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1ついたち、東京みやこ・新宿FACEにてマリーゴールド『Marigold Spring Victory Series 2025』が開催。引退を控えた高橋奈七永がビクトリア弓月にパッションを伝承した。 奈七永は1996年に全日本女子プロレスでデビュー。“女子プロレス界の人間国宝”と呼ばれる大御所になった今でも若い選手たちに日本の女子プロレスの伝統を試合を通して伝え続けており、“パッション注入マッチ”と呼ばれるこの試合は女子プロ界の新たな伝統となりつつある。 引退を見据えてマリーゴールド入団を決めたと語っていた奈七永であったが、マリーゴールド1周年となる2025年5月24日の代々木体育館大会での引退を表明。残り3ヶ月を切った引退ロードを全力で駆け抜けている。 弓月はスターダムで2023年11月にデビューし、その年の新人王を獲得するなどポテンシャルの高さを見せた期待の若手。 キャリア半年に満たない時期にマリーゴールドはたあげげに合流するなど胆力も高く、柔道をベースとした確かな実力にハイスピードファイトも駆使。スーパーフライ級王座(※55kg以下の軽量級王座)を戴冠してからはシングル王者として20歳の若さで団体を牽引する選手に成長した。 最近は『ヤンマガWeb』でグラビア特集が組まれるなどビジュアル面でも注目が集まりつつあり、リング内外で女子プロレス界を背負って立つことを期待される存在だ。 奈七永と弓月は、マリーゴールドはたあげげ戦の第1試合で対戦。その際には奈七永が完膚なきまでに弓月を叩きのめす試合となり、若手のチャレンジマッチのような光景が広がっていた。 今回の再戦は、チャンピオンとなった弓月が約10ヶ月の時を経て奈七永にどこまで成長を見せつけられるのかが焦点となる試合だ。 試合は早々に場外乱闘に発展するが、弓月がリング内にイスを向かい合わせに並べてドッカリと座り込む。奈七永が対面に座ると、パワースラップの試合のようにノーガードで顔面にビンタを打ち合う意地の張り合いが展開。奈七永が蹴飛ばしてこれを終わらせたことから弓月が競り勝ったとも言える。 勢いに乗る弓月は、奈七永が得意とする足4の字固めを軸とした足攻めを展開していき、プランチャやムーンサルト・プレスなどの飛び技で仕留めにかかる。
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1ついたち、東京みやこ・新宿FACEにてマリーゴールド『Marigold Spring Victory Series 2025』が開催。MIRAIが勇気みなみに試合を通して“諦めない心”を伝えた。 岩手県宮古市出身のMIRAIは、小学生のときに東日本大震災で被災した1人。 2012年5月に初代タイガーマスクが東日本大震災で被災した家族を大会に招待し、MIRAIはそこでプロレスを初観戦。MIRAIはこれをキッカケにプロレスラーを目指すようになり、初代タイガー&しんま寿の後押しを受けて2019年5月に東京女子プロレスでデビュー。その後はスターダムへの所属を経てマリーゴールドはたあげげに参画。団体の中核をなす屈指の実力者となった。 2024年7月には宮古市観光親善大使に任命され、自らも初代タイガーのように子どもたちを導けるような“ちびっこたちのヒーロー”を目指している。 この日、MIRAIは勇気みなみとシングルマッチで対戦。 勇気は昨年8月にマリーゴールドで再デビューを果たしたばかりの新人であり、同年の新人王を受賞した期待の新星。MIRAIは勇気を一人前のプロレスラーに育てるべく、厳しい態度でこの試合に臨むことを語っていた。 試合が始まると勇気が勢いよく飛び出していってエルボーを連打も、MIRAIは真っ向からこれを受けきってボディスラム。さらにえげつない角度の逆エビ固めで捕らえ、勇気がロープに向けて伸ばした手も巻き込んで完全に封殺。 リング中央に引き戻された勇気は心が折れたか動きを止めてしまうが、MIRAIは「お前諦めんのかオイ!折れんなよ!」と鼓舞。これで息を吹き返した勇気が全身全霊のエルボーを連打していき、首極め腕卍や多彩な丸め込み技で最後まで貪欲に勝利を狙うガッツを見せる。 MIRAIは勇気の頑張りを評価してか、新人にはあまり出さない最上位技であるミラマーレ・ショック(※旋回式ハリケーン・ドライバー)を繰り出してすりーかうんとを奪った。 試合後にはMIRAIが勇気に手を差し伸べてガッチリ握手。試合を通して“諦めない心”を伝えた。 試合を終えたMIRAIは「3月1ついたちっていうこの大事な日に勇気みなみとシングルマッチを組まれて、最初はどうなるかなって思ってたんですけど、今はよかったなと自分は思ってます。
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Eksik bölüm mü var?
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8日、大阪府・176BOXにて『Marigold Spring Victory Series 2025』が開催。ベストボディ・ジャパン・プロレスの女王様である山中絵里奈がマリーゴールドに初降臨した。 鍛え抜かれた男の肉体にムチを振るう悪の女王様である“エリナ様”こと山中絵里奈は、ベストボディ・ジャパンフィットネスモデル部門グランプリを獲得するなどコンテスト界で優秀な成績を収めつつ2019年10月にベストボディ・ジャパンプロレス(BBJ)でプロレスラーとしてもデビュー。 BBJはプロレス界での露出こそ少ないが、コンテスト文化とプロレス文化を融合させたエンターテイメントを提供するという独自路線を追究している団体。スターダムやAEWで世界に名を轟かせる白川未奈がデビューした団体としても知られる。 白川はBBJはたあげげとともにデビューし、後輩の生え抜き選手である山中のデビュー戦の相手も務めてタッグパートナーに。その後は白川がBBW女子王座を戴冠して山中が後塵を拝する形となっていたが、ヒールターンして悪の女王様となった山中が“エリナ様”として白川と敵対するように。 その後、2019年12月にエリナ様が白川を破ってBBW女子王座奪取。白川はこの試合後にBBJを離れており、以降はエリナ様との対戦はない。エリナ様は今や世界をときめくMina Shirakawaに勝ち越している女だ。 BBJとアクトレスガールズはかつて団体間で提携しており、アクトレスガールズがBBJのリングで試合を行ったり、エリナ様も“アクトレスガールズ”となってアクトレスのリングに上がったりという交流があった。 アクトレスからマリーゴールドに移籍した選手たちとエリナ様は一時は同じ釜の飯を食った仲間でもあり、エリナ様のマリーゴールド参戦には内部からも喜びの声が上がっていた。 この日の第4試合では、桜井麻衣&青野未来&山中絵里奈vsCHIAKI&松井珠紗&メガトンの6人タッグマッチが実施。 CHIAKIと松井、そしてメガトンによく似た人はかつてBBJのリングにもよく登場しており、エリナ様にとっては見知った相手だ。 エリナ様はDarkness Revolutionの苛烈な攻撃を180度開脚でかわしていく柔軟性を見せつつ、高度のあるドロップキックを放って反撃する身体能力の高さを誇示。
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DDTプロレスが3月8日、神奈川・横浜ラジアントホールで『ヤッチャイナファイト2025』を開催した。『Judgement2025~はたあげげ28周年記念大会5時間スペシャル~』(同20日、後楽園ホール)でシングルでの決着戦を行う、悪党軍団ダムネーションT.Aの“カリスマ”佐々木大輔と、同軍から追放されたKANONとの遺恨がさらに深まった。 2・23後楽園で欠場中の岡谷英樹がダムネーションT.Aに衝撃の加入を果たし、KANONが追放された。納得がいかないKANONは佐々木とのケジメマッチを要求し、3・20後楽園で相まみえることになった。 この日、KANONはMJポーとの一騎打ちに臨んだが、開始早々、場外戦となると、岡谷がKANONに竹刀攻撃、さらにダムネーションT.Aのセコンド総出で、KANONを観客席に放り投げ、イスの雨あられ。リングに戻り、KANONがコブラツイストを決めるも、イルシオンが乱入。イルシオンをラリアットで排除したKANONはスリーピー・ホロウからコブラツイスト2.Oで絞め上げて勝負あったかと思いきや、岡谷が入って竹刀攻撃でカット。岡谷はレフェリーにも竹刀で一撃して反則負けが宣せられた。すると、佐々木らも入って、またもやKANONをボコボコにしてしまった。 佐々木が「ヘラヘラしやがって。『俺がなんかしたか?』って。おまえは何もしてない。何もしない。それが一番の罪だってことを知らねぇのか? これから教育してやる。3・20、俺の前に立てるのか? たとえおまえが来たとしても、俺たちがぶち殺してやる。3月20日で終わりだ」と言えば、岡谷は「おめえみたいな力のないヤツは、俺たちに支配されるしかねぇんだよ」と吐き捨てた。一方、KANONは「アイツらのやり方は一番わかってんだよ。3年間やってたんだよ。佐々木、いや、ダムネーション T.A、必ずおめぇらに復讐してやる。ぶっ殺してやるからな!」と涙ながらに雪辱を叫んだ。
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DDTプロレスが3月8日、神奈川・横浜ラジアントホールで『ヤッチャイナファイト2025』を開催した。『Judgement2025~はたあげげ28周年記念大会5時間スペシャル~』(同20日、後楽園ホール)で行なわれる、DDT UNIVERSAL選手権(王者=うえのゆうきvs挑戦者・鈴木みのる)の前哨戦は、挑戦者の鈴木が上野を圧倒した。 鈴木は彰人と組み、上野はTo-yとのコンビで激突。場外戦に転じると、鈴木は上野にイス、傘で攻撃。上野もエルボーで返して激しくやり合う。リングに戻ると、鈴木がエルボーで攻め込む。上野のエルボー、鈴木のチョップの打ち合いに。鈴木がフロント・ハイキックを見舞えば、上野はブレーンバスターで返す。To-yがチョップ連打も、鈴木のチョップ一発で吹っ飛ばされる。To-yのコジマワンダーランドから、上野が彰人にフロッグスプラッシュを叩き込む。鈴木が上野にスリーパーからゴッチ式パイルドライバー狙いも、To-yが阻止。上野が彰人にドロップキックから、Blackout Sleeperで絞め上げギブアップを奪った。勝負は上野組が制したが、強烈なインパクトを残したのは鈴木のほうだった。 マイクを持った鈴木は「上野! タイトルマッチまでクビ洗って待っとけとか、ベルト念入りに磨いとけとか、おまえのこれが最後とか、そんなB級レスラーのお決まりのセリフ、俺は言わねぇんだよ。次は後楽園だよな。今日よりもっと楽しく、もっと激しく、後楽園ぶち壊さす勢いで俺と全力で遊びましょ」と不敵に発言。上野は「鈴木みのると遊ぶのは痛いし苦しい。俺と遊ぶのはしんどいぞって言ってくれましたよね。でも、こんなんじゃ僕は負けません。鈴木さん、僕と遊ぶのは痛いです。苦しいです。でも楽しいですよ。またお会いしましょう」と返した。 バックステージで鈴木は「今日が最初で最後の前哨戦だよな。楽しいな。1回2回で終わるのはもったいねぇな。上野、もっとやろうぜ。もっとおまえの全力で殴ってみろよ。俺のこと蹴っ飛ばしてみろよ。おまえが今まで相手してきた奴、何十人、何百人っているだろうけど、俺より強い奴いなかったはずだ。上野よ、DDTよ、鈴木みのるをとことん食らいやがれ!」とニヤリ。 上野は「鈴木みのる、こんなもんですか。痛いよ。苦しいよ。もっと苦しくさせてくれよ、もっと痛くさせてくれよ。
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DDTプロレスが3月8日、神奈川・横浜ラジアントホールで『ヤッチャイナファイト2025』を開催した。『Judgement2025~はたあげげ28周年記念大会5時間スペシャル~』(同20日、後楽園ホール)でクリス・ブルックスの保持するKO-D無差別級王座に挑戦するたかなし将弘が前哨戦を制し、王座戦に弾みをつけた。 クリスとたかなしはタッグチームCDKでのベストパートナー同士だが、クリスがたかなしを指名して、今回のタイトル戦が決定。この日、クリスは正田壮史と組み、たかなし&アントーニオ本多と最初で最後の前哨対決となった。 クリスはたかなしにグラウンドでのオクトパスストレッチ、チョップ連打で攻めていく。たかなしはトラースキックからタカタニック狙いも、切り返したクリスがラリアット一閃。クリスはたかなしにツームストーン・パイルドライバーも本多がカット。クリスが正田のキックのアシストを受け、パイルドライバー。そしてプレイングマンティスボムを狙うが、たかなしがバッカスで丸め込んで逆転のすりーかうんとを奪った。 たかなしは「勝者と敗者の構図としては、信じられないけど、俺たち勝ったのかな? アンちゃん、ありがとう。おかげで勝てたぜ。クリス、(2・23)後楽園で直接言えなかったことを改めて宣言させてもらう。おまえが俺をどんなにやったとしても、俺はどんなにやられてどんな対価を払ったとしても、タイトルマッチ、必ずおまえから俺たちが過ごした6年間より重たい3秒のときを、おまえから奪ってやる。そのKO-D無差別級のベルトを巻くのはこの俺、たかなし将弘だ」とベルト獲り宣言。 バックステージでは同じユニットとあって、一緒にコメントを出し、クリスは「今日はマサが勝った。20日、楽しみ。でも負けてのビールはあまりおいしくない。だから後楽園は絶対に勝つ!」とベルト死守を誓った。たかなしは「負けて飲むビールの味は良く知ってるから、今のクリスの気持ちはわかる。クリスは“どっちがタイトルマッチの後にベルトを巻いてたとしても、うれしい気持ちになれる”と言ったけど…俺は絶対に勝って、クリスに“おまえは最高のパートナーだ”って、俺が言わせてみせるから」と自信を見せた。
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9日、東京みやこ・後楽園ホールにて全日本プロレス『ドリームパワーシリーズ2025【開幕戦】』が開催。宮原健斗&あおやぎゆうまが斉藤ジュン&斉藤レイを破って第100代世界タッグ王座戴冠を果たした。 双子の大相撲力士レスラー【斉藤ブラザーズ】斉藤ジュン&斉藤レイはともに190cm・110kg超えの大型選手として全日本の未来を背負って2021年6月に2人同時デビュー。2人で世界タッグ王座を戴冠し、2025年2月にはジャンボ鶴田&谷津嘉章が持つ同王座の最多連続防衛回数を更新する8回の防衛を達成するなどプロレス史に名を刻む活躍を見せている。 実力やビジュアル面も折り紙付きの2人だが、お茶目なその性格も愛されている。 地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめし リターンズ』で兄弟揃ってレポーターを務めてお茶の間の人気者に。さらに2人で歌う『どっち?』でCDデビューして話題を呼ぶなどリング内外でプロレス界をDOOMしつつある。 前シリーズでは“プロレス兄弟”というテーマで斉藤兄弟と青柳兄弟を推しており、2月の後楽園ホール大会では2組の兄弟対決で世界タッグ王座戦、同月の八王子大会ではジュンとゆうまの三冠ヘビー級王座戦が実施。ゆうまはいずれも戴冠を逃したが、連続で王座戦を闘う大車輪の活躍を見せた。 しかし、そんな全日本マットの風景を宮原健斗が黙って見ているわけもなかった。 9日の後楽園ホール大会での世界タッグ挑戦に加え、3月29日の大田区総合体育館大会での三冠王座挑戦を宣言。ゆうまとの【ビジネスタッグ】で世界タッグ王座を奪い、三冠王座も奪還して再び五冠王に返り咲く覚悟を叫んでいた。 試合は序盤から荒っぽい場外乱闘となり、レイが観客から借りてきたゆうまの応援タオルでゆうまの首を絞めたり、コーナーに2人を重ねて串刺しボディスプラッシュを見舞ったりと大暴れ。 ゆうまが集中砲火を浴びる展開となるも、宮原のブラックアウトに合わせてトラースキックを見舞う連携攻撃や、ジュン&レイのDOOM(※ダブルインパクト)を雪崩式ブレーンバスターで阻止するなどの活躍を見せ、ジュンと対峙する宮原をアシスト。 ジュンは相撲仕込みの強烈な張り手を宮原の顔面へ見舞い、最上位技のDAYS GONE(※変形昇天・改)を狙う。
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9日、東京みやこ・後楽園ホールにて全日本プロレス『ドリームパワーシリーズ2025【開幕戦】』が開催。MUSASHIが立花誠吾を破って世界ジュニア王座の2度目の防衛に成功した。 MUSASHIは昨年2月にみちのくプロレスを退団してフリーとなり、全日本プロレスに上陸。当初は“外敵”として警戒されていたMUSASHIだが、持ち前の人当たりの良さも手伝っていつの間にかイジられキャラに。現在は皆から“むーちゃん”と呼ばれて愛されている。 そんなMUSASHIだが、昨年7月に“ミスター斉藤”土井成樹の持つ世界ジュニアに挑戦表明を行った際に「お前所属じゃなくてフリー選手やろ?」と挑発されたことを受け、その場で福田社長に直訴して入団を認めさせた。その後は全日本への愛を深めてファン・選手の信頼を勝ち取り、今年1月には選手会副会長に就任。土井に流出していた世界ジュニア王座を奪還し、名実ともに全日本ジュニアの中心となった。 マイクで何かを言おうとするたびに遮られたり、パートナーにちゃちゃを入れられたり、退場を促すかのようにテーマ曲を流されたりと中々喋れないといったイジりを受けているMUSASHI。 2月の後楽園ホール大会で佐藤ひかるとの防衛戦を行った直後には、同大会に出場していなかった立花誠吾からビデオメッセージで挑戦表明が届いた。しかし、その内容はMUSASHIが負けることを前提に撮影されたひかるへの挑戦表明。新たな角度からのイジりを受けたMUSASHIは「勝ったの俺だよぉ?!」と悲しそうに叫び、大爆笑を買った。 MUSASHIもファンから愛されているが、立花も所属外の選手ながら熱烈な支持を得ている。ファンからは“アニキ”の愛称で親しまれ、盟友の黒潮TOKYOジャパンに振り回されて酷い目に遭う姿が人気に。会場人気はトップクラスと言っても過言でない。 和田京平レフェリーは立花の体つきや試合ぶりを手放しに絶賛しており、団体からの評価も高い立花は現在の全日本に欠かせない選手の1人となっている。 ピープルズ・チャンピオンvsピープルズ・チャレンジャーとも言える2人の試合は、基礎に忠実なレスリングからのガンの飛ばし合いに始まる。
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9日、東京みやこ・後楽園ホールにて全日本プロレス『ドリームパワーシリーズ2025【開幕戦】』が開催。宮本裕向が“ミスター斉藤”土井成樹を破ってGAORA TV王座の4度目の防衛に成功した。 GAORA TV王座は、全日本プロレス最高峰の三冠ヘビー級王座に次ぐシングル王座として2012年にPWF認定のもとで創設。団体内外の若手主力選手が目指す王座として争われている。 現王者の宮本裕向は、暗黒プロレス組織666所属の外敵王者。喧嘩自慢の元暴走族であり、掣圏真陰流トーナメント優勝歴を持つなど格闘家としての実力も確か。“デスマッチヤンキー”の異名を取るデスマッチファイターでありながら、ホームの666では奇妙でコミカルな試合をすることが多いトータルファイターだ。 昨年秋に開催された『王道トーナメント』で無念の欠場となった諏訪魔の代わりに出場したことで、諏訪魔らのユニット【バカの時代】の面々と縁が生まれて全日本にレギュラー参戦中。王道マットで“明るく楽しく激しいプロレス”を行うバカの1人として全日本に欠かせない選手になっている。 2月の八王子大会で行われた黒潮TOKYOジャパンとの3度目の防衛戦では、2人で延々とムーンサルト・プレスを発射し合うという見る人によってコミカルにもシリアスにも見える騙し絵のような芸術的な試合を展開。 この試合を見て感動した“ミスター斉藤”土井成樹がリングに上って裕向に挑戦を表明。裕向が「また世界ジュニアに挑戦すればいいじゃないっすか!こんな死闘で体ボロボロになってるのに、またタイトルマッチですか!?ちょっと休ませてくださいよ!」と悲鳴を上げるも、非情な全日本首脳陣は3月9日の後楽園ホール大会での防衛戦をその場で決定した。 ムーンサルト連発の反動でヒザを痛めている裕向に対し、土井はドラゴンスクリューや足4の字固めを軸とした足への一点集中攻撃を展開。裕向も意地を見せるべくムーンサルト・ダブルニードロップを放つが、かわされて自爆し大ダメージを負ってしまう。 土井はDOI555からのバカタレスライディングキックという必勝コンボを決めるも、裕向がギリギリでキックアウト。追撃を狙う土井がロープに飛ぶも、裕向はフランケンシュタイナーで迎撃し、土井の起き上がり際にそうまとう。最後は裕向がラストライドからのムーンサルト・プレスを決めてすりーかうんとを奪った。
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8日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『CINDERELえるえー つあーNAMENT 2025 〜開幕戦〜』が開催。引退と赤いベルトをかけて中野たむと上谷さや、白いベルトをかけて闘うスターライト・キッドとこなみが前哨戦で火花を散らした。 上谷とたむの出会いは、たむが2018年にスターダムの姉妹団体としてはたあげげした『スターダム★アイドルズ』で上谷がアイドルズの1人としてプロレスデビューしたことに遡る。 上谷が練習生からやり直してスターダムからデビューした後には、上谷とたむは節目節目でシングルマッチを実施。2021年12月には白いベルトをかけての闘いで上谷がたむを破って師匠超えを果たし、その後は良きライバルとしてしのぎを削ってきた。 2人は2023年7月にシングルリーグ戦『5★STAR GP 2023』開幕戦でも対戦したが、その際に上谷が照明用鉄柱によじ登って高高度からのダイブを敢行。これで上谷が左ヒジを脱臼して長期離脱。優勝候補筆頭として期待されていた中で開幕戦からリーグに大穴を空ける形となった上谷はメインストリームから外れてしまう。 約4ヶ月後に元気に復帰した上谷であったが、このときの心の傷は大きく残っていた様子。その後に自身のユニット【Queens Quest】の事実上の崩壊、ファンからの誹謗中傷問題などもあり、さらに心の傷を広げた上谷は闇堕ち。刀羅ナツコ率いる悪の軍団【H.A.T.E.】に加入し、秘め続けてきた狂気を存分に振りまいている。 その後、上谷は『5★STAR GP 2023』の件を持ち出して「あの日からお前にプロレス人生狂わされたんだよッ!今度はお返しに、私がお前の大切なものを全部奪ってやる」と当時赤いベルトの王者であったたむへ憎悪の矛先を向ける。 昨年12月の両国国技館大会でたむから赤いベルトを奪った上谷であったが、たむへの恨みはまだまだ尽きない。赤いベルトへのリベンジを餌にたむの愛弟子である玖麗さやかをかけた試合をふっかけるなど嫌がらせを続けてきた。 過激になっていく煽り合いは、両者の『敗者スターダム退団マッチ』が行われるまでに発展。 この試合は今月3日の後楽園ホール大会で行われ、上谷が勝利。
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8日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『CINDERELえるえー つあーNAMENT 2025 〜開幕戦〜』が開催された。 シンデレラ・トーナメントとは2015年からスターダムが毎年春におこなっているシングルトーナメントであり、優勝者には栄誉のシンデレラドレスと望む王座への挑戦権が与えられる。かつては1DAYトーナメントで行われてきたが、年々規模が拡大。全国を巡業しながら複数大会にまたがって行われる春の一大イベントとなっている。 今年の参戦選手は、羽南、姫ゆりあ、鉄アキラ、梨杏、八神蘭奈、玖麗さやか、HANAKO、さくらあや、天咲光由、レディ・C、妃南、吏南、琉悪夏、タバタ(CMLL)、稲葉あずさ(JTO)、稲葉ともか(JTO)の全16選手。 今年のシンデレラ・トーナメントは年齢やキャリアの浅い選手が中心に参戦しており、若手の登竜門的なビッグイベントとしての開催となった。 第1試合では八神蘭奈vs鉄アキラの1回戦が実施。 闘志をむき出しのファイトを見せるアキラであったが、八神がしっかり受けきった上で鋭い蹴撃で反撃し的確な腕への一点集中攻撃。最後まで勢いを失わずに貪欲に勝利を狙うアキラだったが、最後は八神が初披露のシンコペーション(※三角蹴り)を決めて勝利。 第2試合では姫ゆりあvs吏南の1回戦が実施。 18歳ながらあまたの修羅場をくぐってきた歴戦の吏南が終始圧倒。ゆりあはラフファイトに苦戦しつつ得意のギロチンドロップやビッグブーツ連打でOTR勝利を掴みかけるなどの見せ場も作るが、最後は吏南がPink Devil(※変形熨斗紙)を決めて勝利。 第5試合では梨杏vs稲葉あずさの1回戦が実施。 17歳の若さでデビュー2周年を迎えたばかりのあずさ。今月30日にデビュー1周年を迎える梨杏はキャリアでは劣るも20歳の大人の女としての意地を見せんと意気込んでおり、持ち味のがむしゃらファイトで吶喊。あずさは苦戦しつつも巧みな関節技と鋭い蹴撃で逆転。最後はあずさが姉超を叩き込んで勝利。 第6試合では妃南vsタバタの1回戦が実施。 フューチャー・オブ・スターダム王者の妃南は、CMLLから来たタバタの土俵であるテクニカルなロープワークやアームドラッグの応酬といったルチャ・リブレの技術で追随。しかし、タバタが1つギアを上げてトペ・スイシーダからのミサイルキックを見舞って逆転。
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3月8日午後、みやこ内品川区にて、『ぱんくらす 352』(3月9日、横浜武道館)の前日計量が行われた。第6試合の村山暁洋がオーバーしたが、再計量で無事パスした。そのほかの27選手は初回でパスしている。 全選手の体重とコメントは以下。【プレリミナリーファイト】▼第1試合 フライ級戦 5分3R今井洋希(禅道会/56.5kg)VS稲垣祐司(NATURAL 9/56.85kg)今井「禅道会の今井洋希です。しっかりフィニッシュして勝ちます」稲垣「NATURAL 9の稲垣です。第1試合目、デビュー戦、頑張ります。よろしくお願いします」▼第2試合 バンタム級戦 5分3R千種純平(パンクラス大阪 稲垣組/61.1kg)VS松井 涼(EXFIGHT×FIGHTFARM/61.35kg)千種「稲垣組の千種です。明日はどこからでもフィニッシュを狙って、思い切り倒しに行きたいと思います。お願いします」――コンディションは?「バッチリです」――相手の印象は?「むっちゃレスリングで、力が強い、頑張る人やなと思います」――昨年は良い勝ち方で2連勝。今回はどんな勝ち方をしたい?「今回もいつも通りフィニッシュを狙います」――今年1年の目標は?「今年はとりあえずランキング1桁に入りたいんで、そのためにはやっぱり全部フィニッシュで決着をつけて、全部勝てばいいかなと思っています」松井「EXFIGHTの松井です。明日、楽しみです。よろしくお願いします」【メインカード】▼第3試合 バンタム級戦 5分3R前田浩平(GRABAKA/61.4kg)VS梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス/61.5kg)前田「GRABAKA所属の前田です。今回、階級変更一発目で、梅原選手にケンカを売られたので、ケンカを売ったことを後悔させるような試合をして、しっかり勝ちたいと思います。よろしくお願いします」梅原「お世話になっております、所プラスの梅原規祥です。僕は会見ではいろいろ言いましたけど、本当に心から尊敬しています。この2ヶ月間、本当に、明日ベストを尽くすために頑張ってきました。前田選手、明日は僕の全力を受け止めてください。ベストを尽くします」▼第4試合 フライ級戦 5分3R山﨑聖哉(BRAVE GYM/56.8kg)VS時田隆成(トライフォース東中野/56.95kg)山﨑「こんにちは、フライ級の山﨑です。
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7日、みやこ内某所にてRIZINが記者会見を実施。『ざ MATCH 2』から『RIZIN男祭り』と名を改めた5月4日の東京ドーム大会でクレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフのRIZINフェザー級王座戦が行われることが決まった。 朝倉未来と平本蓮には様々な因縁があり、SNSでの煽り合いで過激になっていく平本の発言を看過できず未来が訴訟を宣言するなどガチな犬猿の仲。 その火種も鎮火せぬまま両者は昨年7月の『超RIZIN.3』で対戦。両者“負けたら引退”を宣言して試合に臨み、敗れた未来は本当に引退。 その後、DEEPやパンクラスなどに参戦していたTRISTAR GYM日本館代表の赤沢幸典が『平本はドーピングをおこなっている』という旨の告発を行うという格闘技界全体を揺るがす事件が発生。結果的に平本はドーピング検査をクリアしていたことが明らかになったが、平本の勝利にもケチが付く形となり、大きな期待を受けて実現された2人の対決は後味の悪い印象しか残さなかった。 これをよしとしなかったRIZINの榊原信行しーいーおーは、昨年大晦日大会のOPにて「未来、引退してる場合じゃない!」「平本も何騙されてんだ!」と活を入れ、2025年5月4日に2人の再戦が目玉の『ざ MATCH 2』を東京ドームで開催することを宣言。今度こそ2人の因縁に終止符が打たれるものとして熱い期待が集まっていた。 しかし、今年2月中旬に平本が肩の怪我(外傷性肩関節不安定症)で全治6ヶ月の診断をくだされ、既に手術を実施。ギリギリまで平本の回復を待つことも選択肢にあったものの、2人の試合中止が正式に決定。夢のビッグマッチは一転して暗礁に乗り上げた。 この日の会見では、5月4日の東京ドーム大会の大幅な路線変更が発表。 大会タイトルは『ざ MATCH 2』から『RIZIN男祭り』へと変更。一夜飾りのお祭りからRIZINの派生大会となり、メインイベントはクレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフのRIZINフェザー級王座戦となることが発表された。 会見に出席したクレベルは「私ホントは5月したくないで、7月だけ試合したい。もう榊原さんの話で、『お願いします』で、自分やろうか。自分がチャンピオンだったら、自分のベルト守るしたい、日本に守るしたい。私の一番は、家族したい。私の子ども、4ヶ月。
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6日、東京みやこ・大田区総合体育館にて新日本プロレス『はたあげげ記念日』が開催。フランシスコ・アキラがエル・デスペラードの持つIWGPジュニア王座に挑戦した。 アキラは2015年にイタリアのあいしーWにて16歳でデビューし、2019年にTAJIRIの推薦で来日し全日本プロレスへ初参戦。以降は全日本の道場に住み込んでレギュラー参戦を続け、コロナ禍が訪れても帰国せずに日本での修行を続けた。 来日当時は線の細い少年のような体躯であったアキラだが、技術の進化とともに体格もみるみる立派に。2021年6月の全日本プロレス大田区総合体育館大会では悲願の世界ジュニア王座戴冠を果たし、「僕のジャパニーズドリームを成し遂げたぞ!」と涙していた。 初防衛失敗後はイタリアに帰国し、その後の2022年4月に新日本プロレスへ上陸。【UNITED EMPIRE】のメンバーとなり3度のIWGPジュニアタッグ王座戴冠を果たすなど実績も残してきた。 アキラは親日家の母を持ち、“アキラ”の名もリングネームではなく本名。日本語の学校にもかよって勉強を続けており、現在では「さんをつけろよデコ助野郎!」と『AKIRA』のセリフと自らの名前をかけた煽りの言葉が口から出るほど日本語が堪能になった。 そんなアキラが初のIWGPジュニア王座挑戦。挑む相手はエル・デスペラード。デスペラードはアキラが全日本にいた頃からIWGPジュニア戦を行いたい選手として名前を出していた。 この大田区総合体育館はアキラがイタリア人で初めて世界ジュニア王者となった地。アキラはこの地でイタリア人初のIWGPジュニア王者となる決意を固めてデスペラード戦に臨んだ。 試合が始まると、アキラは首へのダメージを積み重ねて必殺のファイヤーボールへの布石を打っていく。しかし、デスペラードがカサドーラをぶっこ抜いてのニークラッシャーで流れを止めてマフラーホールド。 アキラは足を負傷しながらも場外へのムーンサルト・アタック、ノータッチ・トペ・コンヒーロ、三角飛びムーンサルト・プレスと立て続けに放っていくが足のダメージから追撃が遅れる。ヌメロ・ドスをカナディアン・デストロイヤーで切り返すひらめきも見せるが、無理がたたってすぐには起き上がれない。
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6日、東京みやこ・大田区総合体育館にて新日本プロレス『はたあげげ記念日』が開催。エル・ファンタズモ(ELP)がオープンチャレンジ形式でNJPW WORLD認定TV王座の3度目の防衛に成功した。 NJPW WORLD認定TV王座とは、長年新日本プロレスを中継してきたテレビ朝日の提案によって企画され、『テレビ朝日とのパートナーシップを象徴する王座・ベルト』として2022年に創設。15分1本勝負にて行い、若手にもチャンスを与え、これまでタイトルマッチをあまり行ってこなかった地方大会でのマッチメイクを中心に考えていくプランが語られていた。 現王者のELPはイギリスではウィル・オスプレイのライバルとして知られ、2019年に新日本プロレスに登場。ジュニアヘビー級の第一線で活躍すると同時にばれっとくらぶの一員として悪の限りを尽くしてきたが、追放されてベビーターン。ヘビー級に転向し、ヒクレオとともにIWGPタッグ王座&STRONG無差別級タッグ王座戴冠を果たすなど実績を残してきた。 そんなELPだが、昨年10月には検査でガンが発見されたことを報告し無期限休養。世界中から心配の声が集まる中、同年12月に「ガンは克服された」という宣言とともに電撃復帰。その翌月となる今年1月には4WAYマッチでのNJPW WORLD認定TV王座戴冠を果たし、ガンを克服しての大復活劇を遂げてみせた。 王者としてのELPはまさにヒーロー。入退場時に積極的にちびっこファンと触れ合い、ベルトをかけて一緒に写真撮影に応じるなどの振る舞いでピープルズ・チャンピオンとなっている。 この日、ELPはオープンチャレンジ形式でのTV王座戦を実施。 リング上で「若い選手でも年寄りの選手でもいいんだぜ?」と挑戦者を公開募集すると、セコンドとして一緒にリングに上っていた邪道が「俺がチャレンジしてやろうか?」と乗り気になる。そんな中でマスター・ワトが入場し、ELPと対峙。 序盤はじっくりとしたグラウンドに始まるも、ワトがいきなりベンダバールを狙うなどスリリングな攻防が展開。 ティヘラの応酬を制したワトがノータッチ・トペ・コンヒーロ、スワンダイブ式エルボースマッシュと身軽な飛び技で猛攻をかけるが、空中戦はELPも大得意。
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ダブプロレスの谷嵜です。関西だけでなく全国のレスラーが神戸元町の常設会場であるリングソウルのフライデーファイト(略してフラファイ毎週金曜20時開始)に定期的に開催されている『プロレスを出来る場所』を求めて集まって来ます。関東や地方の選手は土曜日に関西で試合がある時に合わせて参戦したりもしてます。100回の練習より1回の本番。と言うくらいお客さんの前で闘うと言う事は若手からすれば修行や経験の場所にもなってると思う。我々ベテランからしても若い選手の壁になり、試合を通じて何かを感じ取って貰えればとも言う思いもあったりして、毎回3~4試合濃厚な闘いが繰り広げられております。2/28(金)には同じくリングソウルで行われているプロレス教室に通う女子中学生がエキシビションマッチデビュー。ブラザー相手に今まで教わった事を存分に発揮して小さな体で手も足も出ないながらも前へ出ると言う気持ちで必死に食らいつく姿は感動でしたね。自分にも同じくらいの娘がいる事もあり父親のような気分で、ガンバレ、怪我しないように!とハラハラしながら見守りました。他にもレフェリー大宅たつのりの秘めたる夢であったプロレスラーとしてデビューして闘いたい。と言う夢も実現の兆しも見えて来ました。KOBEメリケンプロレスの練習生であるこうきと練習している姿もよく見かけて、フラファイ開始前には公開スパーリングも行っております。このレフェリー大宅たつのりですが、前の所属団体を退団後は社会人として暫く過ごしていたようです。そんな平穏な暮らしをしていた大宅を再びこの業界に呼び戻したのが自分でした。ダブプロレス等でレフェリーがいない!となった時に関西で誰かいないかなと記憶を便りに色んなレフェリーを思い出して行く中で大宅の事が浮かび連絡を取ってみたところ、多分10年ぶりくらいにレフェリー復帰となりました。そこからはブランクを全く感じさせないレフェリングでダブプロレスやリングソウル、KOBEメリケンプロレスでもレフェリーとして試合を裁くようになりました。さすがは全国まわってレフェリーをしていただけあり、試合裁きに衰えはありませんでしたね。ちなみに自分の中でレフェリー上手いランキングみたいながぼんやりとあって、大宅も間違いなく上位にいるレフェリング上手い人。の認識もあり安心して試合を任せられます。
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2日、PURE-Jが今年2回目の蒲田大会を開催。抗争の続くPURE-Jとプロミネンスだが、この日はメインイベントでライディーン鋼&大空ちえと世羅りさ&夏実もちが激突した。前回大会では無効試合という不完全燃焼に終わったことで試合開始前から荒ぶる大空が背後から奇襲を仕掛けるも、すぐさま場外戦でペースを握るプロミネンスは凶器を巧みに使い試合を優位に進めていく。追い込まれるPURE-Jだったが、もちが振り回したムチが世羅に誤爆すると大空がロールスルークラッチ。さらに前方回転からフォールの体勢に入るラビストラル(※大会終了後にチエストラルと命名)につないで、世羅から初めてのすりーかうんとを奪う番狂わせを起こしてみせた。 マイクを持った大空が「私が勝ったぞ! シングルさせろ!!」と要求すると、世羅は「小僧! オマエなんてことしてくれたんだよ? ワシは今日勝ってライディーン鋼の持つ無差別のベルトに挑戦して、返してもらおうと思ってたんだけども…!? でも小僧がワシから勝ったことでいいこと思いついちゃったんだけど!? オマエさぁ(鋼に)挑戦したら? ワシとシングルやりたいんでしょ? ベルト戦だったら、やってあげてもいいよ? だからオマエがライディーン鋼に勝ってワシに“挑戦してこいや!”って言ったら、受けて立ってやるよ! どう?」と提案。鋼は「私は誰でもいいかな。誰が挑戦してきても私が勝つから。次の板橋(4月5日)、やってやろうじゃないか」と受けて立つ。 続いて前回大会で世羅と越境タッグを組んだ中森がリングに上がり、世羅とのタッグで『クレアカリ』AKARI&久令愛の持つデイリースポーツ認定女子タッグ王座への挑戦をアピール。「別にオマエとベルト欲しくないんだけど!」と拒否する世羅に対し、「私は欲しい。勝てるタッグだから! 大丈夫だよ。4月5日、タッグのベルトに挑戦します」と一方的に話を進めて、タイトルマッチを決定させてしまった。
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ついたち、センダイガールズがホームとなるせんじょPIT大会を開催。メインイベントで橋本千紘&愛海vs舞華&なつぽいによるせんじょとスターダムの対抗戦が行なわれた。せんじょ初参戦の舞華は「2人で組むのは初めて」というなつぽいとのタッグで躍動し、4人が激しく入り乱れる熱戦に。愛海の丸め込みを凌いだ舞華はラリアットを叩き込むと、みちのくドライバーⅡが火を吹いて決着となった。 勝利した舞華は「橋本千紘、この試合で私が負けたら“2度とせんじょのリングに上がるな”って言ったよな? これで正々堂々スターダムのウチらがせんじょのリングかき乱していくんで、よろしく~っ!!」と笑顔で挑発。すると3・19代々木で舞華&HANAKOを迎え撃つことが決まっているタッグ王者・岩田美香&高瀬みゆきがリングに上がり、岩田は「前回、薄っぺれぇ動画(意気込みコメント)、送ってきてくれてありがとな。あの動画でマジでやる気失せたよな、高瀬? ナメてんのかなと思ったわ。でも今日の試合見て俄然ヤル気になったよ」。 これに舞華は「『杯 High Mate』(※HANAKOとのタッグチーム)はたくさん勝ってたくさん飲んで、ハイテンションでてっぺん目指すタッグなんだよ。強いヤツとやりたい! 理由はそれだけ! それだけじゃダメかな!?」と問いただす。岩田は「う~ん…ダメじゃねぇけどさ、やっぱオマエの言葉は薄っぺれぇよな、オイ。せんじょのリング熱いだろ? 体感しただろ? オマエの相方・HANAKOも橋本千紘が見込んでるみたいだし、私はスッゲエ楽しみだよ。舞華ともやりたかったし…。3・19代々木、アカエナが持つこのベルト、真剣にガチで突っ込んでこい!」と言い放った。
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3月2日、徳島県とくぎんトモニホールで『徳島税理士PRO(R) 音瀬泰彦税理士事務所Presents みちのくプロレス徳島大会 』が開催。セミファイナルでは地元徳島県出身のGAINAと佐野蒼嵐(あらん)のシングルマッチが行われた。 大阪プロレス所属の佐野はみちのくプロレスには2度目の出場で、徳島県阿波市出身の若干21歳。プロレスラーのキャリアは2年余だがめきめきと頭角をあらわしてきた気鋭の新人であり、2月24日の大阪・アゼリア大正ホールで行われた『大阪タッグフェスティバル~優勝決定戦』ではタイガースマスクと組んで優勝の快挙を果たしている。 一方今回佐野に胸を貸すGAINAは、徳島県木澤村の出身で1999年にみちのくプロレスでデビューして以来恵まれた体格を活かしたパワーファイトで東北ジュニアヘビー級、九州プロレスグローカルタッグなどあまたくのタイトルマッチを制してきた。2024年3月のGAINA25周年記念徳島大会では、NOAHの丸藤正道と真っ向勝負を展開し観客をおおいに沸かせた。 同郷の先輩後輩の対決は、試合開始から応援に駆け付けた両雄のファンの大声援と佐野の粘り強さと根性に煽られるかのようにGAINAのファイトが激しさを増していった。 エルボードロップ、ラリアット、サソリ固めとGAINAの情け容赦のない攻めに圧される一方の佐野だったが、140キロの巨漢をボディスラムで投げ切ると観客がどよめき拍手が起こる。GAINAのラリアット3発を受けきった佐野がカウンターのスピアーで一矢報いブレーンバスターで投げる。だが反撃もここまで。GAINAが佐野を捉えてパワーボム、ダイビング・エルボードロップと畳みかけていく。スーパーラリアットを叩き込まれ万事休すかと思われるも本能的にフォールを返した佐野にGAINAがラストライドを決め佐野を壮絶にマットに突き刺し勝負が決まった。 試合が終われば、ノーサイド。 GAINAは倒れたままの佐野を助け起こして立たせると右手を差し出し、佐野がその手を握り返すと観客の声援と拍手がふたりの漢を包み込んだ。GAINAが抱擁を交わしつつ佐野の耳元で「またやろう」と言葉をかけると、佐野の表情が涙を堪えるかのようにわずかにゆがんだ。 試合後佐野はバックステージで「温かい地元の空気を味わえて良かった」と地元徳島で初めて闘うことが出来た喜びを語る。
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3月3日、後楽園ホールにてスターダム『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Mar.』が開催。メインイベントでは中野たむvs上谷さやの敗者スターダム退団スペシャルシングルマッチが行われた。 上谷とたむの出会いは、たむが2018年にスターダムの姉妹団体としてはたあげげした『スターダム★アイドルズ』で上谷がアイドルズの1人としてプロレスデビューしたことに遡る。 上谷が練習生からやり直してスターダムからデビューした後には、上谷とたむは節目節目でシングルマッチを実施。2021年12月には白いベルトをかけての闘いで上谷がたむを破って師匠超えを果たし、その後は良きライバルとしてしのぎを削ってきた。 2人は2023年7月にシングルリーグ戦『5★STAR GP 2023』開幕戦でも対戦したが、その際に上谷が照明用鉄柱によじ登って高高度からのダイブを敢行。これで上谷が左ヒジを脱臼して長期離脱。優勝候補筆頭として期待されていた中で開幕戦からリーグに大穴を空ける形となった上谷はメインストリームから外れてしまう。 約4ヶ月後に元気に復帰した上谷であったが、このときの心の傷は大きく残っていた様子。その後に自身のユニット【Queens Quest】の事実上の崩壊、ファンからの誹謗中傷問題などもあり、さらに心の傷を広げた上谷は闇堕ち。刀羅ナツコ率いる悪の軍団【H.A.T.E.】に加入し、秘め続けてきた狂気を存分に振りまいている。 昨年11月のタッグリーグでたむと相まみえた上谷は、5★STAR GPの件を持ち出して「あの日からお前にプロレス人生狂わされたんだよッ!あれからお前に大切なものを奪われた。じゃあ今度はお返しに、私がお前の大切なものを全部奪ってやるよ」と憎悪の炎を燃やしてたむの赤いベルトへ挑戦表明。 たむも「たむが狂わせたって言うなら責任取るよ。責任取ってアンタを正しい道に引き戻す!」と12月の両国国技館大会での赤いベルト戦を宣言し、負傷シーンを彷彿とさせる攻防がありながらも激しい打撃合戦の末に上谷が掟破りのバイオレット・スクリュー・ドライバーから奥の手の旋回式スター・クラッシャーと畳み掛けてベルトを奪取。 勝利した上谷は「お前ら見てたかぁ~?あの中野たむの無様な姿ァ!あぁ、すべてよ、計画通りなんだよ。
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