Episodi
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施本PDF『サンガーラワ経 能力を奪う五蓋と智慧を完成させる七覚支』(PDF 1526KB)をダウンロード
サンガーラワという名のバラモン人が、お釈迦様に質問しました。
「時々、長いあいだ唱え慣れた聖句を思い出すことができません。唱え慣れていない聖句に関しては、言うまでもありません。また時々、唱え慣れていない聖句を勝手に思い出すことができます。唱え慣れている聖句に関しては、言うまでもありません。どのような原因で、どのような理由で、このようなことが起こるのでしょうか?」
お釈迦様はスバリ答えました。「人間の能力に障害が入るからです」と。人間の能力を奪う厄介な障害は五蓋といって、五種類あります。お釈迦様は初めに「心に波が起こる原因」を明確に説明します。
それだけにとどまらず、次に「どうすれば心が感情の波に揺さぶられずに智慧を確立して生活することができるのか」という最終的な解決策も説かれるのです。それが七覚支と言われる7つのステップです。
この短い経典を通して、お釈迦様は人間が目前の課題を解決し、最終的な解脱にまで達する方法を示しているのです。まさに万人に役立つ人生の宝物だと思います。ぜひご一読ください。
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
※施本は刊行の趣旨に賛同された人々のご喜捨で制作されています。次回刊行に向けてご協力頂ければ幸いです。【協会のお布施窓口】 -
施本PDF『ヴィパッサナー冥想 人格完成を目指す人の心構え』(PDF 450KB)をダウンロード
2013年1月19日(土)に関西マーヤーデーヴィー精舎で行われた日本テーラワーダ仏教協会新年祝福法要で参加者に配布された記念冊子『ヴィパッサナー冥想 人格完成を目指す人の心構え』(アルボムッレ・スマナサーラ長老ご法話)をPDFファイルで公開いたします。法の学びに広くご活用ください。
内容は、2001年5月1~6日、京都府丹後四辻・宝泉寺の宿泊仏教実践会におけるスマナサーラ長老のご法話です。私たち仏教徒はどのように日々を生きるものかと教わることができる大変重要なお話です。裏表紙、新年祝福法要の聖水ラベル制作は、根笹秀昭さん。表紙とカットは笛岡法子さんが担当されました。
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
※施本は刊行の趣旨に賛同された人々のご喜捨で制作されています。次回刊行に向けてご協力頂ければ幸いです。【協会のお布施窓口】 -
Episodi mancanti?
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施本PDF『アビダンマ・ノート2012年版』北陸ダンマサークル富山ブランチ(PDF 18.1MB)をダウンロード
北陸ダンマサークル・富山ブランチの植木さまが作成なさったアビダンマノート2012を公開いたします。ウ・コーサッラ西澤長老のご講義をもとにしたノートで、アビダンマの自主勉強会で使われています。法の学びに広くご活用ください。
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
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無縁社会と絆~現代社会の歪みをお釈迦さまの視点で見てみよう~(1h53m46s)をダウンロード
今月のDhammacastは去る2012年3月25日(日)に北九州市立男女共同参画センター(ムーブ)で開催されたアルボムッレ・スマナサーラ長老の講演会「無縁社会と絆」の音声を配信いたします。
「「笑っちゃおう」「笑顔で生きよう」というのは仏道なんです。如何なるものにも揺らがない心を持つこと、すべては無常であると認めて落ち着いて生きるということです。それが仏道そのものなんですね。仏道とは、何が起きてもニコッとこころから笑える心を育てることなんです。私たちには、美しい笑い、優しさにあふれる笑い、すべての生命が幸福であって欲しいという気持ちから生まれる「笑い」が必要なんです。」(当日の質疑応答より)
~生きとし生けるものが幸せでありますように~ -
人間関係~人はわがままです~(1h33m40s)をダウンロード
久しぶりのDhammacastです。最近はUstreamでの動画配信が多くなってきましたが、音声配信も折を見て続けていきたいと思います。
今回はリクエストにお応えして、以前カセットテープで頒布されていたスマナサーラ長老のご法話をポッドキャスト配信いたします。1997年頃に大阪で行われた講演です。
「人間関係で失敗する人、成功する人。その差はどこから生まれるのだろうか。人間の根底に潜んでいる心の秘密を探り、人間関係を円滑にするための方法を説いた大阪講演のカセット」(当時のカタログより)
※ボランティアの方のご協力で、ノイズ除去したファイルに更新しました。よろしければ再ダウンロードしてください。
~生きとし生けるものが幸せでありますように~ -
施本PDF『偉大なる人の思考 Mahā purisa vitakka』(1.82MB)をダウンロード
『偉大なる人の思考 Mahā purisa vitakka』は、2008年2月19日に兵庫県三田市でテーラワーダ仏教寺院(現マーヤーデーヴィー精舎)が着工されたことを記念して刊行された約120頁の施本です。編集は誓教寺坊守の藤本竜子さん。漢訳経典『佛遺教経』にも登場する八大人覚(八つの偉大なる人の思考)について、スマナサーラ長老が解説されています。少欲、知足、遠離、精進、気づき、禅定、智慧、不戯論(パパンチャを破る)、という八項目に、お釈迦様の教えとその達せられた境地のエッセンスが凝縮されています。PDFファイルをダウンロードしてご自由にお読み下さい。
※このPDFファイルの商用利用や他サイトでの再配布、改変は固くお断りいたします。※目次にある「喜捨ご芳名」は割愛しました。
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偉大なる人の偉大なる安らぎ
さて、お釈迦様がこの経典を語ることになったのは、こんないきさつからでした。お釈迦様の義理の兄弟でもあるアヌルッダ尊者がたまたまひとりでいる時に、自分の人生を観察してみました。自分が王家を出て、今森の中にひとりぼっちで出家生活をしています。しかしなんの悔いも苦しみもない。宮殿の贅沢がなにひとつもないのに、けたちがいの安らぎと喜びを感じている。そこで考えたのです。「この、安らぎって何なのか」と。王子として宮殿にいた時とまるっきり違う生き方です。大勢の人々に囲まれて、護衛に守られているのではなく、今、孤独に生きている。ごちそうの代わりに托鉢して貧しい人々からもらったご飯を少々食べている。住むところは立派な家ではなく、森の中です。なのに、偉大なる安らぎがある。恐怖も不安も苦しみもない生き方をしている。私は偉大なる生活をしている。普通に生活していた時と比較すると、比べものにならない尊い生活を自分はしていると。なんとなくそういう思考になっちゃったのです。
人の幸不幸は、その人の思考次第です。アヌルッダ大阿羅漢が、今、偉大なる安らぎを感じているというならば、一般人とは違った「偉大なる思考」を持っているはずなのです。そこで、アヌルッダ大阿羅漢は「自分の思考と俗世間の思考は何が違いますか」と考えてみました。すると七つの項目が思い浮かびました。それをお釈迦様に報告したところ、お釈迦様は「すばらしい」とおっしゃって、それを認めました。そしてさらに、偉大なる人の七種類の思考にお釈迦様がもうひとつの思考を足しました。その後、お釈迦様が『偉大なる人の思考』というタイトルでこの八つの項目を紹介して、説法したのです。
仏教の自己紹介
この八つの項目に、「仏教とは何か」がコンパクトに語られているのです。世間のすべての思考、普通の人間の生き方と比較してみると、仏教がいかに尊いのか、いかにすぐれているのか、いかに超越しているのか、ということの説明なのです。くだけた言葉で言うならば、仏教の自慢話なのです。しかし、自慢話は根拠のないホラ話か、きちんと根拠がある事実の発表か、というところがポイントなのです。ホラ吹きの自慢なら批判されますが、事実の発表ならば他人に批判されることはありません。ひとが尊い境地に達したことを、他人が聞いて驚くのです。それから、「自分も頑張らなくてはいけない」と思うのです。
そういうことで、『偉大なる人の思考』は仏教の世界では朝晩唱える経典なのです。唱えることで、仏道に励むために、自分自身を奮い立たせてもらう。「我々は暗いことをやっているのではない。普通の俗人には想像もできない尊いことをやっています」と自分自身の修行の糧とする。精進するため、励むためのエネルギーとして使うのです。(本文より)
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
※施本は刊行の趣旨に賛同された人々のご喜捨で制作されています。次回刊行に向けてご協力頂ければ幸いです。【協会のお布施窓口】 -
施本PDF『アビダンマ基礎講座の参考書』(765KB)をダウンロード
●施本のご案内
アラナ精舎在住のウ・コーサッラ西澤長老が全国で開講している「アビダンマ基礎講座」受講者向けに書き下ろされた参考書をPDFで公開いたします。リンク先からダウンロードして自由にご利用ください。
冊子版にあった誤記も修正されています。すでに冊子版をお持ちの方は『アビダンマ基礎講義の参考書』冊子版の正誤表(PDF)をご覧になってください。
●アビダンマ講義のご案内
ウ・コーサッラ西澤長老のアビダンマ基礎講義の動画はyoutubeでも公開されています。こちらとこちらのチャンネルでまとめて視聴できます。
また、ゴータミー精舎でのアビダンマ基礎講座の音声をポッドキャストでも聴取できます。iTunes からダウンロードできます。 iTunesが利用できない方は、こちらでも聞いたりダウンロードしたりすることが可能です。
ウ・コーサッラ西澤長老が翻訳された『Vipassanaa Q&A マハーシサヤドーと現代のヴィパッサナー瞑想法』(マハーシ大長老・述/ダンミカーヴィワンサ長老・編)もPDFで公開されています。こちらもぜひご参照ください。
※これらPDFファイルの商用利用や他サイトでの再配布、改変は固くお断りいたします。
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~生きとし生けるものが幸せでありますように~
※施本は刊行の趣旨に賛同された人々のご喜捨で制作されています。次回刊行に向けてご協力頂ければ幸いです。【協会のお布施窓口】
※本コーナー開設以前に掲載したPDF文献については協会HP内「PDF文庫/折々の法話より」で御覧頂けます。 -
施本PDF『勝利の経 Vijaya suttaṃ』(3.34MB,113p)をダウンロード
スマナサーラ長老が最古の経典と呼ばれる『スッタニパータ』に収録された重要経典を解説した法話施本をPDFで公開いたします。
佛暦 2553年(西暦2009年)5月ウェーサーカ釈尊祝祭日に、兵庫県三田市に建立されたマーヤーデーヴィー精舎の竣工と四方比丘サンガへの御布施を記念して刊行された作品です。ダウンロードしてご自由にお読み下さい。
※このPDFファイルの商用利用や他サイトでの再配布、改変は固くお断りいたします。
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『勝利の経』は、出家の方々が修行のために唱える経典です。いくらか冥想を実践して、仏教のことを理解している人が、それでもなかなかこころが俗世間の次元を破れずに、欲の泥沼の中から脱出できないで苦労している時、強いインパクトでこころに真理を叩き込むための経典なのです。ですから、この経典だけを取って、「これこそが仏教だ」と思われると困りますので、一般の在家の方々への説法には使われません。しかし、語られている内容は大変重要なものです。 この『勝利の経』で教えているのは、「自分とは何者か、この身体を客観的に見てみなさい」ということなのです。......(本文より)
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
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※本コーナー開設以前に掲載したPDF文献については協会HP内「PDF文庫/折々の法話より」で御覧頂けます。 -
怒りの無条件降伏~中部経典21「ノコギリのたとえ」講義~(1時間59分)をダウンロード
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今回のダンマキャストでは、以前協会からカセットテープで販売されていたスマナサーラ長老の経典解説を配信いたします。お釈迦さまが比丘たちに「怒りの克服」について迫真の喩え話で説法された中部経典21「ノコギリの喩え」(Kakacūpamasuttaṃ,鋸経)を取り上げます。この講義はのち2004年に『怒りの無条件降伏 中部経典『ノコギリのたとえ』を読む』(日本テーラワーダ仏教協会)として単行本化されました。
古いカセットテープからのデジタル化音声のため、音声レベルにムラがあったり、ノイズが強い箇所もあります。予めご承知下さい。
怒りの無条件降伏--中部経典『ノコギリのたとえ』を読むposted with amazlet at 05.03.02アルボムッレスマナサーラ 日本テーラワーダ仏教協会出版広報部
日本テーラワーダ仏教協会 (2004/07)
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~生きとし生けるものが幸せでありますように~