Эпизоды
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今回は、着物編を終えての雑談です。
浴衣に関して最近思ったことをお話しました。
浴衣や着物にも各人の体型に合わせた工夫があったのに、あまり着られなくなることでその感覚も薄れていったのかな、などなど……。
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8月3日に発売の雑誌「東京人」9月号
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下北沢の「きもの長谷川」はコチラ
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「東京人」9月号でご紹介いただきました/8/29と9/1にトークイベントがあります/最近の浴衣事情に思うこと/着物警察にはなりたくないが/そもそも浴衣とは/夏のリラックス着からおしゃれ着へ/SNS着付け動画を見ての驚き/着なくなると理想形がわからなくなる/服は社会的記号/ファッションは各人の体系をスッキリと素敵に見せるもののはず/着物・浴衣のポイントは裾・襟・おはしょり/ルールは着ている人を素敵に見せるためにある/個人の体型や好みに合わせたアレンジもある/昨今は着物・浴衣をはじめやすい
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着物編の6回目! 今回で最後です。
戦後、着物はどのように変わっていったかをお話ししました。
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2024年8月4日(日)
富川岳 × 岸澤美希トークイベント「遠野物語からはじめる ― わたしたちの民俗学」の詳細はコチラ
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【今回のポイント】
戦後の着物への認識はどう変わった?/大手呉服店が百貨店へ/新作の着物が定期的に発表されるようになる/大正時代に「訪問着」ができる/洋服のお出かけ着に対応/ツーピースの着物は定着せず/普段着は着物として語られなかった/戦後の着物需要減に対して単価を上げる/着物の格/高価格化によってボトム層が減る/フォーマル路線になった着物/現在は“デザインを楽しむ服”か?
【参考文献】
瀬川清子 1942年『きもの』六人社
足立敏樹 2015 年「着物の復活は本物か」(『繊維トレンド』2015 年 7・8月号 no.113 )
田中淑江・高橋由子「着物の着装における新たな概念について -女子大学生を対象とした調査より-」2022年(『共立女子大学家政学部紀要』第68号)
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Пропущенные эпизоды?
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着物の5回目。
今回は民俗学ならではの視点で労働着の変遷についてお話しします。
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【今回のポイント】
着物の3種/晴れ着・仕事着・普段着/昔の仕事着は上下に分かれていた/昔の仕事は身体を動かすのが基本/普段着のまま働く人が増えていった/古着で働く人も/国民服の登場/柳田國男「海外の真似ではなく、歴史を知り、風土に合った服の提案を」/日本列島の中にも地域・気候が多様だから皆が同じ服を着るのは難しい
【参考文献】
柳田國男 1969年「働く人の着物」(『定本柳田國男集』第14巻 筑摩書房)※初出1936年
柳田國男 1969年「国民服の問題」(『定本柳田國男集』第14巻 筑摩書房)※初出1939年
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着物の4回目では、どのように、誰によって作られてきたのか?を話します。
長い長い期間、家族の着物を作っていたのは、家庭の女性たちでした。
糸作りから、機織りまで、とても長い時間と手間がかかったのですが、戦後に大きな転換があったのです。
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【今回のポイント】絹も長い歴史をもつ素材/租庸調/殖産興業で一大輸出品へ/着物はどのように、誰によって作られてきたか/苧績(おうみ)/ヤドで麻の糸を作った娘たち/麻を育てるところから/約半月の夜なべ仕事で1反分の布ができる/冬に機(はた)を織る/かえ木綿/作るから買うへ/男性の稼ぎが頼みに/貨幣経済が農山漁村にまで入ってきた/服は女性が管理するというイメージは続く?
【参考文献】
瀬川清子 1964年『日本人の衣食住』河出書房
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着物の3回目です。
今回のテーマは着物の素材の変遷。
現在では、着物というと絹を思い浮かべると思いますが、長い間、一般の人々にとっての素材はまた別のものでした。
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【今回のポイント】私たちに一番身近な素材は?/「木綿」は実は新しい素材/木綿の長所と短所/木綿以前は「麻」や木の皮の繊維で布を作った
【参考文献】
柳田國男 1969年「木綿以前の事」(『定本柳田國男集』第14巻 筑摩書房)※初出1924年
瀬川清子 1964年『日本人の衣食住』河出書房
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皆さん、久々の更新になってしまい、すみません!
着物のことを色々調べていたら、膨らんでしまったので、少しずつ続けてお話ししていきます。
今回は、前回話した「小袖」についての補足です。
◆◆◆◆◆皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてくださいhttps://forms.gle/83SEvhtzi6S33Q4n9◆◆◆◆◆【今回のポイント】小袖にも時代によって色々あった/『大吉原展』で思ったこと/見た目が変遷しても名称は変わらない/戦国時代の小袖を『犬夜叉』のキャラクターで考えてみる/現在と着方が少し違った
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2回にわたって着物についてお話ししていきます。
一般の人々の着物に焦点を当てて話していきたいのですが、前半では、まず一般的な服飾史の流れを……ということで、超ざっくりと1600年分くらいの着物の話を追いました。
私たちがイメージする「着物」に至るまでには、様々な変遷があったのです。
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今回の話は以下のサイトの資料を見ながら聞いていただくとわかりやすいと思います
風俗博物館 日本服飾史 資料
https://www.iz2.or.jp/fukushoku/f_disp.php?page_no=0000001
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【今回のポイント】
着物のイメージ/七五三や成人式で嫌いになった人も?/実は変遷がある/着物とは長着?/まず服飾史を確認/布を簡単に纏った古代の日本人/中国の影響を受けた奈良貴族/国風文化が花ひらく平安時代/束帯/大河ドラマ『光る君へ』の服装は?/武家の台頭により公服も変わってくる/インナーとしての「小袖(こそで)」/小袖はTシャツ?/江戸時代には小袖がアウターに/明治時代には西欧化の一環で洋装が登場/上流階級から定着/では、一般庶民は何を着た? -
柳田國男「史学と世相解説」の後編です。
5〜12章の内容を話していきます。
柳田は史学(民間伝承の学、後の民俗学も含まれる)によって現代社会の世相解説を試みたわけですが、その一例として選んだのは、当時の選挙の在り方でした。
そこには、道徳の一つであった義理という考え方や、義理の親子関係という伝承が関係しているのだろうと、柳田は考えていました。
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「史学と世相解説」は、『定本柳田國男集』24巻(筑摩書房)の「国史と民俗学」の中(P107〜125)に収められています。
国会図書館の遠隔複写が依頼できます↓
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001692064
または、お近くの図書館でご覧ください。
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
https://forms.gle/xix83nJ6owuQCGxJ7
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トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」の詳細はコチラ(3月は28日。テーマは「おやつと間食」です!)
http://ptix.at/83DygE
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【今回のポイント】
何が昔と違うのかを見るのも歴史学/「農村衰微感(のうそんすいびかん)/なぜ人々は生活に不安を感じるようになったのか/人と人の繋がり方が変わってきた!/柳田は選挙の在り方に注目/「選挙粛正運動(せんきょしゅくせいうんどう)」/本意ではない投票の在り方/お金と義理による投票/伝承されてきた義理を確認してみる/義理の親子関係とは/古くから伝わる親子関係/①舅親(しゅうとおや)/②名付親(なづけおや)/③烏帽子親・鉄漿親(えぼしおや・かねつけおや)/④拾い親(ひろいおや)/⑤モリ親(もりおや)/比較的新しい親子関係/⑥仲人親(なこうどおや)/交通の発展による孤立から親子の義理が求められた?/義理を悪用する人も出てくる/義理は大切な伝承だが正しく導かなければいけない/国の問題は国民個人の問題だけではない/歴史を知り、正しく政治を行うことが大切/現在は投票には無関心?/官僚であり民間の暮らしも見つめた柳田の厳しい指摘
【参考文献】
柳田國男 1980年「史学と世相解説」(『定本柳田國男集』24巻 筑摩書房)※初出は1935年
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今回は柳田國男「史学と世相解説」という文章を解説してみます。
収録してみたらだいぶ長くなってしまったので、前後編で配信します。
まだまだ当時、自身の学問への認知がなかった頃から柳田はその有用性をアピールしてきました。そして、歴史から現在起きている物事を読み解き、社会に寄与することの大切さもよく考えていました。
この前後編では、やさしいだけじゃない(!?)民俗学の一面も伝えるといいなと思っています。
前編は柳田による自身の学問の説明部分です。
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「史学と世相解説」は、『定本柳田國男集』24巻(筑摩書房)の「国史と民俗学」の中(P107〜125)に収められています。
国会図書館の遠隔複写が依頼できます↓
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【今回のポイント】
久しぶりの作品解説/民俗学で世相を見るとはどういうことか?/昭和の日本が戦争に向かっていく時代に書かれた/国史は書物に書かれたものだけでは足りない/新たなる材料と手段/①考古学/②容貌体質や言葉を対象とする研究/③民間伝承の学(民俗学)/世の中の変わり目
【参考文献】
柳田國男 1980年「史学と世相解説」(『定本柳田國男集』24巻 筑摩書房)※初出は1935年
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前回・前々回とビミョーな音質でお送りしてしまいましたが、復活しました!
今回は、雑談回として、お掃除してコーヒーを飲む活動「Cleanup&CoffeeClub」についてのお話です。
現代では、“煩わしい”と“寂しい”の間を考えていくことが大事なんじゃないかなと思っています。
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今回ご紹介したものはコチラから
サイエントーク
https://open.spotify.com/show/7xSdoDeakt5aMs7s31GVsz?si=a6f17ed56d344039
from 雑談 #48 LIVE「かろりのつやごとを語る60分」
https://open.spotify.com/episode/53E1aMWekqZ1v4aW256qgN?si=JqyBRDpART-0EArgqIHgfw
Cleanup&CoffeeClub
https://ideasforgood.jp/2023/12/25/cleanup-coffee-club/
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【今回のポイント】
撮り直しました(泣)/サイエントークさんとのコラボが3/11と14に公開されます!/文系理系を超えてサイエンス(科学)がある/from雑談さんでは「コミュニティー」をテーマにお話ししました/都市部でつながる活動「Cleanup&CoffeeClub」/口実があると集まりやすい/煩わしさと寂しさ/ゆるくつながる安心
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⚠️今回も前回同様に、音質がいつもより悪くなってしまっています。すみません⚠️
コメントの10回目もかわべ先輩と一緒に、UT(ゆーてー)さんとぺんぱいぽさんのコメントについてお話ししました。
一問一答のようにはっきりとした回答ができずすみませんが、コメント回は他のリスナーさんからも類似事例をいただける機会としても認識してもらえるとありがたいです。皆さんの質問で私たちも新たな気付きをいただいています。
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
https://forms.gle/xix83nJ6owuQCGxJ7
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トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」の詳細はコチラ
http://ptix.at/W1SuEu
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国立歴史民俗博物館の「俗信データベース」はコチラ
https://www.rekihaku.ac.jp/doc/zoku.html
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【今回のポイント】
UT(ゆーてー)さんのコメント/
ぺんぱいぽさんのコメント/お葬式で竹ザルをホウキで掃く/ホウキにまつわる俗信/ホウキから掃除機へ/ホウキの持つ呪術的な意味合いについて考える/南方熊楠について/博物学と民俗学と -
⚠️今回、音質がいつもより悪くなってしまっています。すみません⚠️
コメント9回目です!
ゲストに先輩であるかわべさんをお招きして、gooddaysさんとにんべんさんのコメントについてお話ししました。
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
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「古事記ゆかり地マップ」はコチラ
https://www.pref.nara.jp/miryoku/narakikimanyo/yukaritimap/
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【今回のポイント】
2月23日に東中野の雑談で公開収録をします。21時から1時間/2月の藤香想トークイベントは29日(木)。テーマはカレンダー/ゲストは先輩であるかわべさん/gooddaysさんのコメント/六曜は天気が元になっている?/天気に関する伝承あれこれ/雪を避ける行事はあまりない?/七十二候が知りたい/田植えや農耕に関する内容が多い/雷と農耕の関係/にんべんさんのコメント/石川には2種類のキリコがある/石川と愛知、どっちが不思議?/当たり前は地域によって変わる/伝承も変わり続けている/記紀神話と地名
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更新に間が空いてしまってすみません(汗)
久しぶりのコメント回です。
雑誌掲載の告知と、おつるさん、じぇーさん、古色蒼然さんという3名の方のコメントをご紹介させてもらいました。
皆さんのコメントから私も学ばせてもらったり、新しい興味をいただいたりしています。
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『すぐ忘れる日本人の精神構造史 ―民俗学の視点から日本を解剖』(新谷尚紀・さくら舎)
https://amzn.asia/d/0EDNLk2
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埼玉県立川の博物館(かわはく)
https://www.river-museum.jp/
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【今回のポイント】
新谷先生の新刊&掲載雑誌のお知らせ/おつるさんのコメント/鏡石は佐々木喜善のペンネーム/臭すぎるお爺さん「乙爺」/博打を調べるリスク/節分で落花生を撒くのはなぜ?/じぇーさんのコメント/バブル期なノリノリ🎵/祭りは絶好のフィールドワークチャンス/民族意識と民俗意識/土地が暮らしと人を作る/古色蒼然さんのコメント/山仕事初め/鳥総(とぶさ)とは?/調査は5W1Hで調べてみる/常民とは/山や川で工夫して暮らしてきた人々/「かわはく」大好き
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滑り込みセーフできなかった(泣)五節句のひとつ、「人日(じんじつ)」の説明です。
1月7日に食べる「七草粥」の説明をしています。
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
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【今回のポイント】
七草粥ってなぜ食べる?/芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)/中国から伝わってきた/七草粥で若返る伝承/一晩がかりで叩いた七草粥/七草は“叩く”/人日には不気味な鳥がやってくるから/叩くという行為を分析する/折口の読み解き/「叩くことで七草に霊力を吹き込もうとする」/叩くは“注入”と“排出”/「胃を回復させる」は新しい解釈
【参考文献】
藤井乙男校 1926年『御伽草子』有朋堂文庫
折口信夫 1967年「常世波」(『折口信夫全集』16巻)中公文庫
宗 懍 (著)守屋 美都雄 (翻訳) 1978年『荊楚歳時記 (東洋文庫 324)』平凡社
日本風俗史学会編 1994年『日本風俗史辞典』弘文堂
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お雑煮の3回目です。
前回、全国のお雑煮の分布と、味噌と醤油の来歴について確認してみましたが、今回はお雑煮の味付けの変遷について文献と民俗事例を見て考えてみました。
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皆さんのお雑煮の情報はコチラから聞かせてください
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【今回のポイント】
垂れ味噌とは?/味噌を溶いて漉した液体調味料があった/味噌のすまし汁は醤油よりも早い/徳川家が醤油のすまし汁のお雑煮になったのは18世紀中期頃か?/江戸後期には江戸の町方ではみんながお雑煮を食べた/醤油のすまし汁のお雑煮を普及させたのは参勤交代?/幕府直轄領の京都・大阪には影響が少なかった?/味噌から醤油のすまし汁の変遷は昔の話ではない/
民俗資料からわかるその変遷/「正月料理だけは醤油を使う」/「人の意思の加わり得る限りは外部からの浸潤が力を発揮する/毎年のお雑煮だって少しずつ変わっているかも!
【参考文献】
瀬川清子 1956年『食生活の歴史』花島書店
斎藤月岑著・朝倉治彦編 1970年『東都歳時記』 東洋文庫
辻善之助 編 1991年『鹿苑日録』続群書類従完成会
柳田國男 1964年「郷土誌論」(『定本柳田國男集』25巻)筑摩書房
喜田川守貞 1996年『守貞漫稿』岩波文庫
奥村彪生 2016年『日本料理とは何か―和食文化の源流と展開―』農山漁村文化協会
白石知子 2018年「伝統的食文化の継承とその環境(その3)」(宮崎学園短期大学紀要 10号)
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明けましておめでとうございます。
2024年もどうぞよろしくお願いします!
年明け最初の放送は、お雑煮の2回目です。
全国のアンケートをもとに、味付けについて考えてみました。
【今回のポイント】
今年は「甲辰(きのえたつ)」/勢いよく成長する年/今年の目標/柳田は地域で区切って文化を考えることを戒めた/お雑煮の全国データから考えてみる/2018年のアンケート結果/餅は角餅か丸餅か? 焼くか焼かないか?/出汁の種類は?/味付けはすまし汁(醤油)か味噌汁か?/味噌汁は一部に分布/1940年のデータも確認/やはり味噌汁は近畿周辺に集中/味噌と醤油の歴史は?/ともに醤(ひしお)から発達した/味噌が先/味噌から液体調味料を取り出す試行錯誤/醤油は16世紀後期頃から文献に現れる/江戸時代から広がっていく醤油/一般家庭に定着師は野は昭和初期/醤油より味噌の方が作りやすい
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お話しているお雑煮アンケートはコチラから見られます
NRCレポート 2018年「全国お雑煮事情」
https://www.nrc.co.jp/report/180111.html
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【参考文献】
門口実代 2019年「雑煮―正月と餅」(『日本の食文化 2 米と餅』)吉川弘文館
吉田 元 1990年「16世紀寺院の発酵食品づくり」(日本醸造協会誌85巻3号)
1975年『日葡辞書』勉誠社
英俊 著・辻善之助 編 1935年『多聞院日記』三教書院
料理の友社編輯局 1940年『特撰家庭料理千五百種 5版』料理の友社出版部
https://dl.ndl.go.jp/pid/1027083/1/1
【参考資料】
本の万華鏡 第21回 大豆 -粒よりマメ知識-
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/21/2.html#anchor6
キッコーマン国際食文化研究センター 醤から醤油へ しょうゆ発達小史
https://www.kikkoman.com/jp/kiifc/tenji/tenji15/soysauce03.html
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2023年最後の更新です。
今年も大変お世話になりました!
今回から3回にわたって「お雑煮」についてお話ししていきます。
ぜひ、お雑煮を味わいながら聞いてください(笑)
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【今回のポイント】
玉飾りを買ってみた/視覚情報ってすごい!/年末年始どう過ごす?/やっぱりお雑煮は欠かせない/柳田國男のお雑煮への論考/ナオライという名称への着目/お雑煮は神への供物をおろして人々が食べるものだった?/文献に見る雑煮の記述/貴族たちが食べていたのは味噌味/近世以降に広まったとみられる/江戸時代調査でも味付けの違いがあった/この違いはどこから?
【参考文献】
門口実代 2019年「雑煮―正月と餅」(『日本の食文化 2 米と餅』)吉川弘文館
柳田國男 1962年「餅なほらひ」(『定本柳田國男集』第14巻)筑摩書房 ※初出は1936年
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今回は、冬至のお話です。
本当はクリスマスのうちに公開したかったです、、、(泣)
冬至とクリスマスに関係があると言われると、皆さんは以外に感じるのではないでしょうか?
そもそも、冬至って何かピンと来ていない方も多いと思います。
今回は、冬至の伝承、そしてその下敷きになっていると考えられる伝承、そして、クリスマスとの関係について話しました。
【今回のポイント】
ポッドキャストウィークエンドありがとうございました!/アイテムをセットにして販売しています/冬至って何?/12月22日頃に当たる/一年で昼がもっとも短い/太陰太陽暦では重要な日/太陰太陽暦のおさらい/「冬至 冬中(なか) 冬始め」/かぼちゃや柚子の伝承/もっと古くは何をしていた?/旧暦11月には神が訪れる/旧暦11月23日の「大師講(だいしこう)」/富士と筑波の伝承/新嘗祭との関係/新穀を備える/ポイントは小豆?/キリストの聖誕祭は元は違う日だった?/ミトラ教の冬至の祭りとの関係/洋の東西を超えて自然を観察する力
【参考文献】
1963年 柳田國男「年中行事覚書」(『定本柳田國男集』13巻)
1963年 柳田國男「新たなる太陽」(『定本柳田國男集』13巻)
1970年 柳田國男「富士と筑波」(『定本柳田國男集』31巻)
1972年 斎藤月岑・朝倉治彦校注『東都歳時記 3』東洋文庫
2018年 小川直之『日本の歳時伝承』角川ソフィア文庫
1993年 高橋秀『ギリシア・ローマの盛衰』 講談社学芸文庫
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前回に引き続き、「ポッドキャストウィークエンド」に関連した選書フェア「WEEKEND, BOOKS」で私が選んだ本について話してます。4冊紹介しました。後編は民俗学以外の本にも触れています。
【今回のポイント】
二十四節気「大雪(たいせつ)」/そろそろ雪が降る時期/トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」のテーマは「お風呂」/「WEEKEND, BOOKS」後編です/④『〈洗う〉文化史:「きれい」とは何か』国立歴史民俗博物館(編)・花王株式会社(編)・吉川弘文館/『旋回する文化人類学』松村圭一郎・講談社/『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ・淡交社/欠品ですが……『講座日本民俗学1 方法と課題』小川直之・新谷尚紀(編)・朝倉書店/12月16日は「ポッドキャストウィークエンド」でお会いしましょう
【参考文献】
『〈洗う〉文化史:「きれい」とは何か』国立歴史民俗博物館(編)・花王株式会社(編)・吉川弘文館
『旋回する文化人類学』松村圭一郎・講談社
『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ・淡交社
『講座日本民俗学1 方法と課題』小川直之・新谷尚紀(編)・朝倉書店
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皆さんの民俗事例や感想はコチラから聞かせてください
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12/16(土)の「ポッドキャストウィークエンド」の詳細はコチラ
https://podcastweekend.jp/
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「WEEKEND, BOOKS」の概要はコチラ
https://note.com/pcwe/n/n6a814dcb01aa
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SUZURIコラボアイテムはコチラ
https://suzuri.jp/Elementary_Traditionology
※こちらに掲載されているものは、Podcast Weekend 2023 Winter のコラボ企画グッズです。イベント当日(12/16)に身につけて会場へお越しいただくと、特別なプレゼントを差し上げます。
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やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 − 「お風呂」のお申し込みはコチラ
12月22日(金)19:30〜要町のカフェ藤香想にて開催します。
オンライン参加(アーカイブ有)もあります。
http://ptix.at/2sPIQu
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おかげさまで50回を迎えることができました! ありがとうございます!
とはいえ50回目も平常運転で(苦笑)、12月16日(土)に開催される「ポッドキャストウィークエンド」に関連した選書フェア「WEEKEND, BOOKS」で私が選んだ本についてお話ししました。勝手に前後編に分けてます!
下北沢の本屋B&Bで12月10〜24日まで展示されていますので、ぜひ足を運んでください。
【今回のポイント】
Spotifyまとめ 2023/やさしい民俗学はチャート最高順位は19位!/1.6万人の方々の間でトップ10入り!/制作したのは781分/ApplePodcastでも「Shows We Love 2023」に選ばれました!/2023年もありがとうございました/「WEEKEND, BOOKS」とは/選んだ本についてポイントを話します/①『民俗学とは何か 柳田・折口・渋沢に学び直す』新谷尚紀・吉川弘文館/②『日本の民俗学』柳田國男・中公文庫 /③『遠野物語 全訳注』柳田國男(著)・新谷尚紀(翻訳)・講談社
【参考文献】
『民俗学とは何か 柳田・折口・渋沢に学び直す』新谷尚紀・吉川弘文館
『日本の民俗学』柳田國男・中公文庫
『遠野物語 全訳注』柳田國男(著)・新谷尚紀(翻訳)・講談社
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