エピソード
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この度、オンラインで人文学を学べるサービス「ディセミネ-disséminer-」がスタートします❗
大学院で専門的な訓練を受けた博士号取得者、およびそれに相当する専門家が、一過性の学びでは身につかない「考える力」を養う多様な機会を提供します。
こちらから公式サイトをご覧ください。https://disseminer.jp今回は最初の講師である渡辺、栗山、豊川の3人で、ディセミネについて、各自の担当講座について色々と語り合いました。各講座の初回ガイダンスは全て無料ですので、是非お越しください。初回ガイダンスに来てくれた方には大きな割引も行う予定です。
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Facebook: ディセミネ-disséminer-0:00〜 OP—ディセミネ始まります
2:56〜 ディセミネとは何か?
3:53〜 ディセミネの意味
6:04〜 専門的な知識へのアクセスを容易にするために
7:16〜 講座紹介①「西洋哲学概論」(豊川祥隆)
15:32〜 講座紹介②「哲学から見る感情」(豊川祥隆)
18:12〜 豊川講師の授業の進め方
19:57〜 講座紹介③「宗教学入門」(栗山はるな)
28:15〜 講座紹介④「美学美術史入門」(渡辺洋平)
33:35〜 講座紹介⑤「フランス語で読む哲学」(渡辺洋平)
38:36〜 割引のお知らせ
41:13〜 各講師からのメッセージ出演:渡辺洋平/栗山はるな/豊川祥隆
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まずはお知らせなのですが、この度、オンラインで人文学を学べるサービス「ディセミネ-disséminer-」がスタートします❗
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各講座の初回ガイダンスは全て無料ですので、是非無料登録&無料受講へ!
どうぞよろしくお願いいたします。
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すでにお話してきたとおり、プラトンが書いた『パイドン』において、ソクラテスは魂の不死不滅を「証明」します。では不死不滅の魂は死後どこに行くのでしょうか。
『パイドン』で語られる神話(ミュートス)によると、人間は死後、魂が裁きにかけられます。そして生前よい行いを積みあげた魂は清浄な上方へ、神聖なものを冒瀆するなど悪しき生を送った魂はタルタロスと呼ばれる地下世界へと送られるとされています。
この神話はソクラテスの死とどう関わるのでしょうか。ギリシャで行われていた犠牲式の話なども含めて、死後の魂について語ります。
0:00〜 魂は死後に裁かれる
1:11〜 現世で敬虔に生きた魂のゆくえ
3:55〜 古代ギリシャの犠牲式/犠牲式に参加するソクラテス
5:49〜 肉体から離れる魂
7:03〜 現世で神聖を汚した魂のゆくえ
9:05〜 死後の裁きとソクラテス「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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構成:土岐悠太
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デルポイにあるアポロン神殿の巫女が語った「ソクラテス以上に知恵のある者はいない」というお告げの言葉。ソクラテスはその言葉が意味するところを理解するため、市井の知者たちとの議論を交わします。その際に彼がとったのが、「エレンコス(吟味)」と呼ばれる対話のスタイルです。
エレンコスはいかに行われたか?なぜソクラテスは、エレンコスを重視したのか?その哲学的な価値とは?『ラケス』で描かれる「勇気」についての対話をもとにソクラテスの哲学的営みの具体的な相に焦点を当てていきます。
0:00〜 ソクラテスが行ったエレンコス(吟味)
1:46〜 エレンコスの四段階
4:29〜 『ラケス』におけるエレンコスの第1段階
7:36〜 『ラケス』におけるエレンコスの第2段階
15:37〜 『ラケス』におけるエレンコスの第3段階/第4段階
17:37〜 対話相手のさまざまなリアクション
19:10〜 ソクラテスによるデルポイのお告げの理解
24:52〜 「無知の知」は「無知の知」じゃない?
27:24〜 日本におけるソクラテスの受容「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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ソクラテスの思想をあらわすものとして名高い「無知の知」。この有名な思想について、ここで考えてみます。
プラトンの『ソクラテスの弁明』では、ソクラテスの友人であり信奉者でもあったカイレポンが「ソクラテス以上に知恵のある者はいない」というお告げをアポロン神殿の巫女から得たことが語られています。このお告げを聞いたソクラテスはそれをどのように理解しどのような行動に出たのか。知恵を意味するギリシア語「ソピアー」の語源学考察なども交えて、議論してゆきます。0:00〜 哲学者にふさわしい態度
0:52〜 デルポイの神託「ソクラテス以上に知恵のある者はいない」
5:32〜 ソクラテスがお告げを受けた時期
11:15〜 知っていること/知らないこと
13:44〜 知恵と技術、ソピアーの意味「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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魂の不死不滅を「証明」する――『パイドン』において、この「証明」という言葉は、現在の私たちが思い浮かべるような数学的証明ではなく、「信じること」や「信仰」を意味する「ピスティス」という言葉で表現されていました。死はそもそも人間にとって本質的に不可知な事象ですが、それについて議論することにはどのような価値があるのでしょうか。
ソクラテスが提示した「無知の知」という考え方に注目しつつ、死に関する言論を考察します。不滅の魂に配慮すること、まさにここにこそ「哲学」という営みが誕生した契機を見出すことができるでしょう。
0:00〜 不死にして不滅の魂
1:51〜 魂の不死の「証明」とは何か
5:17〜 死について何も知らないソクラテス〜「無知の知」
10:41〜 魂への配慮と哲学の誕生
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前回に引き続き想起説と魂の不死の関係について見ていきます。あらゆる知をもつ魂は神的なもの?古代ギリシャにも地獄はあった?哲学者は死を恐れない?
0:00〜 想起説と魂の不死の関係
3:47〜 古代ギリシャにおける地獄思想
5:51〜 哲学者の生と死「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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肉体は滅びるが、魂は滅びることはない――思考を通じて魂そのものに到達しようと訓練を続けてきたソクラテスにとって、死はどのようなものだったのでしょうか。プラトンは、ソクラテスにとって、死は自らの魂が肉体から離れ自由になることができる契機であり、また魂そのものになることによって不死不滅に至る契機だったと捉えました。
魂はいかにして不滅たりうるのか?その証明の過程を、『パイドン』や『メノン』の読解によって、「人は自分の知らないものをどうやったら学ぶことができるか」という疑問に対する考察などを経由しつつ確認してゆきます。0:00〜 ソクラテスの死とイデア
2:22〜 想起説による魂の不死の証明——人はいかにして学ぶことができるのか
7:31〜 学ぶとは想起することである
9:24〜 想起説と魂の不死
13:03〜 イデア論の力「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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肉体は滅んでも、肉体と分離した魂そのものは不死である――『パイドン』で、不滅のものとして捉えられている「魂」は、「イデア」なるものと関連付けられて考察されます。
プラトン哲学の中心概念である「イデア」とは何か?この世で我々が感覚するものは「ありかつあらぬもの」?「イデア」は「真実の存在」?
『パイドン』におけるイデア論と魂に関する議論を読み解きつつ、「美」のイデアについての考察にも展開してゆきます。0:00〜 魂とイデア
1:37〜 ありかつあらぬものとイデア
3:36〜 イデアと哲学
5:08〜 イデアと現実世界
8:36〜 さまざまなイデア論?「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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哲学とは、死の練習である——プラトンの著作『パイドン』でソクラテスが語ったとされるこの言葉は、一見、哲学が死を肯定的に捉えているかのようにみえます。ではソクラテスは、自殺という事態も肯定的に捉えていたのでしょうか?『パイドン』におけるソクラテスの語りやクセノポンの『ソクラテスの弁明』から、ソクラテスが自殺や自身の死刑についてどのような態度をとっていたのかを読み解きます。
0:00〜 ソクラテスは死や自殺を肯定していたのか?
2:38〜 死刑を受け入れることは神の使命に従うことだった?「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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哲学とは死の練習である――プラトンの著作『パイドン』でソクラテスが語る言葉です。ソクラテスが生きた古代ギリシャにおいて死はどのように捉えられていたのか、『パイドン』を読み解きつつ考察し、ソクラテスが死刑を平然と受け入れた謎に迫ってゆきます。
あわせて、古代ギリシャで哲学がもっていた宗教的側面や東洋の宗教との比較文化的な考察などにも話題を展開してゆきます。0:00〜 死とは魂の肉体からの分離であり、哲学とは死の練習である
5:30〜 生前の行いと死後の生/古代ギリシャと仏教?
10:30 〜 古代ギリシャと東洋&日本/ヘーゲルと仏教、京都学派?「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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ずいぶんと時間がかかってしまいましたが哲学ラジオセカンドシーズンはじまります!
これまでの「歴史&政治編」では 、なぜソクラテスが死刑宣告を受けるに至ったのかについて考えてきました。そのために①ソクラテスに対するアテナイの一般市民のイメージ、②裁判時のソクラテスの振舞い、③当時の歴史的背景、の3点から考察してきましたが、まだ最大の謎が残っています。それは、「ソクラテスはなぜ死を平然と受け入れることができたのか?」という謎です。 この謎に迫るべく、もっとも有名なソクラテスの弟子であるプラトンの著作『パイドン』を手がかりにソクラテスの死に対する考え方を探ってゆきます。
プラトンが描いたソクラテスははたして本物のソクラテスだったのか?著作のタイトルにもなっているパイドンとはどんな人物だったのか?プラトンが後世に与えた影響とはどんなものだったのか?
知れば知るほど奥が深い哲学の世界をいっしょにのぞいてみましょう!0:00〜 OP
3:00〜 『パイドン』——プラトンの見たソクラテスの死
10:08〜 最初に読むべきプラトンの本といえば?
14:37〜 『パイドン』という題に込められた意味は?「ソクラテスの死を考えなおす——思想編」へのコメントはこちらまで↓
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番組内では再生回数が1万回を突破と話していましたが、気がついたら2万回を超えていました。毎回聴いてくれている皆さまありがとうございます。
また原稿はBASEでも販売することにしました。是非ともよろしくお願いいたします。0:00〜 御礼コメント
3:34〜 今後の予告
8:50〜 お知らせ1
11:50〜 お知らせ2
15:38〜 補足1—ソクラテスは『雲』をみていたのか
23:49〜 補足2—ギリシャにおける画家と彫刻家/アーレント『人間の条件』
31:02〜 補足3—ギリシャにおける同性愛と異性愛
34:40〜 EDコメントはこちら↓
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※2022.11.13タイトル変更しました。
ここまで、その人生も含め、ソクラテスが死刑判決を受けることになった理由を見てきました。そこから見えてくるソクラテス像は、これまで一般に知られているものとはまた違った印象を与えてくれるものでした。ソクラテスもまたわたしたちと同じくある時代に生きたひとりの人間であり、それゆえにこそ彼の死は多くの人びとに驚きや謎をもたらしたのです。
しかしここまでの話からは、ソクラテスが死刑になった理由は分かっても、彼がなぜ死刑判決を平然と受け入れたのかまではわかりません。ここまでの話をまとめつつ、次回以降ソクラテスの思想的な側面へと焦点を当てていきます。コメント欄はこちら↓
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※2022.11.13タイトル変更しました。
「三十人政権」による寡頭政治。粛清の嵐が吹き荒れた恐怖政治下では、多くのアテナイ市民が命を落としたり財産を没収されたり亡命を余儀なくされたりといった目にあっていました。実はソクラテスは、かように悪名高い政権と無視できない繋がりを持っていた可能性があります。中心人物の一人であるクリティアスはソクラテスのかつての弟子であり、プラトンの親族や友人もまた政権に関係していたのです。
そのためソクラテスが三十人政権下で弾圧をまぬかれていたのは、彼が政権と近しい関係を持っていたからなのではないかという疑問が生まれてきます。そしてこれは、プラトンが『ソクラテスの弁明』で描いているソクラテス像、すなわち三十人政権とは無縁な存在、とはまた違ったソクラテスの姿を示しています。
プラトンの『ソクラテスの弁明』は史実と異なっている?ソクラテスは三十人政権の関係者に悪しき教育を施した張本人?ソクラテス裁判の本当の理由とは?
ソクラテスがなぜ死刑判決を受けることになったのか、政治と哲学の関係性なども視野に入れつつ、まとめてゆきます。0:00〜 三十人政権とソクラテスのつながり
2:25〜 『ソクラテスの弁明』は史実じゃない?
3:34〜 ソクラテスが裁判にかけられた本当の理由?
7:35〜 政治と哲学の関係性?コメント欄はこちら↓
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ペロポネソス戦争に大敗したアテナイ市内には、戦勝国である軍事国家スパルタが進駐してきました。そのスパルタ軍の強権を笠に着た「三十人政権」は市民に対して恐るべき圧政を行います。1年で1500人近くを殺害したといわれるこの「三十人政権」は、その後、再度勢力を伸張した民主派により打倒され、裁判という形での復讐を受けることになります。実はソクラテスの裁判もその動乱の渦中で起こされたものでした。
「三十人政権」の中枢の一人、クリティアスはソクラテスの弟子だった?ソクラテスが弟子に反民主的な考え方を植え付けた?ソクラテスは命をかけて三十人政権に抵抗した?
ソクラテスが何故裁かれることになったのか、民主派による報復裁判の過程や背景を跡付けつつ紐解いてゆきます。0:00〜 三十人政権の恐怖政治
2:34〜 民主派の盛り返しと和解——既往は問わず?
5:16〜 クリティアスはソクラテスの弟子だった?
6:52〜 プラトン『ソクラテスの弁明』とレオン逮捕事件
11:00〜 ソクラテスと三十人政権の関係の謎コメント欄はこちら↓
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ペロポネソス戦争に大敗したアテナイでは、戦勝国である質実剛健な軍事国家スパルタに見習うべきだ、という主張の元、一部の貴族が民主政を打倒して新政権を打ち立てました。彼ら「三十人政権」と呼ばれた寡頭派が模範としたスパルタという国の風俗は、アテナイのそれと大きく異なっていました。
市民は強い戦士であるために常に身体を鍛えていた?強い軍事力を背景に多数の被征服民を抱えていた?市民たちの経済的平等を保つために、他国との交易を制限した?
ソクラテスが刑死するわずか5年前、紀元前404年頃のアテナイの政治的状況を整理しつつ、スパルタという国家の特徴を見てゆきます。また、「三十人政権」の中枢にいた、クリティアスというソクラテスの元弟子の存在にも注目してゆきます。0:00〜 ソクラテスとクリティアス
1:19〜 ペロポネソス戦争の敗北と寡頭派の台頭
2:33〜 軍事的ポリス・スパルタ
8:29〜 寡頭派の台頭と三十人政権の成立コメント欄はこちら↓
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ソクラテスの弟子だったアルキビアデス。彼の協力によりスパルタはアテナイに対する優位性を確固としました。アテナイは自らが盟主としてまとめていたデロス同盟が崩壊の危機に直面し、さらなる窮地に陥ったことで驚くべき判断を下します。有能な将軍であるアルキビアデスを呼び戻し、戦局を変える、という判断です。
アテナイの戦況はいかに?戦争が彼にもたらした運命とは?ソクラテスはアルキビアデスの行動の責任をとらされた?
アルキビアデスの波瀾万丈な生を跡付けつつ、ソクラテスの死刑宣告の政治的背景も明らかにしてゆきます。0:00〜 スパルタからペルシャへと逃れるアルキビアデス
1:49 〜 アジア/ヨーロッパとギリシャ
6:18〜 アテナイの弱体化とアルキビアデスの帰還
10:21〜 アルキビアデスの死
12:38〜 ソクラテスとアルキビアデスの(同性愛的)関係
18:35 〜 ソクラテス裁判への影響コメント欄はこちら↓
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※2022.11.13タイトル変更しました。
ソクラテスのかつての弟子アルキビアデス。才気に溢れる将軍としてギリシア全土を支配下に置く野望を抱きつつシチリア遠征に出た後、彼の運命は暗転します。遠征の出発前日にアテナイで生じた聖像破壊事件の黒幕と疑われ、都へと呼び戻されてしまうのです。しかしアルキビアデスは極刑を免れるため驚きの行動にでました。それが敵国スパルタへの亡命です。
なぜわざわざ最大の敵対国に寝返ったのか?アルキビアデスの亡命によりスパルタは何を得、アテナイは何を失ったのか?アルキビアデスの裏切りとその背景、帰結について詳しく見てゆきます。0:00〜 野心家アルキビアデス
0:44〜 シチリア遠征とヘルメス柱像破壊事件
6:52〜 ポリス内部の権力闘争?
13:22〜 アルキビアデスの逃亡先
15:37〜 アテナイの弱点コメント欄はこちら↓
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前回お話ししたように、ソクラテスが裁判にかけられた背景には彼の弟子だった人たちがアテナイに及ぼした悪しき影響がありました。中でも大きな存在の一人がアルキビアデス。アテナイの民主政治最盛期を築いた大政治家ペリクレスの甥でもある彼は、家柄のみならず才気にも美貌にも恵まれていました。アルキビアデスとはどんな人物で、何をしでかしたのか。
ソクラテスの寵愛を受けた美丈夫?古代オリンピックで超人的な活躍をした?ペロポネソス戦争の大戦犯?
ソクラテスが死刑宣告を受ける要因を形作った人物のひとり、アルキビアデスの人物像に迫ります。0:00〜 アルキビアデスとはどんな人か
2:39〜 最初に読むべきプラトンの著作とは?
4:55〜 オリンピックで優勝するアルキビアデス
7:18〜 オリンピックで優勝することの価値と意味
13:00〜 第12回への補足—ソクラテスが要求した食事は1回限りだった?コメント欄はこちら↓
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ソクラテスの裁判が行われた紀元前399年頃は、さまざまな原因でポリスが不安定化した時期でした。そのせいで政治的な争いが多数生じ、みずからの敵をおとしめる目的で民衆裁判が用いられるようになってゆきます。
実はソクラテスが訴えられるに至った背景では、こうした当時の政治的状況が大きく影響していました。
一体何がポリスの混乱の原因なのか?当時は裁判が一番多かった時期?ソクラテスは弟子たちの行動の責任を取らされた?
ソクラテスが巻き込まれた政治的混乱について見てゆきます。0:00〜 ソクラテス裁判の歴史的背景
0:35〜 政治的手段としての裁判
2:24〜 アテナイの混乱
3:34〜 ソクラテスと政治の関係
8:02〜 ソクラテスと弟子の関係
10:32〜 古典期ギリシャの同性愛(抄)※サポートページ作りました。気に入っていただけた方はコーヒー一杯分からのご支援をいただけますと幸いです。
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