Episódios
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わが宿の毛桃(けもも)の下に月夜(つくよ)さし 下心(したごころ)良し うたてこのころ
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朝霞春日(はるひ)の暮れば 木(こ)の間(ま)より移ろふ月を 何時(いつ)とか待たむ
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Estão a faltar episódios?
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春されば木の木暗(このくれ)の夕月夜(ゆふづくよ) おほつかなしも 山陰(やまかげ)にして
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春霞たなびく今日の夕月夜(ゆふづくよ) 清く照るらむ 高松の野に
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ももしきの大宮人(おほみやひと)の蘰(かづら)けるしだり柳は 見れど飽かぬかも
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朝な朝なわが見る柳 鶯の来居(きゐ)て鳴くべき森に早(はや)なれ
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山のまの雪は消(け)ざるを みなぎらふ川のそひには萌えにけるかも
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鶯(うぐひす)の春になるらし 春日山(かすがやま)霞たなびく 夜目(よめ)に見れども
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冬過ぎて春来(きた)るらし 朝日さす春日(かすが)の山に 霞たなびく
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雪をおきて梅をな恋ひそ あしひきの山片付(かたつ)きて家居(いえゐ)せる君
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風交(まじ)り雪は降りつつ しかすがに 霞たなびき春さりにけり
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命をし真幸(まさき)くもがも 名欲山(なほりやま)岩踏(いはふ)み平(なら)し またまたも来(こ)む
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明日よりはわれは恋ひむな 名欲山(なほりやま)岩踏(いわふ)み平(なら)し 君が越え去(い)なば
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君なくは何(な)ぞ身装(みよそ)はむ 櫛笥(くしげ)なる黄楊(つげ)の小櫛(をぐし)も取らむとも思はず
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絶等寸(たゆらき)の山の峰(を)の上(へ)の桜花 咲かむ春べは 君し偲はむ
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かくのみし恋ひし渡れば たまきはる命もわれは惜しけくもなし
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石上布留(いそのかみふる)の早稲田(わさだ)の 穂には出でず 心のうちに恋ふるこのころ
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豊国(とよくに)の香春(かはる)は我家(わぎへ) 紐児(ひものこ)にいつがりをれば 香春は我家
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【2024年1月13日 放送分】
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冬ごもり春べを恋ひて植ゑし木の 実になる時を片待つわれぞ
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