Episoder
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戦後最大の作家香月泰男の世界を、立花隆が浮き彫りにする。シベリア抑留により、アルチザンとして死に、アルチストとしてよみがえった香月泰男がシベリア・シリーズを生み出す舞台裏を語ります。
【言及した本】
・立花隆『シベリア鎮魂歌:香月泰男の世界』(文藝春秋、2004)
・立花隆『青春漂流』(講談社文庫、1988)
・小川隆夫『マイルス・デイヴィスが語ったすべてのこと: マイルス・スピークス』(小学館文庫、2026)
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2026年六月博多座大歌舞伎は、八代目尾上菊五郎の襲名披露公演でした。「茨木」の見事さもさることながら、森鷗外原作の「じいさんばあさん」は、原作・歌舞伎それぞれの魅力が満載で、そこから?外作品を再読しました。
【言及した本】
・森鷗外『阿部一族・舞姫』(新潮文庫、2006)
・森鷗外『渋江抽斎』(岩波文庫、1999)
・森鷗外『ヰタ・セクスアリス』(新潮文庫、1993)
・山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書、2017)
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Manglende episoder?
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アガサ・クリスティーが別名で発表した小説。認知の歪んだ人物を視点にすえて、ほとんどマインド・トリップで小説を展開させる離れ業。これはまぎれもないイギリス文学です。
【言及した本】
・アガサ・クリスティー、廣野由美子訳『春にして君を離れ』(光文社古典新訳文庫、2026)
・アガサ・クリスティー、青木久恵訳『そして誰もいなくなった』(クリスティー文庫、2010)
・アガサ・クリスティー、加島祥造訳『ナイルに死す』(Audible)
・ジョージ・エリオット、廣野由美子訳『ミドル・マーチ 1~4』(光文社古典新訳文庫、2019-21)
・モーム、行方昭夫訳『お菓子とビール』(岩波文庫、2011)
・カズオ・イシグロ、土屋政雄訳『日の名残り』(ハヤカワepi文庫、2001)
ダンテ、平川祐弘訳『神曲 地獄篇』(河出文庫、2008)
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そもそも『神学大全』とは邦訳で全45巻もあり、しかもそれはトマス・アクィナス全著作の7分の1でかないそうな。そんな知られざるトマス・アクィナスとその思想に、わかりやすさのために本質を犠牲にすることなく迫ったのが本書です。
【言及した本】
・山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書、2017)
・加藤喜之『福音派』(中公新書、2025)
・八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』(朝日文庫、2012)
・山本芳久『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版、2021)
・山本芳久『三大一神教のつながりをよむ』(NHK出版、2025)
・山本芳久『ローマ教皇:伝統と革新のダイナミズム』(文春新書、2025)
・山本芳久『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書、2021)
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箱根駅伝で日本人選手をごぼう抜きにしていくケニア人留学生。誰もが知っているけど、実態を知らないケニア人ランナーの秘密に、現地調査と関係者取材で迫り、驚きの実態をあきらかにしてくれます。
【言及した本】
・泉秀一『アフリカから来たランナーたち:箱根駅伝のケニア人留学生』(文春新書、2025)
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夭折の天才歌人? ダメ人間? ナルシスト? キャッチーで素朴に見える歌だけに引きずられず、五つの物差しで真相に迫り、啄木を演じている啄木の多様な姿を浮かび上がらせます。
【言及した本】
・松村正直『啄木ごっこ』(KADOKAWA、2026)
・五木寛之『青春の門 第三部 放浪篇』(Audible)
・石川啄木『一握の砂・悲しき玩具:石川啄木歌集』(新潮文庫、1952)
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帝王マイルス・デイヴィスとの交流から浮かび上がるあらたな側面。マイルス好き、ジャズ好きにはたまらない、小川隆夫さんによるインタビューの数々です。
【言及した本】
小川隆夫『マイルス・デイヴィスが語ったすべてのこと: マイルス・スピークス』(小学館文庫、2026)
クインシー・トループ、中山康樹訳『マイルス・デイビス自叙伝Ⅰ・Ⅱ』(宝島社文庫、1999)
小川隆夫『愛しのジャズメン』(Audible)
小川隆夫『愛しのジャズメン 2』(Audible)
小川隆夫『ジャズ楽屋噺』(Audible)
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9回のプロポーズ、5度の結婚を経験した寺娘・常野(つねの)は、越後を出て江戸に向う。都市の空気は自由にする――常野の生き方は、同時代の世界の女性と共振します。
【言及した本】
・エイミー・スタンリー、原直史監訳、石垣賀子訳『将軍の都の客人:越後の寺娘・常野、江戸を訪う』(みすず書房、2026)
・菱岡憲司『大才子 小津久足』(中公選書、2023)
・原直史『日本近世の地域と流通』(山川出版社、1996)
・原直史『近世商人と市場』(山川出版社、2017)
・ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄訳『レ・ミゼラブル 1~4』(岩波文庫、1987)
・ハーマン・メルヴィル、八木敏雄訳、『白鯨 上 中下』(岩波文庫、2004)
・曲亭馬琴、濱田啓介校訂『南総里見八犬伝 1~12』(新潮日本古典集成、2003~2004)
・西鶴、横山重校訂『好色一代女』(岩波文庫、1960)
・足立巻一『やちまた 上下』(中公文庫、2015)
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投資に興味を持ったなら、本多静六の生き様をぜひとも知りたいもの。学問・労働を道楽にし、お金に支配されない人生を、豊富なエピソードと処世訓とともに教えてくれます。
【言及した本】
・本多静六『私の財産告白』 (実業之日本社文庫、2013)
・バートン・マルキール、井手正介訳『ウォール街のランダム・ウォーカー:株式投資の不滅の真理』(日経BP、2023)
・チャールズ・エリス、鹿毛雄二・ 鹿毛房子訳『敗者のゲーム』(日本経済新聞出版、2022)
・ジョン・C・ボーグル、石塚順子訳『航路を守れ: バンガードとインデックス革命の物語』(幻戯書房、2021)
・本多静六『私の生活流儀』 (Audible)
・本多静六『人生計画の立て方』 (Audible)
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藤森先生と山口画伯に案内される、13+αの日本の名建築。贅沢にも、二人のフィールドワークに同行しているような気持ちになり、知識と感覚の両面から、日本建築の見方を刷新してくれます。
【言及した本】
・藤森照信、山口晃『日本建築集中講義』(中公文庫、2021)
・山本昌仁『近江商人の哲学:「たねや」に学ぶ商いの基本』(講談社現代新書、2018)
・高野秀行、清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』(集英社文庫、2019)
・藤森照信、山口晃『探検! 東京国立博物館』(淡交社、2015)
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共産主義国家だから宗教が規制されている? いやいや、中国は野良宗教パラダイスでした。そんな中国の民間信仰に、中国版TikTokの活用という斬新な手法で切り込み、徹底したフィールドワークで驚きの現実を浮かび上がらせる。中国のいまが見える快著でした。
【言及した本】
・大谷亨『中国TikTok民俗学:スマホからはじまる珍神探訪』(NHK出版新書、2025)
・難波淳『黄色い風の吹く街へ』(凱風社、1992)
・難波淳『唾と大地と水餃子: 肌で触れた中国の人と風景』(主婦の友社、1986)
・星野博美『転がる香港に苔は生えない』(文春文庫、2006)
・星野博美『謝々! チャイニーズ』(文春文庫、2007)
・星野博美『愚か者、中国をゆく』(光文社新書、2008)
・大谷亨『中国の死神』(青弓社、2023)
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佐世保在住の佐藤正午は、直木賞をとろうとも、どこ吹く風。徹底して自分に忠実に、我が道を行く生き方に、引き込まれてしまいます。そんな佐藤正午の最新エッセイ集『どこ吹く風』を中心に語りました。
【言及した本】
・佐藤正午『どこ吹く風:小説家の四季』(岩波書店、2026)
・佐藤正午『月の満ち欠け』(岩波文庫的、2019)
・佐藤正午『熟柿』(角川書店、2025)
・佐藤正午『小説家の四季』(岩波書店、2016)
・佐藤正午『小説の読み書き』(岩波新書、2006)
・高島俊男『お言葉ですが』(文春文庫、1999)
・ポール・オースター、柴田元幸訳『バウムガートナー』(新潮社、2025)
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いま水声社から、バルザック『人間喜劇』を、未完作品も含めてバルザックの構想に基づき全訳するという、途方もない試みがなされています。この機会に、バルザックの沼に浸りましょう。
【言及した本】
・バルザック、私市保彦・柏木隆雄責任編集『人間喜劇』(水声社、2025~)
・私市保彦責任編集『バルザック幻想・怪奇小説選集』(水声社、2007)
・私市保彦責任編集『バルザック芸術/狂気小説選集』(水声社、2010)
・私市保彦責任編集『バルザック愛の葛藤・悪魔小説選集』(水声社、2015~2017)
・鹿島茂・山田登世子・大矢タカヤス責任編集『バルザック「人間喜劇」セレクション』(藤原書店、1999~2002)
・柏木隆雄『謎とき「人間喜劇」』(筑摩学芸文庫、2000)
・柏木隆雄『バルザック詳説』(水声社、2020)
・柏木隆雄『こう読めば面白い!フランス流日本文学 : 子規から太宰まで』(大阪大学出版会、2017)
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アルプスの山を160キロ、20時間超で、眠らずに走り続けるとんでもない競技があります。そのトレイルランニングの日本における第一人者、鏑木毅さんの生き様から、学ぶことがたくさんあります。
【言及した本】
・鏑木毅『極限のトレイルラン:アルプス激走100マイル』(新潮文庫、2015)
・小出義雄『マラソンは毎日走っても完走できない:「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ』(角川新書、2009)
・小出義雄『30キロ過ぎで一番速く走るマラソン:サブ4・サブ3を達成する練習法』(角川新書、2013)
・村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』(文春文庫、2010)
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ジャック・ロンドンはボクシング小説も絶品です。ハードボイルドな魅力、そしてメロドラマ要素も、じつは欠かせない特質ではないかと思わされ、ジャック・ロンドンの奥深さがうかがえる短篇集です。
【言及した本】
・ジャック・ロンドン、牧原勝志訳『試合/獰猛なる野生児 ボクシング小説集』(光文社古典新訳文庫、2026)
・ジャック・ロンドン、深町眞理子訳『野性の呼び声』(光文社古典新訳文庫、2007)
・ジャック・ロンドン、深町眞理子訳『白い牙』(光文社古典新訳文庫、2009)
・ジャック・ロンドン、柴田元幸訳『火を熾す』(スイッチ・パブリッシング、2008)
・ジャック・ロンドン、辻井栄滋訳『マーティン・イーデン』(エクス・リブリス・クラシックス→白水uブックス、2022)
・ヘミングウェイ、高見浩訳『誰がために鐘は鳴る 上下』(新潮文庫、2018)
・ヘミングウェイ、高見浩訳『移動祝祭日』(新潮文庫、2009)
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御年93歳、癌と診断された五木寛之さんがたどり着いた自在の境地。大河にあらがい、迂回したっていいのです。
【言及した本】
・五木寛之『大河の一滴 最終章』(幻冬舎、2026)
・五木寛之『青春の門 第一部~第八部』(講談社文庫、Audible)
・五木寛之『シン・養生論』(幻冬舎新書、Audible)
・五木寛之『大河の一滴』(幻冬舎、Audible)
・前田啓介『戦中派』(講談社現代新書、2025)
・五木寛之『忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉』(新潮選書、2025)
・ナタリア・ギンズブルグ、須賀敦子訳『ある家族の会話』(白水uブックス、1997)
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いまアウトリーチ(研究の社会還元)では、言語学が熱い。言語学者・谷口ジョイさんが自身の半生とからめてつづる本書は、言語学のみならず、学問の魅力を伝えてくれます。
【言及した本】
・谷口ジョイ『ある言語学者の事件簿』(くろしお出版、2026)
・川添愛『言語学バーリ・トゥード: Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』(東京大学出版会、2021)
・菱岡憲司『その悩み、古典が解決します。』(晶文社、2024)
・ニコルソン・ベイカー、岸本佐知子訳『中二階』(白水uブックス、1997)
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ベランダガーデニングから不耕起栽培に興味を抱き、ついに土そのものの深遠さにたどり着きました。藤井一至さんの巧みな語り口で、地球上の12種類の土の旅へ連れていってもらいます。
【言及した本】
・藤井一至『土 地球最後のナゾ:100億人を養う土壌を求めて』(光文社新書、2018)
・ゲイブ・ブラウン、服部雄一郎訳『土を育てる:自然をよみがえらせる土壌革命』(NHK出版、2022)
・農文協編『耕さない農業入門講座:草と生きものを活かす新しい不耕起栽培へ』(農文協、2025)
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野田宇太郎がはじめた「文学散歩」は、過去にも未来にもつながる。岡田裕行『文学散歩の研究』から、文学散歩の豊穣なる可能性をうかがいます。
【言及した本】
・岡田裕行『文学散歩の研究』(文学通信、2026)
・菱岡憲司『大才子 小津久足』(中公選書、2023)
・野田宇太郎『新東京文学散歩』(全2巻、講談社文芸文庫、2015)
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沢木耕太郎のボクシング小説は、同時期の村上春樹作品との類似、エッセイで書かれていた印象的な体験を盛り込むなど、いろいろ興味深い気づきの多いものでした。
【言及した本】
・沢木耕太郎『春に散る』(朝日文庫、2020)
・沢木耕太郎『深夜特急 1~6』(新潮文庫、1994)
・沢木耕太郎『暦のしずく』(朝日新聞出版、2025)
・沢木耕太郎『天路の旅人』(新潮社、2022)
・沢木耕太郎『キャラバンは進む:銀河を渡るⅠ』(新潮文庫、2024)
・沢木耕太郎『いのちの記憶:銀河を渡るⅡ』(新潮文庫、2025)
・村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文春文庫、2015)
・村上春樹『1Q84』(全6巻、新潮文庫、2012)
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