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2回にわたって着物についてお話ししていきます。
一般の人々の着物に焦点を当てて話していきたいのですが、前半では、まず一般的な服飾史の流れを……ということで、超ざっくりと1600年分くらいの着物の話を追いました。
私たちがイメージする「着物」に至るまでには、様々な変遷があったのです。
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今回の話は以下のサイトの資料を見ながら聞いていただくとわかりやすいと思います
風俗博物館 日本服飾史 資料
https://www.iz2.or.jp/fukushoku/f_disp.php?page_no=0000001
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
https://forms.gle/83SEvhtzi6S33Q4n9
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トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」の詳細はコチラ
https://peatix.com/group/11655916
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【今回のポイント】
着物のイメージ/七五三や成人式で嫌いになった人も?/実は変遷がある/着物とは長着?/まず服飾史を確認/布を簡単に纏った古代の日本人/中国の影響を受けた奈良貴族/国風文化が花ひらく平安時代/束帯/大河ドラマ『光る君へ』の服装は?/武家の台頭により公服も変わってくる/インナーとしての「小袖(こそで)」/小袖はTシャツ?/江戸時代には小袖がアウターに/明治時代には西欧化の一環で洋装が登場/上流階級から定着/では、一般庶民は何を着た? -
柳田國男「史学と世相解説」の後編です。
5〜12章の内容を話していきます。
柳田は史学(民間伝承の学、後の民俗学も含まれる)によって現代社会の世相解説を試みたわけですが、その一例として選んだのは、当時の選挙の在り方でした。
そこには、道徳の一つであった義理という考え方や、義理の親子関係という伝承が関係しているのだろうと、柳田は考えていました。
◆◆◆◆◆
「史学と世相解説」は、『定本柳田國男集』24巻(筑摩書房)の「国史と民俗学」の中(P107〜125)に収められています。
国会図書館の遠隔複写が依頼できます↓
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001692064
または、お近くの図書館でご覧ください。
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
https://forms.gle/xix83nJ6owuQCGxJ7
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トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」の詳細はコチラ(3月は28日。テーマは「おやつと間食」です!)
http://ptix.at/83DygE
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【今回のポイント】
何が昔と違うのかを見るのも歴史学/「農村衰微感(のうそんすいびかん)/なぜ人々は生活に不安を感じるようになったのか/人と人の繋がり方が変わってきた!/柳田は選挙の在り方に注目/「選挙粛正運動(せんきょしゅくせいうんどう)」/本意ではない投票の在り方/お金と義理による投票/伝承されてきた義理を確認してみる/義理の親子関係とは/古くから伝わる親子関係/①舅親(しゅうとおや)/②名付親(なづけおや)/③烏帽子親・鉄漿親(えぼしおや・かねつけおや)/④拾い親(ひろいおや)/⑤モリ親(もりおや)/比較的新しい親子関係/⑥仲人親(なこうどおや)/交通の発展による孤立から親子の義理が求められた?/義理を悪用する人も出てくる/義理は大切な伝承だが正しく導かなければいけない/国の問題は国民個人の問題だけではない/歴史を知り、正しく政治を行うことが大切/現在は投票には無関心?/官僚であり民間の暮らしも見つめた柳田の厳しい指摘
【参考文献】
柳田國男 1980年「史学と世相解説」(『定本柳田國男集』24巻 筑摩書房)※初出は1935年
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今回は柳田國男「史学と世相解説」という文章を解説してみます。
収録してみたらだいぶ長くなってしまったので、前後編で配信します。
まだまだ当時、自身の学問への認知がなかった頃から柳田はその有用性をアピールしてきました。そして、歴史から現在起きている物事を読み解き、社会に寄与することの大切さもよく考えていました。
この前後編では、やさしいだけじゃない(!?)民俗学の一面も伝えるといいなと思っています。
前編は柳田による自身の学問の説明部分です。
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「史学と世相解説」は、『定本柳田國男集』24巻(筑摩書房)の「国史と民俗学」の中(P107〜125)に収められています。
国会図書館の遠隔複写が依頼できます↓
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【今回のポイント】
久しぶりの作品解説/民俗学で世相を見るとはどういうことか?/昭和の日本が戦争に向かっていく時代に書かれた/国史は書物に書かれたものだけでは足りない/新たなる材料と手段/①考古学/②容貌体質や言葉を対象とする研究/③民間伝承の学(民俗学)/世の中の変わり目
【参考文献】
柳田國男 1980年「史学と世相解説」(『定本柳田國男集』24巻 筑摩書房)※初出は1935年
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前回・前々回とビミョーな音質でお送りしてしまいましたが、復活しました!
今回は、雑談回として、お掃除してコーヒーを飲む活動「Cleanup&CoffeeClub」についてのお話です。
現代では、“煩わしい”と“寂しい”の間を考えていくことが大事なんじゃないかなと思っています。
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今回ご紹介したものはコチラから
サイエントーク
https://open.spotify.com/show/7xSdoDeakt5aMs7s31GVsz?si=a6f17ed56d344039
from 雑談 #48 LIVE「かろりのつやごとを語る60分」
https://open.spotify.com/episode/53E1aMWekqZ1v4aW256qgN?si=JqyBRDpART-0EArgqIHgfw
Cleanup&CoffeeClub
https://ideasforgood.jp/2023/12/25/cleanup-coffee-club/
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
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トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」の詳細はコチラ
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【今回のポイント】
撮り直しました(泣)/サイエントークさんとのコラボが3/11と14に公開されます!/文系理系を超えてサイエンス(科学)がある/from雑談さんでは「コミュニティー」をテーマにお話ししました/都市部でつながる活動「Cleanup&CoffeeClub」/口実があると集まりやすい/煩わしさと寂しさ/ゆるくつながる安心
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⚠️今回も前回同様に、音質がいつもより悪くなってしまっています。すみません⚠️
コメントの10回目もかわべ先輩と一緒に、UT(ゆーてー)さんとぺんぱいぽさんのコメントについてお話ししました。
一問一答のようにはっきりとした回答ができずすみませんが、コメント回は他のリスナーさんからも類似事例をいただける機会としても認識してもらえるとありがたいです。皆さんの質問で私たちも新たな気付きをいただいています。
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
https://forms.gle/xix83nJ6owuQCGxJ7
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トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」の詳細はコチラ
http://ptix.at/W1SuEu
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国立歴史民俗博物館の「俗信データベース」はコチラ
https://www.rekihaku.ac.jp/doc/zoku.html
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【今回のポイント】
UT(ゆーてー)さんのコメント/
ぺんぱいぽさんのコメント/お葬式で竹ザルをホウキで掃く/ホウキにまつわる俗信/ホウキから掃除機へ/ホウキの持つ呪術的な意味合いについて考える/南方熊楠について/博物学と民俗学と -
⚠️今回、音質がいつもより悪くなってしまっています。すみません⚠️
コメント9回目です!
ゲストに先輩であるかわべさんをお招きして、gooddaysさんとにんべんさんのコメントについてお話ししました。
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トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」の詳細はコチラ
http://ptix.at/W1SuEu
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「古事記ゆかり地マップ」はコチラ
https://www.pref.nara.jp/miryoku/narakikimanyo/yukaritimap/
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【今回のポイント】
2月23日に東中野の雑談で公開収録をします。21時から1時間/2月の藤香想トークイベントは29日(木)。テーマはカレンダー/ゲストは先輩であるかわべさん/gooddaysさんのコメント/六曜は天気が元になっている?/天気に関する伝承あれこれ/雪を避ける行事はあまりない?/七十二候が知りたい/田植えや農耕に関する内容が多い/雷と農耕の関係/にんべんさんのコメント/石川には2種類のキリコがある/石川と愛知、どっちが不思議?/当たり前は地域によって変わる/伝承も変わり続けている/記紀神話と地名
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更新に間が空いてしまってすみません(汗)
久しぶりのコメント回です。
雑誌掲載の告知と、おつるさん、じぇーさん、古色蒼然さんという3名の方のコメントをご紹介させてもらいました。
皆さんのコメントから私も学ばせてもらったり、新しい興味をいただいたりしています。
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皆さんの感想や質問は、コチラから聞かせてください
https://forms.gle/Gi83EUrVZFXPW2FV9
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『すぐ忘れる日本人の精神構造史 ―民俗学の視点から日本を解剖』(新谷尚紀・さくら舎)
https://amzn.asia/d/0EDNLk2
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埼玉県立川の博物館(かわはく)
https://www.river-museum.jp/
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【今回のポイント】
新谷先生の新刊&掲載雑誌のお知らせ/おつるさんのコメント/鏡石は佐々木喜善のペンネーム/臭すぎるお爺さん「乙爺」/博打を調べるリスク/節分で落花生を撒くのはなぜ?/じぇーさんのコメント/バブル期なノリノリ🎵/祭りは絶好のフィールドワークチャンス/民族意識と民俗意識/土地が暮らしと人を作る/古色蒼然さんのコメント/山仕事初め/鳥総(とぶさ)とは?/調査は5W1Hで調べてみる/常民とは/山や川で工夫して暮らしてきた人々/「かわはく」大好き
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滑り込みセーフできなかった(泣)五節句のひとつ、「人日(じんじつ)」の説明です。
1月7日に食べる「七草粥」の説明をしています。
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【今回のポイント】
七草粥ってなぜ食べる?/芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)/中国から伝わってきた/七草粥で若返る伝承/一晩がかりで叩いた七草粥/七草は“叩く”/人日には不気味な鳥がやってくるから/叩くという行為を分析する/折口の読み解き/「叩くことで七草に霊力を吹き込もうとする」/叩くは“注入”と“排出”/「胃を回復させる」は新しい解釈
【参考文献】
藤井乙男校 1926年『御伽草子』有朋堂文庫
折口信夫 1967年「常世波」(『折口信夫全集』16巻)中公文庫
宗 懍 (著)守屋 美都雄 (翻訳) 1978年『荊楚歳時記 (東洋文庫 324)』平凡社
日本風俗史学会編 1994年『日本風俗史辞典』弘文堂
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お雑煮の3回目です。
前回、全国のお雑煮の分布と、味噌と醤油の来歴について確認してみましたが、今回はお雑煮の味付けの変遷について文献と民俗事例を見て考えてみました。
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皆さんのお雑煮の情報はコチラから聞かせてください
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【今回のポイント】
垂れ味噌とは?/味噌を溶いて漉した液体調味料があった/味噌のすまし汁は醤油よりも早い/徳川家が醤油のすまし汁のお雑煮になったのは18世紀中期頃か?/江戸後期には江戸の町方ではみんながお雑煮を食べた/醤油のすまし汁のお雑煮を普及させたのは参勤交代?/幕府直轄領の京都・大阪には影響が少なかった?/味噌から醤油のすまし汁の変遷は昔の話ではない/
民俗資料からわかるその変遷/「正月料理だけは醤油を使う」/「人の意思の加わり得る限りは外部からの浸潤が力を発揮する/毎年のお雑煮だって少しずつ変わっているかも!
【参考文献】
瀬川清子 1956年『食生活の歴史』花島書店
斎藤月岑著・朝倉治彦編 1970年『東都歳時記』 東洋文庫
辻善之助 編 1991年『鹿苑日録』続群書類従完成会
柳田國男 1964年「郷土誌論」(『定本柳田國男集』25巻)筑摩書房
喜田川守貞 1996年『守貞漫稿』岩波文庫
奥村彪生 2016年『日本料理とは何か―和食文化の源流と展開―』農山漁村文化協会
白石知子 2018年「伝統的食文化の継承とその環境(その3)」(宮崎学園短期大学紀要 10号)
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明けましておめでとうございます。
2024年もどうぞよろしくお願いします!
年明け最初の放送は、お雑煮の2回目です。
全国のアンケートをもとに、味付けについて考えてみました。
【今回のポイント】
今年は「甲辰(きのえたつ)」/勢いよく成長する年/今年の目標/柳田は地域で区切って文化を考えることを戒めた/お雑煮の全国データから考えてみる/2018年のアンケート結果/餅は角餅か丸餅か? 焼くか焼かないか?/出汁の種類は?/味付けはすまし汁(醤油)か味噌汁か?/味噌汁は一部に分布/1940年のデータも確認/やはり味噌汁は近畿周辺に集中/味噌と醤油の歴史は?/ともに醤(ひしお)から発達した/味噌が先/味噌から液体調味料を取り出す試行錯誤/醤油は16世紀後期頃から文献に現れる/江戸時代から広がっていく醤油/一般家庭に定着師は野は昭和初期/醤油より味噌の方が作りやすい
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お話しているお雑煮アンケートはコチラから見られます
NRCレポート 2018年「全国お雑煮事情」
https://www.nrc.co.jp/report/180111.html
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【参考文献】
門口実代 2019年「雑煮―正月と餅」(『日本の食文化 2 米と餅』)吉川弘文館
吉田 元 1990年「16世紀寺院の発酵食品づくり」(日本醸造協会誌85巻3号)
1975年『日葡辞書』勉誠社
英俊 著・辻善之助 編 1935年『多聞院日記』三教書院
料理の友社編輯局 1940年『特撰家庭料理千五百種 5版』料理の友社出版部
https://dl.ndl.go.jp/pid/1027083/1/1
【参考資料】
本の万華鏡 第21回 大豆 -粒よりマメ知識-
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/21/2.html#anchor6
キッコーマン国際食文化研究センター 醤から醤油へ しょうゆ発達小史
https://www.kikkoman.com/jp/kiifc/tenji/tenji15/soysauce03.html
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2023年最後の更新です。
今年も大変お世話になりました!
今回から3回にわたって「お雑煮」についてお話ししていきます。
ぜひ、お雑煮を味わいながら聞いてください(笑)
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【今回のポイント】
玉飾りを買ってみた/視覚情報ってすごい!/年末年始どう過ごす?/やっぱりお雑煮は欠かせない/柳田國男のお雑煮への論考/ナオライという名称への着目/お雑煮は神への供物をおろして人々が食べるものだった?/文献に見る雑煮の記述/貴族たちが食べていたのは味噌味/近世以降に広まったとみられる/江戸時代調査でも味付けの違いがあった/この違いはどこから?
【参考文献】
門口実代 2019年「雑煮―正月と餅」(『日本の食文化 2 米と餅』)吉川弘文館
柳田國男 1962年「餅なほらひ」(『定本柳田國男集』第14巻)筑摩書房 ※初出は1936年
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今回は、冬至のお話です。
本当はクリスマスのうちに公開したかったです、、、(泣)
冬至とクリスマスに関係があると言われると、皆さんは以外に感じるのではないでしょうか?
そもそも、冬至って何かピンと来ていない方も多いと思います。
今回は、冬至の伝承、そしてその下敷きになっていると考えられる伝承、そして、クリスマスとの関係について話しました。
【今回のポイント】
ポッドキャストウィークエンドありがとうございました!/アイテムをセットにして販売しています/冬至って何?/12月22日頃に当たる/一年で昼がもっとも短い/太陰太陽暦では重要な日/太陰太陽暦のおさらい/「冬至 冬中(なか) 冬始め」/かぼちゃや柚子の伝承/もっと古くは何をしていた?/旧暦11月には神が訪れる/旧暦11月23日の「大師講(だいしこう)」/富士と筑波の伝承/新嘗祭との関係/新穀を備える/ポイントは小豆?/キリストの聖誕祭は元は違う日だった?/ミトラ教の冬至の祭りとの関係/洋の東西を超えて自然を観察する力
【参考文献】
1963年 柳田國男「年中行事覚書」(『定本柳田國男集』13巻)
1963年 柳田國男「新たなる太陽」(『定本柳田國男集』13巻)
1970年 柳田國男「富士と筑波」(『定本柳田國男集』31巻)
1972年 斎藤月岑・朝倉治彦校注『東都歳時記 3』東洋文庫
2018年 小川直之『日本の歳時伝承』角川ソフィア文庫
1993年 高橋秀『ギリシア・ローマの盛衰』 講談社学芸文庫
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前回に引き続き、「ポッドキャストウィークエンド」に関連した選書フェア「WEEKEND, BOOKS」で私が選んだ本について話してます。4冊紹介しました。後編は民俗学以外の本にも触れています。
【今回のポイント】
二十四節気「大雪(たいせつ)」/そろそろ雪が降る時期/トーク会「やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 −」のテーマは「お風呂」/「WEEKEND, BOOKS」後編です/④『〈洗う〉文化史:「きれい」とは何か』国立歴史民俗博物館(編)・花王株式会社(編)・吉川弘文館/『旋回する文化人類学』松村圭一郎・講談社/『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ・淡交社/欠品ですが……『講座日本民俗学1 方法と課題』小川直之・新谷尚紀(編)・朝倉書店/12月16日は「ポッドキャストウィークエンド」でお会いしましょう
【参考文献】
『〈洗う〉文化史:「きれい」とは何か』国立歴史民俗博物館(編)・花王株式会社(編)・吉川弘文館
『旋回する文化人類学』松村圭一郎・講談社
『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ・淡交社
『講座日本民俗学1 方法と課題』小川直之・新谷尚紀(編)・朝倉書店
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12/16(土)の「ポッドキャストウィークエンド」の詳細はコチラ
https://podcastweekend.jp/
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「WEEKEND, BOOKS」の概要はコチラ
https://note.com/pcwe/n/n6a814dcb01aa
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SUZURIコラボアイテムはコチラ
https://suzuri.jp/Elementary_Traditionology
※こちらに掲載されているものは、Podcast Weekend 2023 Winter のコラボ企画グッズです。イベント当日(12/16)に身につけて会場へお越しいただくと、特別なプレゼントを差し上げます。
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やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 − 「お風呂」のお申し込みはコチラ
12月22日(金)19:30〜要町のカフェ藤香想にて開催します。
オンライン参加(アーカイブ有)もあります。
http://ptix.at/2sPIQu
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おかげさまで50回を迎えることができました! ありがとうございます!
とはいえ50回目も平常運転で(苦笑)、12月16日(土)に開催される「ポッドキャストウィークエンド」に関連した選書フェア「WEEKEND, BOOKS」で私が選んだ本についてお話ししました。勝手に前後編に分けてます!
下北沢の本屋B&Bで12月10〜24日まで展示されていますので、ぜひ足を運んでください。
【今回のポイント】
Spotifyまとめ 2023/やさしい民俗学はチャート最高順位は19位!/1.6万人の方々の間でトップ10入り!/制作したのは781分/ApplePodcastでも「Shows We Love 2023」に選ばれました!/2023年もありがとうございました/「WEEKEND, BOOKS」とは/選んだ本についてポイントを話します/①『民俗学とは何か 柳田・折口・渋沢に学び直す』新谷尚紀・吉川弘文館/②『日本の民俗学』柳田國男・中公文庫 /③『遠野物語 全訳注』柳田國男(著)・新谷尚紀(翻訳)・講談社
【参考文献】
『民俗学とは何か 柳田・折口・渋沢に学び直す』新谷尚紀・吉川弘文館
『日本の民俗学』柳田國男・中公文庫
『遠野物語 全訳注』柳田國男(著)・新谷尚紀(翻訳)・講談社
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七五三の3回目です。
今回は私の親戚の事例や、過去のイベントで寄せていただいた七五三の事例を紹介し、そこから私が考えることをお話ししました。
ぜひ、こちらのGoogleフォームから皆さんの体験した七五三の事例も聞かせてください!
https://forms.gle/Q1UEn9QPVZnqAQfAA
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【今回のポイント】
祖母の時代の七五三/私はワンピースや着物、ドレスを着た/従兄弟の子どもたちは洋装メイン/購入する着物からレンタル着物へ/大人への慣らし運転期間があった?/子どもがいつ社会を実感するか
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七五三の2回目です。
今回は、明治時代以降の七五三の広がりと、その一方で民間で行われてきた7歳の節目などについて話しました。
明治時代から100年間の新生児・乳児・死産の割合の推移にも触れました。
テーマに付随して関連する社会状況も追うと仮説を立てやすくなると思っています。
【今回のポイント】
改暦前の七五三は寒かった!?/明治時代に広まった「七五三」の名称/百貨店やマスコミが後押し/女性民俗学者からの警告/全国に定着したのは戦後か/民間にあった子どもの節目は7歳/村人の仲間入り/「七ツ前は神のうち」の意味は?/子どもを育てるのが困難だった昔/行政のデータも活用しよう
【参考文献】
瀬川清子 1961年『しきたりの中の女』三彩社
柴田 純 2008年「“七つ前は神のうち”は本当か 日本幼児史考」(『国立歴史民俗博物館研究報告書 第141集』)国立歴史民俗博物館小川直之 2018年『日本の歳時伝承』角川ソフィア文庫新谷尚紀 2007年『日本人の春夏秋冬―季節の行事と祝いごと』小学館
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今回から「七五三(しちごさん)」について話していきます。
今回は、文献に残る早い事例から江戸時代までの内容です。
当時はまだ七五三の呼び名もありません。
公家から始まり、徐々に町屋の家庭へと伝わっていく様子を聞いてみましょう。
【今回のポイント】
11月30日のトーク会のおしらせ/冬至(とうじ)/七五三は何をした?/七五三の古い名称/「髪置(かみおき)」/「袴着(はかまぎ)」/「帯解(おびとき)」/年齢に応じて見た目が変わった子どもたち/公家たちから武家、町家へ/江戸の街方で派手に!/江戸時代に現在の形に近づく/地方ではまだ浸透せず【参考文献】
中山太郎編 1942年『諸国風俗問状答:校註』東洋堂
斎藤月岑・朝倉治彦校注 1972年『東都歳時記 3』東洋文庫
小川直之 2018年『日本の歳時伝承』角川ソフィア文庫新谷尚紀 2007年『日本人の春夏秋冬―季節の行事と祝いごと』小学館
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11月30日 やさしい民俗学 − 暮らしをひもとく二人話 − 「冬至(とうじ)に暖まる」の申し込みはコチラ
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SUZURIコラボアイテムはコチラ
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※こちらに掲載されているものは、Podcast Weekend 2023 Winter のコラボ企画グッズです。イベント当日(12/16)に身につけて会場へお越しいただくと、特別なプレゼントを差し上げます。
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12/16(土)の「ポッドキャストウィークエンド」の詳細はコチラ
https://podcastweekend.jp/
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今回から七五三のことを話していく予定でしたが、近況報告や告知の分量が多くて切り離しました(汗)
11月5日に開催した「トキワ荘のまち◆マンガビブリオバトル2023」のことや、12月16日のポッドキャストウィークエンドの追加情報、グッズのことなどを話しています。
12月16日は盛り上がりましょう!
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「トキワ荘のまち◆マンガビブリオバトル2023」の発表作品一覧はコチラ
https://x.com/mangabiblio/status/1721497663605178823?s=20
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「マンガ760」さんの感想はコチラ
https://open.spotify.com/episode/3pb296sBLRUE28JDkUlaDT?si=pn08NtfSTi6XoTR9AP2o9A
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「ぜったい大丈夫だよラジオ」さんの感想はコチラ
https://open.spotify.com/episode/4LQfu1pP7gkEpf7dgHnxJp?si=Kb3kC2qBQaijhZxAuJ7DAw
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SUZURIコラボアイテムはコチラ
https://suzuri.jp/Elementary_Traditionology
※こちらに掲載されているものは、Podcast Weekend 2023 Winter のコラボ企画グッズです。イベント当日(12/16)に身につけて会場へお越しいただくと、特別なプレゼントを差し上げます。
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12/16(土)の「ポッドキャストウィークエンド」の詳細はコチラ
https://podcastweekend.jp/
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今回は雑談回です。
先日、藤香想さんでのトーク会後に話題にのぼった「伝統」と「和食」を改めて調べてみました。
※今回のカバーアートは、トキワ荘通り昭和レトロ館の一室で撮影しています。皆さんも行ってね!
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農林水産省の「和食 日本人の伝統的な食文化」のHPはコチラ
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/
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食文化研究家・東四柳祥子さんのインタビュー記事(ユネスコ無形文化遺産「和食」って何? 料理書から読み解く日本のすがた)はコチラ
https://www.toshin.com/mirai/sekai/interview/07/
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トキワ荘通り昭和レトロ館(豊島区立昭和歴史文化記念館)はコチラ
https://www.city.toshima.lg.jp/129/bunka/bunka/shiryokan/showaretro/showaretro.html
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【今回のポイント】
二十四節気で「立冬」/もう冬!?/本屋B&Bさんで選書した本を展示してもらいます/「伝統」と「和食」を改めて考える/辞書で確認/伝統とは?/伝承との違い/和食とは?/ユネスコ無形文化遺産での定義/実はすごく範囲の広い食事だけど……?/線引きが曖昧/文献に残されていない資料を対象にできるのが民俗学の強み
【参考文献】
新谷尚紀 2011年『民俗学とは何か―柳田・折口・渋沢に学び直す』吉川弘文館
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今回は、あまりなじみがないかもしれませんが、「重陽(ちょうよう)」についてお話します。
ひな祭りやこどもの日と同様に「五節句」のひとつです。
ここでは、菊が重要な植物とされてきました。
平安貴族の間では中国から宴として伝わりましたが、さて、一般の人々にとってはどうだったのでしょうか。
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VTuber諸星めぐるさんとの公開インタビューはコチラ
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【今回のポイント】
二十四節気では「霜降(そうこう)」/もうすぐ暦の上では冬/「ポッドキャストウィークエンド」にブース出展します!/五節句の最後のひとつ「重陽」/旧暦9月9日に行われてきた/菊の節句/菊が長寿をもたらし厄を払う/日本の貴族社会にもやってきた/菊の綿で若返る!?/江戸期には都市部の庶民にも浸透/衣替えの日でもあった/新暦だと菊が咲かない/民間にはあまり浸透していなかったのでは?/9月は稲の祭りの時期/ふたつのクンチ/重陽は現代でも流行るのでは?
【参考文献】
折口信夫 1967年「年中行事(民間行事伝承の研究)」(『折口信夫全集』第15巻、中央公論社) ※初出は1930年
斎藤月岑 1970年『東都歳事記 2』平凡社
宗 懍 (著)守屋 美都雄 (翻訳) 1978年『荊楚歳時記 (東洋文庫 324)』平凡社
菊池 貴一郎 2015年『江戸府内 絵本風俗往来』(新装版)青蛙房
小川直之 2018年『日本の歳時伝承』KADOKAWA
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