープしたテイラーは旋回式で荒井を頭から叩きつけ、ラリアット一閃。耐えた荒井は逆さ押さえ込みを返されると、すかさず新人賞、Finallyを繰り出してすりーかうんとを奪取した。 荒井は「自分がどうなってるか分からない状況、時間が長くて。テイラーの大きさだけじゃなくて、力強さ、レパートリーの多さとかを体感して。一瞬のすきで防衛できましたけど、また次試合するとなったら怖いなって。また会えるときがあったら、いろんなものを磨いて待っていたいと思います」と振り返った。そして「3度目の防衛、もう半年ベルトを持たせてもらってるので、まだまだ防衛していきたい気持ちはあるんですけど、ここで満足せず、もっともっと高みを目指して、4年目のプロレスラー荒井優希をもっと磨いていきたい」と目を輝かせた。“高み”については「東京女子には、赤井(沙希)さんと持ってた(プリンセス)タッグベルトとか、ほかにもありますし。赤井さんなしでも、そこにたどり着けたら成長を感じると思うので。このベルト以外のベルトも狙っていきたい。(パートナーは)高め合えるよき人がいたら組んでもらえたらうれしいなって思います」とタッグ王座獲りも視野に入れていた。

  •  東京女子プロレスが6月9日、東京・後楽園ホールで『TJPW PRISM '24』を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者のわたなべみうがバートビクセンをしりぞけ2度目の防衛に成功。タッグパートナーの辰巳リカが挑戦を表明し、7月20日の後楽園大会での王座戦が決まった。 3度目の来日となったバートビクセンは過去の参戦で、その実力をいかんなく発揮し、初のプリプリ王座挑戦となった。 バートビクセンは序盤、ショルダータックル合戦で打ち勝つなどパワフルな攻撃を披露。ドロップキック、チョップと攻め込み、投げ捨てジャーマンも繰り出す。渡辺はドロップキック、ジャイアントスイングで10回転するも、バートビクセンはジャンピング・ハイキックで逆襲。さらにバートビクセンはペディグリー、雪崩式ブレーンバスターと猛攻も、踏ん張った渡辺はダブルハンマー、リバースパラドックス(変型逆エビ固め)にいくもバートビクセンはロープに逃れる。バートビクセンはキックで反撃も、渡辺はレーザービーム、ダブルハンマー、ティアドロップとたたみかけてすりーかうんとを奪った。 試合後、セコンドで試合を見ていた辰巳がリングインし、「未詩、ホントに強いよ。私とそのベルトをかけて戦わない? いつか、未詩がチャンピオンのときにタイトルマッチしたいなって思ってて。でもいつかって言ってたら、ずっと来ないから、今しかないと思うから。もちろんOKだよね? 7月20日、後楽園でやろうよ!」と日程、場所まで指定して強引にアピール。ノーとは言えない立場の渡辺は「やります! 私もこのベルトを持ってリカさんといつかは戦いたいと思ってたので。7月20日までに調整してきます。絶対負けません」と受諾した。 バックステージで渡辺は「ビクセン戦が決まったとき、このベルトでもワールドな人が来るんだって思って動揺してたんですけど。ビクセンも東京女子をチェックして、このベルトを背負うって覚悟を感じた。油断はできない戦いだったんですけど、私は東京女子をもっといろんな人に、世界にも日本にも広めたいので。ビクセン戦を無事終えて、誰が来てもいいようにと思ってたら、リカさんが来てしまって。あと1ヵ月、リカさんに向けて、このベルトのことを考えて生きていきたい」と気を引き締めた。

  •  9日、国立代々木競技場第一体育館にて『Yogibo presents RIZIN.47』が開催。榊原信行しーいーおーが全体を総括した。 セミファイナルでフアン・アーチュレッタから完勝したクレベル・コイケが、現RIZINフェザー級王者の鈴木千裕を呼びだしタイトルマッチを要求。 これに榊原しーいーおーは「鈴木選手は6月23日の五味戦もあれば7月28日のパッキャオ戦もある。そういう闘いを鈴木千裕がどういう結果で進んでいくかにもよると思いますけども、クレベルとのタイトルマッチってことを念頭に置いて実現に向けて調整できればいいなと思います」と、クレベルvs鈴木を前提として動く事を約束する。 朝倉海のUFC挑戦に関しては「ダナ・ホワイトに2月に会った時に伝えて、そこから具体的な話し合いや調整が進んできた。RIZINとして近視眼的に見れば、防衛戦もせずにUFCにチャレンジするってことが僕もそうだしRIZINを支えてきてるスタッフも含めて忸怩たる思いがあるのは正直事実。選手生命ってのは短いですから、今のUFCに乞われて求められて行けるタイミングで気持ちよく送り出してあげたいっていう親心みたいなものもあるし、たくさんのRIZINのファンがそれを支持してくれることも理解している。RIZINにとっては大きな損失かもしれないけど、海が残していく空位になるバンタム級のベルトをかけた闘いが繰り広げられて、その中で新たなドラマ、新たなスター選手が生まれてくれることを期待したい」と温かい目でコメントした。 メインイベントで勝利した堀口恭司もUFC再挑戦を口にしているが、現在堀口はBELえるえーTORの契約下にある選手であり、UFC挑戦が決定した場合は海と同様にRIZINのベルトを返上する形になりそうだ。 前回消極的な戦いをして大ブーイングを浴びた“ブラックパンサー”ベイノアの禊マッチを見た榊原しーいーおーは「厳しいことばっかり言ってもアレなんですけど……本音を言っていいですか?不合格です。もう一歩じゃないですか?“負ける勇気を持って勝ちに行く”んだったら、最後トドメをフィニッシュに向けていってほしかったなと。ジョニー・ケースも体調が悪かった、減量に失敗して久しぶりの試合だったし、フィニッシュできるチャンスはあったんじゃないかなと。

  •  9日、国立代々木競技場第一体育館にて『Yogibo presents RIZIN.47』が開催。メインイベントでは堀口恭司vsセルジオ・ペティスが行われた。 2021年にペティスの持つBellator世界バンタム級に堀口が挑戦したが、ペティスが4RにバックブローでKOし勝利。 時を経て現在RIZINフライ級王者でもある堀口が、ペティスに勝利し朝倉海が返上したバンタム級王座を奪い2階級王者になるのかに注目が集まっている試合だ。 1Rはお互い距離を見て様子見から始まり、堀口が左フックをテンプルに叩き込み、一瞬ペティスは膝をつくがすぐに立ち上がりダウンはとられず。堀口のハイキックの打ち終わりにペティスが飛び込んで上を取ろうとするが、堀口が回転しガードポジションへ。コツコツ殴ってパスしようとするも、1R終了までペティスは下からガッチリとホールドした。 2Rはラスト1分まで堀口がグラウンドでコントロールし、3Rになるとお互い近い距離で打撃戦へ。ペティスの踏みつけを避けた堀口にダースチョークをしかけるが、堀口はコーナーを蹴って外すと立ち上がる。最後はペティスが回し蹴りも堀口が避けるとストレート。後ろに自ら倒れて避けたペティスに堀口が覆いかぶさりガードポジション。そのまま時間いっぱいグラウンドで殴り合いになり、判定3-0で堀口の勝利となった。 敗北したペティスは「前回の闘いからの延長戦といった具合で、そこから先を闘っていたように思う。今日は彼が上回っていたので、彼に祝福の言葉を贈りたい。アメリカと違って日本ファンの素晴らしさも肌で感じた。これだけのプロダクションというのも素晴らしい。負けてしまったが、一生忘れないイベントになったと思っている」と爽やかにコメント。 堀口は「しっかりリベンジできたんで。ほんとは決めたかったですけど、中々相手がうまくてそこまでたどり着けず。なんにせよ勝てたのが嬉しかったですね。3R始まって相手と向き合ったときに、セコンドから『集中しろ!』って。会場がシーンとしてたからちょっとヤバかったかなと。もうちょっと盛り上げなきゃな、メインだしって。今回は勝ちに徹してしまったので次は盛り上げられる選手になって戻ってきたいと思います。

  •  9日、国立代々木競技場第一体育館にて『Yogibo presents RIZIN.47』が開催。第8試合ではクレベル・コイケvsフアン・アーチュレッタが行われた。 元RIZINフェザー級王者のクレベルと、元RIZINバンタム級王者のアーチュレッタが66kgのフェザー級で対戦。勝者が現王者の鈴木千裕への挑戦権に王手をかけると思われる試合に。 クレベルが突っ込んで来たアーチュレッタをローで牽制。再度踏み込んだアーチュレッタがワンツーアッパーもクレベルは下がって距離を取る。 アーチュレッタがローから前に出るが、クレベルは下がりながらハイで牽制。 クレベルが突っ込みながらワンツーもクレベルは下がって距離を崩さず、アーチュレッタがミドルをキャッチして足を絡めて倒すと、そのままエビ固めのように潰していく。これを回転して逃れたクレベルが、回転しながら足を絡めてきたアーチュレッタにヒールホールドを仕掛けこれでアーチュレッタがタップした。 試合を終えたアーチュレッタは「クレベル選手のキックがあって、彼が後ろに回ろうとして僕が彼のお腹の上に乗る形になった。前に転がるか、後ろにスクランブルするか。後者を選んだら、たまたま足を捕まえられてしまった。ヒザの外側をひねったときに、彼が入ろうとする直前にヒザを怪我してしまっていた。クレベル選手がチャンピオンになるだろうが、彼を追って私がチャンピオンになっていきたい」と再戦を望む。 クレベルは「日本は自分のホーム。自分の家のフェザー級は私が守りたい。前UFCから2回オファーがあったけど、自分は日本でやりたいから2年契約した。鈴木千裕はいつも逃げる。今年まだ2試合したい。ほんとは次の試合で千裕とやりたい。パッキャオとの試合は世界中で知ってる選手だから素晴らしい。パッキャオさん千裕をボコボコにしないでください。ボコボコにされたらタイトルマッチ出来ない。私、すぐ試合したい。優しくしてください。すぐに試合したいので。彼はパンチある、キック当てる。でもMMAのスペシャリストじゃない」と、鈴木千裕の持つ王座にすぐに挑戦したいと繰り返しアピールした。

  •  9日、国立代々木競技場第一体育館にて『Yogibo presents RIZIN.47』が開催。マニー・パッキャオがリングに登場し『超RIZIN.3』の参戦が正式決定。対戦相手が鈴木千裕となった。 マニー・パッキャオはボクシング世界6階級制覇の元プロボクサーであり、2015年に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニアとの王座統一戦は150億円のファイトマネーや視聴率も歴史に残る注目度となっていた。 2021年に現役を引退し、2022年12月3ついたちの『RIZIN.40』のリングに現れRIZINとの契約を発表。2023年12月3ついたちの『RIZIN.45』でマニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー・ジュニアの再戦が噂されていたが実現せず、パッキャオがリング上で「来年是非皆さまにビッグファイト、フロイド・メイウェザーとやれるように頑張りたいと思います」と挨拶をするにとどまっていた。 これに榊原しーいーおーは「フロイド・メイウェザーじゅにあ、マニー・パッキャオ以外のボクシングのトップアスリートともコミュニケーションを取ってますから。エキシビションという枠の中であれば、非公式マッチなら日本で闘えたりもするので。それはライアン・ガルシアでもそうですし、ガーボンタ・デービスでもそうですし。いろんな選手に僕はチャレンジをして。ちょっと他の海外のプロモーションとは違う形で、このRIZINという舞台に海外の視線を集めるようなチャレンジはあっていいかなと思ってます」と語り可能性を探っていた形だ。 この日リングに現れたパッキャオは「ついにこの舞台で戦う事が決まりました。このあと対戦相手が発表されます。皆さん7月28日は来場していただいて、素晴らしい試合を見ていただきたいです」と、『超RIZIN.3』さいたまスーパーアリーナ大会への正式参戦を発表する。 そして対戦相手として呼び込まれたのは、RIZINフェザー級王者の鈴木千裕。 鈴木は「リスペクトを持って、1RでKOします!」と宣言し一礼。これを聞いたパッキャオは苦笑しながら「ベストを尽くしてこの選手にボクシングというものを教えてあげたいと思います。ボクシングは思ってるほど簡単ではないです」と挑戦を受ける構えを見せた。 試合のルールは『RIZINスタンディングバウト特別ルール:3分3R(68.0kg)』に決定。

  •  9日、国立代々木競技場第一体育館にて『Yogibo presents RIZIN.47』が開催。休憩前に朝倉海が登場し、ベルトの返上とUFC移籍を発表した。 朝倉海は前田日明が主催するざ OUTSIDERで頭角を表し、55-60kg級王者へ。同王座を返上し2017年にRIZINに参戦すると、才賀紀左衛門や堀口恭司を倒し中心選手として活躍していく。第3代RIZINバンタム級王者を獲得するが、初防衛戦で堀口恭司のリマッチを受けて敗北。 2023年末にフアン・アーチュレッタの持つ王座に挑戦し、第6代RIZINバンタム級王者として返り咲いていた。 リングに現れた海は「今日は皆さんに重要なお知らせがあってこの時間を作ってもらいました。僕はRIZINのベルトを返上して、UFCに行きます!詳しい内容についてはUFC側から近日中にアナウンスがあると思いますが、正式にUFCに行くことが決まってます。すごく嬉しい報告なはずなんですけど、今すごく寂しい気持ちです。元々何者でもなかった僕が、こうして選手として格闘家として、男として認めてもらえたのはこのRIZINのおかげだと思っています。そして去年の大晦日にベルトを巻いて、一度も防衛戦もせずにUFCに行くという僕のわがままを受け入れてくれて、背中を押してくれた榊原さんに心から感謝したいと思います。2017年からRIZINに参戦して6年間戦わせてもらいました。大晦日に3年連続メインで負けるという悔しい思い出もありますが、こうして2回チャンピオンになれて、僕はRIZINとRIZINファンの皆さんが大好きです。僕は必ずUFCでチャンピオンになってきます。そして、世界中のファンを連れて必ずここに戻ってくるので楽しみにしていてください。これからも応援お願いします」と挨拶。 兄・未来もリングに現れ「ほんとに主催者からしたらお金になる選手を違う団体に送るのって、ほんとに選手のことを考えてないとできないことだと思うので、僕は本当にすごいプロモーターがやっている団体に出れてる事誇りに思います。ありがとうございます。まあ、弟がUFCに行くって中で、俺は次平本なんかと戦ってる場合じゃないと思うんですけど、ほんとに今JTTすごい環境で、マジで強くなってます俺。来月は圧倒的な試合見せますんで皆さん期待しててください」とアピールすると会場から大歓声を受けた。

  •  9日、国立代々木競技場第一体育館にて『Yogibo presents RIZIN.47』が開催。休憩前に7・28さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.3』の追加対戦カードが発表された。 ツヨカワクイーンとしてRIZIN女子を牽引してきたRENAの参戦が決定。対戦相手は、現在の日本女子格闘技界でトップクラスの美女格闘家として注目を集めているケイト・ロータスに決まった。 リングに現れたケイトは「RIZINファンの皆さんはじめまして、DEEP JEWELSから来ましたケイト・ロータスです。今回超RIZINという大きな舞台で憧れのRENA選手と戦える事本当に感謝しています。ただ、やるからには勝つ事しか考えてないです。しっかりと勝って自分が世代交代をして、格闘技を盛り上げていきたいと思いますので是非応援のほうよろしくお願いします」と謙虚にコメント。 RENAは「シュートボクシング、そしてRIZINのRENAです。またすごいべっぴんちゃんを連れてきたなという風に思ってますけれども、逆にここはしっかり勝って、年末私にもチャンスください。是非よろしくお願いします。一生懸命頑張ります」と挨拶した。 昨今怪我や欠場の多いRENAだが、“不屈の睡蓮”ケイト・ロータスが新たなツヨカワクイーンとなり世代交代を起こすのか?ニューヒロインの登場に注目が集まる。

  •  8日、東京みやこ・新宿FACEにてT-HEARTS『堀田祐美子デビュー39周年記念大会』が開催。堀田祐美子の39周年を同期の北斗晶さんが祝福した。 堀田祐美子は、日本の女子プロレス界で一度も引退すること無く現役を続行中。国内1位&世界3位のキャリアを誇る大レジェンドだ。 ベテランになってからも女子プロレスを世に広めるために精力的に活動し、RIZINに出場してギャビ・ガルシアと対戦したり、アクトレスガールズのプレイングマネージャーとして多くの後進を育成したりとその実績は多岐に渡る。現在は『T-HEARTS』を結成し、豊田真奈美さんの姪・しゃあを育成するなど次世代を担う若手の育成に尽力している。 昨年8月に両ヒザ人工関節置換手術を行って長期欠場に入っていた堀田だったが、今年3月に待望の復帰。「ヒザが悪かったときよりも蹴りがちゃんと入るようになった。これからも私の身体が持つ限りリングに上がり続けて同世代を勇気づけたい」とさらに強さに磨きをかけつつ現役続行に強い意欲を見せていた。  この日のメインイベントでは、堀田のデビュー39周年記念試合として堀田祐美子&伊藤薫&あのうサオリvs尾崎魔弓&シン・広田さくら&中島安里紗の6人タッグマッチが実施。堀田の入場時にはリング上を埋め尽くす大量の紙テープが舞う。 堀田は、引退を控えているAtoZ時代の愛弟子・中島とバチバチの蹴り合いを展開。尾崎と真っ向からぶつかる場面は無かったが、一触即発の空気にファンは大歓声を贈る。 しかし、この試合を持っていったのは北斗晶さんソックリのコスプレで現れた広田。観客席にいた本物の北斗さんへいちいちアピールしながら往年の動きを再現したり、場外乱闘の際に北斗さんに抱きつきに行ったりと場を盛り上げ、観衆は大爆笑。 ノリノリな広田が堀田をストラングルホールドγで捕らえるも、脱出した堀田がラリアット。広田が最後の抵抗でボ・ラギノール(※カンチョー攻撃)を突き刺すも、尾崎のチェーン攻撃が広田に誤爆。その後はあのうのジャーマン・スープレックス、伊藤の一切体重を逃さないエグいダイビング・フットスタンプ、堀田のピラミッド・ドライバーが立て続けに決まり、堀田の勝利で試合は終わった。

  •  8日、東京みやこ・新宿FACEにてT-HEARTS『堀田祐美子デビュー39周年記念大会』が開催。アジャコングとしゃあがシングルマッチを行った。 しゃあは、2021年7月にローカルインディー団体である愛媛プロレスでデビュー。 小柄ながらもガムシャラなファイトを見せることが魅力の1つであり、ローカル団体の選手ながらアイスリボンやしーどりんぐ、ベストボディ・ジャパンプロレスなどの他団体からも声がかかるようになっていた。 そんなしゃあだが、今年2月に故郷の岩国で開催した自主興行にて元・全日本女子プロレスの豊田真奈美さんの姪であることを公開。今まで秘めていたこの情報が公開された裏には、堀田が1年かけて豊田を口説き落とし「一人前のレスラーに育てる」と約束して弟子として迎え入れた事情があると明かされた。 今年3月にはしゃあの移籍記念興行が開催され、メインイベントで堀田祐美子&しゃあ&高橋奈七永vsアジャコング&伊藤薫&渡辺智子の6人タッグマッチが実施。 このカードは全女に憧れてプロレスラーを志したしゃあへのプレゼントとして組まれたカードであったが、経験不足や緊張もあったのか技の失敗が多発。 豊田さんそっくりのフォームでのミサイルキックやムーンサルト・プレスを放つ場面もあったが、「形だけやっても決まるわけねーだろ!ナメんな!」と激怒したアジャがしゃあを完膚なきまでに叩きのめして試合は終わった。 試合後、アジャは「『地方で3年間頑張ってきました』か?お前の『頑張ってきました』は1個も頑張ってねーんだ。お前にはな~んにも感じねえ。豊田真奈美の名前に甘えるんじゃねーぞこの野郎ッ!お前と豊田なんて比べ物にする価値もないくらい別物なんだよ。キック使えます、鎌固め使えます?何1つ出来てねーじゃねーかこの野郎よぉ。見掛け、カッコだけやったって、そんなんで人倒せるかバーカ!」とお説教。 しかし、「こんだけ言われて悔しいって思うんだったら、いつでもサシの勝負してやりましょう。勝負になるならな?」と救いの手を差し伸べ、しゃあとシングルマッチでの対戦を決定させた。 アジャとの試合に向けて約3ヶ月に渡って堀田から猛特訓を受けてきたしゃあは、入場時からアジャの眼前まで詰め寄って視殺戦を仕掛けるなどやる気満々。

  •  “初代タイガーマスク”佐山サトルの愛弟子であり、現在ストロングスタイルプロレスのレジェンド王者として君臨している間下隼人(ましたはやと・37)の娘がひき逃げ被害にあった。 5月29日14時頃、下校中だった間下の9歳の娘が青信号を確認して手を挙げて横断中にバイクのひき逃げ被害に。周りの児童たちが駆け付けるも、ひき逃げ犯は娘さんに「大丈夫?」と話しかけそのまま逃走。児童たちが学校に引き返し、教師に連絡し通報が行われた。 幸い娘さんは命に別状はなく軽症であり、その後目撃者からの情報提供や警察の捜査の結果、77歳のパチンコ帰りの男性が犯人であることが判明。 警察の仲介のもと電話にて犯人と直接連絡をとることができた間下だったが、犯人は「轢いたとは思わずぶつかって転ばせたと思った。大丈夫かと聞いたら『ごめんなさいごめんなさい』と言い出して怪我してなさそうだったから血も流れてなかったから大丈夫だと思った」と逃走した経緯を語り、怪我をして泣いていた娘を見ていた父・間下はこれに憤慨する。 相手がプロレスラーであることがわかった犯人は現在「被害者の父親が怖いから会いたくない、謝罪もできない、警察でなんとかして欲しい助けてほしい」「精神的に参ってるので無理、後は保険屋とのやり取りで済ませてくれ」と警察に助けを求め、対面での謝罪などは拒否している状況だ。 間下は6月20日後楽園ホールにて“初代タイガーマスク”佐山サトルが主催する『ストロングスタイルプロレス』のメインイベントで、“平成のテロリスト”村上和成を相手にレジェンド王座の防衛戦を控えている。 父を慕っている娘さんは「悪い事したんだからちゃんと謝ってほしい、住んでる家も電話もわかってるけどパパはそんなズルい人を倒すために強くなったんじゃないでしょ?」「パパは夢を叶えた人なんだから最後まで責任持たないと。憧れの人とやるんでしょ?プロレス好きなんでしょ?」「みんなパパの試合観た方がいいよ!あっでもパパ顔怖いから犯人みたいにみんな逃げちゃうか」と、怪我をしながらも犯人を責めず、心配する父にエールを送った。 181cm・110kgの間下は確かに外見は怖いが、タイガーマスクのボランティア精神や武道精神を受け継ぐ礼儀正しいレスラー。6月20日当日は父・間下が王座防衛する事を願っており、事件が無事着地し戦いに挑めるよう警察の協力が期待される。

  •  DDTプロレスが6月5日、東京・新宿FACEで『What are you doing 2024 つあー in SHINJUKU』を開催した。TEAM NOAHの“大将”潮崎豪がサプライズで電撃上陸。小峠篤司と組み、7月2ついたちの両国国技館でKO-Dタッグ王座(王者組は遠藤哲哉&飯野雄貴)に挑むことが決定した。 この日、バーニングの遠藤、飯野、高鹿佑也組が、秋山準、小峠、松永智充と激突した。5月29日、新宿で行われたノアの新ブランド「LIMIT BREAK」で秋山と小峠が一騎打ち。勝利した秋山が「一つのところじゃなくて、いろんなところ。俺のいるDDTでもいいし、ちょっと来い。オマエに足りないものも今の俺だったら教えられるのかな」と発言。それを受けて、小峠のDDT参戦が実現した。 試合は両軍、激しい戦いを展開。若手の高鹿も小峠の腕を攻め立てるなど奮戦したが、小峠のキルスイッチで高鹿が沈んだ。試合後、テーマ曲とともに潮崎が登場し、遠藤&飯野と視殺戦を繰り広げると「遠藤、飯野! オマエたち、俺と戦いたいんだよな? やってやるよ。ただしオマエたちのタッグベルトかけろ! 俺と小峠が挑戦してやるよ」と上から目線でアピール。遠藤は「断る理由なんかない。俺たちとこのKO-Dタッグのベルトをかけてやろう。ただ、この試合の後、俺たちの強さしか残らない。いつでもアンタからすりーかうんとをとる準備はできてるんだ」と受諾。両軍の合意があったため、今林久弥GMが7・21両国で王座戦を組むことを緊急決定した。 バックステージで遠藤は「どっちがバーニングかハッキリさせてやる」、飯野は「潮崎豪がDDTのリングに来てくれた。俺が両国で潮崎豪からすりーかうんと獲って防衛して、バーニングを吸収してやる」と意気上がった。 潮崎は「小峠と挑戦させていただきます。遠藤、飯野、2人ともまとめて倒してやります。一発で奪い取ってみせます」、小峠は「遠藤はずっと潮崎豪とやりたいと言ってたんで。俺はあっちからの指名ととらえてます。DDTとノアじゃ踏んでる場数も違うし、危機感も違うと思うし。負けないよ」と余裕を見せた。 なお、このタイトル戦決定に伴い、6・30後楽園ホールで遠藤&飯野&高鹿vs潮崎&小峠&Hi69による前哨戦が行われることも決まった。